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犬山モンキーセンターに行ってきました

こんにちはRYUです。唐突ですが、皆さん「猿」はお好きですか?先日、愛知県犬山市にある「日本モンキーセンター」に行ってきたので、今回はこちらの報告をしてみたいと思います。

猿だけの動物園

きっかけは名古屋のラジオ局のイベントで、こちらのモンキーセンターの近くにある「リトルワールド」に行ったことでした。

この周辺は名鉄(名古屋鉄道)が作ったレジャーランドが多く、今回の日本モンキーセンター(動物園)、日本モンキーパーク(遊園地)、明治村などがあります。神戸出身のウチの奥さんにとってはどれも未体験の地なので、行ってみたくなった!んだとか。私も子供の頃に行ったきり・・・ですし、秋晴れで天気も良いし、「大人が行って面白いのか?」半信半疑の気持ちを抱えながら行ってみることにしました。

名古屋から車で1時間程度

アクセスは名古屋の中心部から車で1時間程度。電車の場合は名古屋駅から名鉄の犬山遊園駅下車でバスに乗り継ぎます。日帰りの行楽にはちょうどよい距離です。

ナビタイム地図では、車で1時間程度でした。

朝から日没までは居ないだろう・・・と思い、この日は遅めに出発して日曜日の昼頃に到着。さほど混雑していませんでした。入場料は大人1,200円ですが、金券ショップで「株主優待券」を探せば半額ほどで購入できます。

控えめな入園口。「モンキーセンター」は動物園で「モンキーパーク」は遊園地です。

園内マップはこんな感じ。丘陵地の高低差を利用して、あちこちに猿山が作られています。

丘陵地を跨ぐ(またぐ)ように作られた動物園

まずはフクロテナガザル

最初に向かったのは、複数の猿たちが掛け合いで「ホホホ!」と特徴的な叫び声を上げるフクロテナガザルのエリアでした。こちらのモンキーセンターの展示はちょっと変わっていて、「檻」ではなく足元に「水路」を作ることで猿のエリアを制限しています。

パッと見はジェットコースター?のような鉄骨

こんな感じで、あちこちにフクロテナガザルのオスたちが居ます。画像右側にあるのは「ネズミ返し」ならぬ「猿返し」。左側のオスと右側のメスを分けています。

黒いのがフクロテナガザル

では、音量に注意して「フクロテナガザル」の掛け合いを聞いてみてください。オスとメスの間で交互に、こうした交信?求愛?が起こるらしいです。

サルざんまい

では、沢山あるサルの展示を見てみましょう。こちらはニホンザルの猿山。斜面を利用して作られているので、「猿山」というよりは「猿谷」という光景です。見上げるのではなく見下ろすので見やすいです。

やっぱサル=山にしないと動態飼育できないんでしょうね。

粘土の玉みたいなニホンザルがたくさん居るのが見えるでしょうか?座る位置にも序列があるようで、見ているとテリトリーの小競り合いがあって面白いです。

中心にボスザル?らしき体格の大きいサルがいました。

こちらはリスザルの島。先ほどのフクロテナガザルと同様、檻ではなく水路で猿のエリアが仕切られています。

2重扉をくぐって入ります。

人間が森の中に入ってリスザルを探します。サルが走ると木の枝が揺れるので案外見つけやすいです。ズームUPして撮影してみましたが、たしかに大きめのリスくらいの大きさです。

枝だけでなく、木を渡して張ったロープを走ります。

動きが素早いので撮影が難しいですが、リスザルはこんな顔です。

素早いので画像がボケます!

ペットとしても買われているサルですが、調べてみたらこんな値段!!でした!!私は遠慮しておきますが・・

人間のような表情を見せるサルたち

しばらく見ていて思ったんですが・・・サルは目鼻口の位置が人間に近いですし知能も高いので、本当に人間みたいな表情を見せます。新アフリカエリアにいたこちらのサルは、人生を達観したような目をしていました。

サルの種類は、後述の一覧URLを確認ください。

こちらはマントヒヒの猿山。山の上の部分はオスばかりが居ます。

ニホンザルと違って、こちらはほとんど動き無しでした。

どのマントヒヒも、何やら人生(猿生)に疲れたような表情。面長でモアイ像のような顔バランスも相まって、深く何かを考えているように見えます。

同じ首の角度になるのも、何か理由があるかも・・・

あとは檻の外からの撮影になってしまうんですが・・・こちらはヒゲを蓄えて「長老」の雰囲気を持つサル。

こちらもサルの種類は後述のURLにて。

こちらのアンゴラコロブスは真っ黒は顔と、往年のジュディ・オングさんのような長い袖が特徴的です。オシャレなツートーンのデザインですね・・・。

ツートーンがオシャレ!

こちらは「ヒゲサキ」という名のアマゾンに住むサル。人間をじっと見つめるのですが、何を考えているのか・・・とこちらが妄想してしまいます。

どのサルも明らかに犬や猫以上の知能を持っていて、「何かを考えている」表情をしていました。園内のサルは種類も多くてキリがない!ので、ぜひこちらの一覧をご覧ください。

一番人気はこちらのコーナー

さて、いよいよ動物園の一番の人気者に会いに行きたいと思います。先ほどのリスザルと同様、檻がない水路で仕切られた飼育スペースに人間が入るスタイルです。

タイトル「WAOランド」

園内はこんな感じで、人間の間をサルが走ってすり抜ける!楽しい空間でした。

ここにいるサルがこちら!!「ワオキツネザル」です。

大きい猫くらいの大きさです。

語源は感嘆詞の「WAO!」ではなく「輪尾」だそうで、長い尾を丸くすることから日本で「ワオ」と命名されました。サルというよりは猫っぽい動きで、なんとも可愛らしいです。

しっぽを踏むと骨折!するそうです。要注意。

ちなみにこちらのワオキツネザル、普段は鳴かないんですが、この時一斉に空を見て、大きな声で鳴き始めました。珍しい動画なので、音量注意で見てみてください。おそらく鳶や鷹の姿を見て、警戒を知らせるために鳴き始めたんじゃないかと推測します。

縞々(しましま)のシッポが何本もぶら下がっている姿が、何ともかわいくないですか?こちらに来たら、ワオキツネザルのエリアはぜひお見逃しなく!

奥さんも一推し!

そんなわけで、「サルだけの動物園が面白いのか?」半信半疑だった日本モンキーパーク、行ってみたら半日十分楽しめるスポットでした。
猿=ニホンザルだけでなく様々な大きさ・形態の猿がいますし、人間に近い知能を持つ分だけ、表情も豊かです。全国的にも珍しい「サル専門動物園」、皆さんも機会があれば?ぜひ行ってみてください。 (RYU)

※追伸
園内には、過去に名鉄犬山遊園駅からモンキーパークまでを営業していたモノレールの駅跡地があります。「鉄」な方はぜひ!こちらもチェックしてみてくださいね。

かつてのモノレール駅舎