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早めの夏休みに行ってきました(DAY3:竹富島)

こんにちはRYUです。石垣島~竹富島~沖縄本島で過ごした早めの夏休みのご報告、第3回は竹富島です。宿泊した「星のや竹富島」が何とも素晴らしい宿だったので、今回はこちらの施設を紹介したいと思います。

▼初回、第2回記事はこちら

竹富島集落のテーマパーク

敷地内に入ると、そのクオリティに驚きます。施設全体が竹富島の伝統家屋である、赤瓦屋根の家を模した造り。道路には海から持ってきた白砂が敷かれ、本当の集落の中に住んでいるような感覚になります。もはやホテルや宿というレベルではなく、竹富島集落のテーマパークです。

ラウンジとメインダイニング。こちらも赤瓦の伝統家屋調です

こちらは早朝から夜間まで使用できるラウンジ。飲料とお菓子は常時無料サービスで、ビールと泡盛も提供してくれます(こちらは有料)。午後は三線(沖縄三味線)の演奏もありました。

1日に何度も通ってしまうラウンジ。

1日に何度か無料のデザートタイムがあり、この日はジーマーミ豆腐(ピーナッツ原料の豆腐)と石垣島牛乳のジェラートを頂きました。モッチモチの豆腐の食感と、サラッと溶けるジェラート、アクセントの黒蜜のコントラストが見事。端々までクオリティが高くて嬉しいです。

ジーマーミ豆腐+ジェラート+黒糖

それでは自分の客室に向かいます。赤い屋根の家の一つ一つが客室になっているので、もはや部屋というより家ですが。

最初はゴルフカートで送迎してくれたので、画像は施設内を散歩した時のものです。

伝統家屋の建築方法にならって、石垣は地元にある琉球石灰岩を積んだだけのもの。コンクリートなどは使用されておらず、固定されていません。石に無数の突起があり強固に繋がっているので、強度的な問題は無いそうです。道路は海から取ってきた、サンゴが風化した白砂が使用されています。

「映え」る施設です。

道のあちこちにハイビスカスなどの花やバナナの木があります。おそらく季節ごとに、違う表情になるよう計算されているのでしょう。

こちらはバナナの花。ハワイやフィリピン、インドネシアなどでは食用になるらしいですね。

探してみたら、実際に食べてみた!という方がいました。関心ある方は以下参照ください。

眺望にも工夫あり

さて施設内には客室(家)だけでなく展望台もあります。遠景にある「屋根だけの建物」がそうです。せっかくなので行ってみますか。

施設の外れに展望台。

登ってみると・・・施設内が一望できます。もともと手つかずの自然だったこの地域に、よくぞこんな施設を作ったなと・・・

思わず体を伸ばしたくなります(汗)。

これだけの施設を作って維持するには、想像もつかないほどのコストと労力が掛かると思います。安くはない宿泊費も、この情景を見ると納得。むしろ「お値段以上の価値」を感じました。

「ここ竹富島の集落です」と紹介したら、大半の人が信じてくれそうなクオリティ。

施設内には、いちおうプライベート・ビーチもあります。展望台からの一本道を通ると海岸線に出られるのですが・・・。

こちらのアイヤル浜にはサンゴや石がゴロゴロ転がっていて遊泳には適しません。実は竹富島全域がこんな感じで、島内で遊泳できる砂浜は、明日行く予定の「コンドイ浜」だけです。その代わり?フェリーが頻繁に目の前を通るので、無邪気に手を降ってみました(笑)。

アイヤル浜からの情景。竹富島の浜は、こんな感じの石だらけの所が多いです。

伝統的だけどモダンな室内

では、いよいよ客室(家)をご案内します。まずは門の部分。伝統家屋の造りに従って、家の正面には風除け/魔除けの壁が立てられています。

風除け、魔除け、目隠しをかねた門

全景はこちら。リビングと寝室、バスルームがある1LDKで、床と壁は伝統家屋と変わらぬ板貼り。ヒンヤリとした触感で夏場は快適です。

外側は伝統家屋。室内の内装・空調・水回りはモダンで快適です。

屋根には、守り神であるシーサーが鎮座。ウチのはちょっとマンガ調でした。手作りの陶器なので、1体ずつ顔が違います。

広い庭には、竹ホウキで掃いた目が枯山水のように?一面に残されていました。噂通り、ホスピタリティが細やかです。

専用庭つき。こんな宿なかなか有りません。

庭には屋外用のテーブルとチェアも。夜はこれを庭の真ん中において、ゆっくり星を眺めました。夏の大三角形とか北斗七星とか、直接見るのは何十年ぶりだったかなと・・・都市部では夜間も空が明るくて「1等星」すらなかなか見えないので、こんな体験も大きな付加価値になります。

無造作なようで、植物も緻密に維持管理されています。

室内から庭を見るとこんな感じ。これまた何とも癒やされる風景です。ちなみに空調が極めて強力なので、外が猛暑でも快適です。

リビングから見た庭

こちらは夕方の情景。暗めの照明も庭の雰囲気と調和します。伝統家屋のデザインを活かした寛げるリビングです。ちなみに窓はロールスクリーンで遮光したり、ロールタイプの網戸で風通ししたりできます。

間接照明のみ。ちょっと暗めでくつろげます。

反対側からリビングを見ると、奥の引き戸が玄関、右手が洗面とバスタブです。バスルームじゃなくてバスタブ。なぜかと言うと・・・

奥の引き戸が入口。これも伝統家屋の決まり事らしいです。

有名なバスタブ

洗面の正面には、なんと室内にバスタブが鎮座しています。シャワースペースは画像の左側にあるので、バスタブはリラクゼーションのためのものです。前後の窓を全開にして、風を通しながら入浴すると爽快!と聞いたのですが・・夜に試しても暑かったので、窓を閉めて入りました(汗)。

試しに入りました。何とも贅沢なバスタブです。

初日の夕食は部屋食に

さて夕食は・・・「メインダイニングは前日までの予約が必要」とのことで、宿泊初日は部屋食になりました。前日までに宿から確認の電話があれば回答したので、この部分はちと残念。5月に宿泊した「志摩観光ホテル」では、宿泊3日前に夕食確認のお電話を頂いたのですが・・・まあ細かいことは良しとしましょう。

そんなわけで石垣牛の焼肉膳✕2と、島らっきょうの天ぷらとラフテーを注文したら、調理場から客室(家)まで、ゴルフカートで届けてくれました。肉を加熱する固形燃料や鉄板を含め、食器の数はご覧の通りの数。これだけ全部持って来るって・・・UBER EATSでは絶対不可能。凄いです。

石垣牛焼肉膳✕2とラフテー、島らっきょう天ぷら

メインの肉はご覧の通り、割と普通でした(汗)。もちろん味は悪くないのですが、特筆すべきものは無かったです。結果を先に申し上げると・・・夕食は次回記事UPするメインダイニングのほうがお勧めできます。

石垣牛 想定150g

というわけで、星のや竹富島の施設を紹介してみましたが如何でしたか?評判通り、伝統集落の美しさを現代に活かしたクオリティの高い宿泊施設で、こんな体験ができる宿は他にあまり無いと思います。冒頭に書いた通り、もはや宿泊施設というより「竹富島集落のテーマパーク」という印象でした。

明日は昼間のうちに島内を観光し、夜は「星のや」のメインダイニングを試してみます。 (RYU)