F1テストとタイトルの因果関係
新年明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。
既に新車発表スケジュールも公開され、1/31(火)のハースを皮切りに2/17(金)まで、半月の間に続々と発表される予定です🏁
新車発表はもう近く!
心の準備はできていますか?😊
正月ボケも少しずつ抜けてきて日常が取り戻されています。
この時期はF1へのモチベーション維持が一番むずかしい時期ですね。
今日はある疑問に対し、整理しましたので、ご紹介いたします。
それは、、
「シーズン開幕前のテストでハッタリをかますチームはあるのか?」
「自分たちは遅そうだ〜!と順位を下位にしつつ、開幕戦でブッちぎる→結果タイトルを獲得する!」というハッタリ。
シーズン前のテストで好調だったチームがどん底に突き落とされるシーン。
そんな開幕を見たことがあるのでは無いでしょうか。
テストはあくまでもテスト。されどテスト。
毎年、期待や不安が入り混じり、一番楽しい時期かもしれませんね。
結論
結論:
1.テスト全日程のトータルタイムの信用性:40%
2.テスト初日の結果の信用性は20%
更に結果が続きます。分析方法については次項目をご覧ください
1.テスト全日程の結果とタイトル獲得チーム 信用性:40%
2018年 メルセデス テスト8位→コンストラクター獲得
2019年 メルセデス テスト2位→コンストラクター獲得
2020年 メルセデス テスト1位→コンストラクター獲得
2021年 メルセデス テスト5位→コンストラクター獲得
2022年 レッドブル テスト1位→コンストラクター獲得
2.テスト初日の結果とタイトル獲得チーム 信用性:20%
2018年 メルセデス テスト2位→コンストラクター獲得
2019年 メルセデス テスト8位→コンストラクター獲得
2020年 メルセデス テスト1位→コンストラクター獲得
2021年 メルセデス テスト10位→コンストラクター獲得
2022年 レッドブル テスト10位→コンストラクター獲得
ということで、
「テストの結果はタイトルに結びつかないことの方が多いため過度な期待は禁物」
という結論に至りました。
恐らくF1ラップタイム分析様が分析されるようであれば、ロングランも分析してくれるはずなので、こういったロジックに基づいた分析を信用するのが良いと思います。
分析方法
以下の2つの分析をしてみました。
前提:過去5年間の開幕前テスト結果を洗い出し、コンストラクタータイトル獲得チームを見てみる
1.全日程のトータル結果とタイトル獲得チーム
2.初日の結果とタイトル獲得チーム
考え方:テスト結果1位のチームがコンストラクターを獲得した際に信用性があるとする。
多少強引かもしれませんが、直近5年程度を対象とするのが良いと思います。
天才空力デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイは語ります。
「2011年のテストの初日で他チームより競争力があったためバラスト(重り)を積んでテストを行った」
※ニューウェイの自伝HOW TO BUILD A CARより
今年のテストスケジュール
・2023/2/23(金) バーレーン 日本時間21:00〜25:00
・2023/2/24(土) バーレーン 日本時間21:00〜25:00
・2023/2/25(日) バーレーン 日本時間21:00〜25:00
★開幕は3/5(日)バーレーンGP
※昨年2022年は3/20開幕のため2週間早い
テストに対する個人的意見
・「シーズンに勝つことが目的」であってテストの結果はどうであれ気にしない。
・テスト開始直後、アドバンテージがあればブラフをかまして度肝を抜くこともある。
・最終的に開幕戦の予選・決勝で各チームの序列がわかる。
・テスト序列からシーズンを予想するのは非常に困難。
・マシンの信頼性=周回数であり、ドライバーのコメントを大事に見ていくなど色々な楽しみ方をする。
・F1ラップタイム研究室のようなロングラン分析サイトを確認するのも良いかと。※このサイトは本当に素晴らしいです。
ちなみに去年のバーレーン全日程のテスト結果は・・・
・レッドブル、ハース、フェラーリが好調で、開幕戦の結果にそのまま表れていた。
・おそらくレギュレーションが大きく変わったので、各チーム本番さながらのプログラムだったか。
・開発力のあるチームは序盤から後半にかけて大幅アップデートを行い、序列が変わる。
以上がテスト前に整理した内容です。
来月からF1のライフスタイルが戻ってくるので、楽しみです🎶
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