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木曽三川公園センターに行ってきました

こんにちはRYUです。皆さんのお住まいの地域に、大きな河はありますか?アドパブリシティの所在地である愛知県と三重県・岐阜県の県境には、「木曽川」「長良川」「揖斐川」の3大河川が流れています。タイトル画像の左が木曽川、真ん中が長良川、右側が揖斐川なんですが、ご覧の通り、川と川の間の堤防が僅かしかありません。このため、かつては頻繁に河川が氾濫し、この地域の住民は水害に悩まされていました。

そんな場所に出来た「国営木曽三川公園センター」に初めて行ってきたので、今日はこちらの報告をしてみたいと思います。

これ全部「木曽三川公園」

ちなみに、「木曽三川公園」は以下のマップの青枠・緑枠・赤枠の公園全部を指します(汗)。今回私が訪問したのは「木曽三川公園センター」なんですが、このマップを見ても、3つの川が最も至近距離を流れているエリアであることが分かっていただけると思います。

木曽三川公園センターに到着

名古屋市内の自宅を出発して、午後14時ごろ車で公園に到着しました。公園の情報はこちら。テーマ別にいくつかの公園があり、ファミリーもカップルもシニアも楽しめます。「木曽三川公園センター」のエリアだけでも、周り切れない広大な面積です。

このエリアのシンボル的な存在が、こちらの展望タワーです。高さ65mと聞くとスペック的には大したことないように思えますが、せっかくなので昇ってみることに。

タワーの入り口のフラワーパークを抜けると・・・

こちらが「水と緑の館/展望タワー」のエントランスです。左側の通路は、佐屋街道の道路の下をくぐるトンネルになっています。

入場料金は大人600円。1階は3河川に住む生き物や水害の歴史を伝える資料館になっています。

ナマズのキャラクター「ままず」のシアターは休業中でした。

一通り見たら、奥のエレベータで展望台に昇ってみましょう。

地上65mの展望台に到着してみると・・・

なかなかの眺望ですよ!

エレベーターを中心に、ぐるっと360度見渡せるようになっています。

こちらが北側。田んぼの緑とスカイブルー、紺碧の長良川のコントラストが美しいです。タワーの足元にも公園が数種類あります。

こちらは北西側。遠景に関ヶ原と伊吹山が見えます。手前の川は揖斐川です。

次に南西。左に長良川、右に揖斐川が流れています。中洲には、400年前にこの地の治水事業に携わってくれた薩摩藩の藩士をまつる「治水神社」があります。

治水神社はこちら。ウチの奥さんの両親が鹿児島出身なので、何度か参拝しています。地元出身の私も、薩摩藩士の皆さんの偉業に感謝していつも一緒に参拝します。

そしてこちらが、タイトル画像と同じ南東の風景。左から木曽川、長良川、揖斐川が一度に見渡せる雄大な風景です。結果的には大満足!で、600円の価値は十分以上にある展望台でした。

さて、広すぎる「木曽三川公園センター」の中から、今回はもう1箇所紹介したいと思います。戦前くらいまでこの地域にあった「輪中の家」です。

「輪中」とは、水害を避けるために壁で囲われた集落のことです。成り立ちは「進撃の巨人」のウォール・マリアと同じ♪ 家屋自体も高台に造られています。

パッと見は典型的な戦前の日本家屋に見えるのですが、玄関先には水害時に使う小舟が設置されていたり・・・

奥にある仏壇は、ロープで2階に引き上げられる!ようになっています。これも水害に対する備えです。

水田が多く、蚊が多い地域には欠かせない「蚊帳」も展示されてました。妙にノリノリなウチの奥さん。ご両親の故郷「甑島」に行った際には、よく使ったそうです。

こちらは水屋です。家屋より一段と高い石垣の上に造られていて、財産や食料を保管したそうです。この時代の地元の人たちの生活がいかに大変であったか?が伝わってきます。

そんなわけで、地元の3大河川の景観を楽しみ、過去の治水についてゆっくり学べた1日でした。おそらくどんな地域にも、災害の歴史はあるんじゃないでしょうか?ぜひ機会があったら、皆さんも調べてみてください。きっと次の災害の備えになると思います! (RYU)