「郡上おどり」の聖地「郡上八幡」に行ってきました
こんにちはRYUです。唐突ですが皆さん「郡上八幡」(ぐじょうはちまん)という地名をご存じですか?岐阜県郡上市にある郡上八幡は日本三大盆踊りの一つ「郡上踊り」の舞台で、郡上踊りは「ユネスコ無形文化遺産無形文化遺産」に登録されました。会期は7月13日からなんと9月7日まで。さらに何と!8月13日~17日の間は、4日間続く「徹夜踊り」が開催されます。
そんな郡上踊りの舞台「郡上八幡」に行ってきたので、今日はこちらの報告をしてみたいと思います。
郡上八幡の位置はこちら
さて、郡上八幡の位置はこちら。名古屋市内から高速道路で1時間半程度の距離で、有名観光地である高山や下呂の手前にあります。高山や下呂と比べると、全国的な知名度はちょっと低いかも知れません。
郡上八幡の街は、お城を中心に南北&東西に何本かの街道があるだけのコンパクトな街です。山側から流れてくる清流が町中でザアザアと涼し気な音を奏でていて、町全体が「清流の里」です。
まずは郡上八幡城へ
さて、まずは郡上八幡の街を見下ろすお城にやってきました。現在の天守は昭和8年に木造で作られた再建の模擬天守。既に90年ほど経過していることもあり、現存城のような風格があります。美し♪
正面から見るとこんな造形です。小規模で、かつ正確な時代考証がない模擬天守ですが4層の立派なお城ですね。
博物館になっている中層階を抜けて、まずは最上階に来てみました。山の上に建てられた城なので、眺望は抜群です!
西側には、319号線沿いの街並みが一望できます。左に見えている川は、町の中心を流れる吉田川。
こちらは東側。山の向こうは下呂方面です。
こちらは吉田川沿いの南側の風景。平地の部分が「魚の形」に見えますか?左側を頭、右側を尾に見立てると🐟な形に見えるとされています。日本の山村の原風景ですねえ・・・
眺望を楽しんだら、ちょっと休憩します。山頂なんですが、なにせ猛暑で暑くてたまりません💦
というわけで山頂の売店で、私は「郡上八幡天然水サイダー」を選択。強炭酸なのでゆっくり飲めます。久しぶりの昭和の味覚!で美味しかったです。
奥さんの選択は「抹茶お城ソフト」。見た目の特徴はお城型のモナカが付いているだけなんですが、抹茶の味がビターで良かったです♪
ちなみに、このお城に行かれる方には一つ注意が。お城の駐車場に続く山道は幅が非常に狭く、大型車では切り返しても曲がり切れないカーブがあります。私が訪問した際は220系クラウンだったのですが、何度か切り返しが必要でした💦極力小型車でお出かけください。
郡上八幡は清流の里
さて、山頂から町まで下りると、山側から流れる涼しげな水の音が町のあちこちで聞こえます。こちらはお城の足元にある安養寺ですが・・・
敷地内には「飲めます」と書かれた水源がありました。冷たくて気持ちいい!ので、顔やら手やら濡らしました。
こちらは安養寺付近の街並み。一部、アルミサッシも入っていたりエアコンの室外機も見えていたりするので江戸時代そのまま・・・という保存状態ではないですが、昔ながらの街道の風景が見られるのは貴重!かと思います。
この道筋にも、飲用可能な水場がありました。ちょっとだけ飲んでみましたが、ヒンヤリ冷たく、雑味のないキレイな水質でした。
新町通で食べ歩き
では、吉田川に掛かる「宮ケ瀬橋」を渡って、「新町通」側に行ってみることにします。
こちらの吉田川は水量十分で、鮎の友釣りをしている人や、水遊びする家族連れが沢山いました。
このへんは地元の子供たちのプールになっているようで💦。楽しそうです。
橋を渡ってすぐの「ガーデンテラス」でまた休憩💦。暑いので繁盛してました。かき氷を食べて、街歩きを続けます。
新町通付近は、こんな感じで保存された街並みが残っています。郡上踊りの期間はあちこちに提灯も飾られていて、この町の人たちが「郡上おどり」に掛ける熱意が伝わってきます。
こちらは「やなか水のこみち」。清流が流れていて、皆さん足を冷やして涼んでいました。見た感じ、夏場の足湯です。
こみちの壁には「清流のアイドル あゆレディ」ポスターが掲載されてました。Are you ready?と掛けたようで、シャレもお見事です♪
少し先に進んで入ってみたのは「町屋敷・越前屋」。物販のお店ではなく、「郡上おどり」の博物館的な施設で、祭に使う太鼓や三味線の体験ができます。
ウチの奥さんも三味線を体験してみたんですが・・・チューニングが合っていないので、音階を奏でる演奏は難しそうでした💦。
どんどん進みましょう。次はこちらのお店へ。普通の物販の商店のように見えますが、中は・・・
細長い通路になっており、着いた先は・・・
クラフトビール「こぼこぼ」の醸造&販売所でした。いま自分が一番求めていたもの🍺がここにありました♪
左はクリームエールで、右はペールエール。クリームエールはちょっと甘すぎな印象でしたが、ペールエールのほうは風味豊かでバッチリでした。
ご存じの方も多いかと思いますが、江戸時代の街道筋は「間口の幅」で税金が課税されていました。このため、極端に幅が狭くて奥行きが深い家が多いんです。こちらの家屋も奥は長~い中庭になっていて、座って🍺を楽しめるようになっています。ちと暑いですけどね。
ちなみにこの建物の地下では🍺が醸成されているのですが、その醗酵室を見学することができます。この階段を下ると・・・
醸造タンクなどを見学可能です。関心がある方は寄ってみてくださいね。ちなみに1階で飲んだ🍺は、こちらのタンクから圧送されています。
次に、このブルワリーの向かい側には老舗の洋菓子店「ことぶき」があります。思わず買ってしまったのが・・・
こちらのアップルパイ(250円)。しっかりしたパイ生地に、惜しみなくリンゴが使われていてカスタードクリームも入っていました。文句なしに美味しい!のでお試しください。
こちらは「肉桂玉」で有名な桜間見屋さん。肉と書いてありますがお菓子です。どんなお菓子かというと・・・
詳細はこちらで。ニッキ味の伝統的な飴で、大きさも色々・・なのでお土産に良いかと思います。
〆はこちらで
さて、郡上八幡半日観光の最後は、こちらで早い夕食をして帰ることにしました。鰻の人気店「魚寅」さんです。
王道の上丼・肝吸い付きを注文しました。私個人の好みなんですが、旨い鰻を細切れにしたり、お茶漬けにしてしまう「ひつまぶし」はどうも好きになれなくて・・・
そして来ました!炭火で地焼き(蒸さない)された一匹分の鰻丼です。ワサビが載ってましたが、これは使い方がわからず除けました💦。
やや甘めのタレでしたが旨かったです!そして丼にはこんな文字が。お店→お客だけでなく、お客→お店、お客→鰻にも感謝したいです。
そんなわけで、郡上八幡への半日観光を終えて帰途につきました。冒頭で紹介しましたが、「郡上おどり」は9月7日まで実施中。そして8月13日~17日の間は、4日間続く「徹夜踊り」です。機会があったら、白川郷や高山、下呂とはちょっと違う岐阜の魅力!をぜひお試しください。(RYU)