カバーから広がる、好きと魅力の話
乃木坂46
乃木坂46にハマるきっかけは、何かのライブイベントで氣志團と乃木坂がコラボして、氣志團の『One night carnival』を一緒に歌ってる動画を見たのが最初だった。たぶん2015年。
それまでももちろん彼女達のことは認識していたけれど、好きでも嫌いでもなんでもなく、自分の生活の中には1ミリも侵食していなかった。
ただこの氣志團とのコラボ動画を偶然をきっかけに観て、何か急に興味が湧いたんですよね。彼女達が氣志團の名曲を楽しそうに歌って踊ってる姿に魅せられて、あぁ、西野七瀬ってこんな一面がある子なんだとか、その時初めて知った。
そこから、彼女達の冠番組『乃木坂工事中』(旧・乃木坂ってどこ)の過去動画をYouTubeでほぼ全回観て、一気にのめり込んでいきました。そしてこの番組で彼女達の魅力を引き出す役割を担っていたのが、MCを務めるバナナマン。
バナナマンのおかげで乃木坂メンバー達の素性が引き出され、ボケてるところも短所もすべて、魅力的に感じてますます好きになって、乃木坂のことをもっと好きになっていく。そんなスパイラルでした。
おかげで、こんなコラムを2回も書かせてもらったほど。
・チームづくりと、乃木坂46のはなし
http://www.footballedge.jp/lead/4822
・乃木坂46とバナナマンの関係性に見る、育成年代の指導者の理想的なあり方
http://www.footballedge.jp/archives/5868
SCANDAL
氣志團きっかけは、SCANDALも一緒。
昔フジテレビで放送されていた『僕らの音楽』で、氣志團の綾小路翔とSCANDALが共演して、やはり『One night carnival』を一緒に演奏してる動画を観た。
これで、案の定ハマった。
そしてまた、YouTubeでSCANDALの過去ライブ動画を観まくって、沼にハマり込んでいった。
ていうか自分は別に氣志團ファンというわけではないのだけれど、ふたつのグループにハマるきっかけが両方とも氣志團て、、実は氣志團が最強なのではという説もあるなこれ。
でも『One night carnival』は、日本ロック史に残る名曲の一つだと思う。たくさんのアーティストたちが、カバーやトリビュートをしてますよね。
カバーのチカラ
カバーって、その原曲をそのままに演奏したりとか、良さをただ真似するとか、そういうことじゃないと思うのです。
本当に良い曲は、カバーしたアーティストの魅力をも引き出してしまう。きっとそういうものだ。
だから僕が『One night carnival』キッカケで乃木坂とSCANDALにハマったのは決して偶然ではなく、この曲の魅力があってこそ、そしてその魅力を自分達の魅力に変えられるだけのパワーが、乃木坂にもSCANDALにもあったということなんだと思う。
TWICE
昨年ブームになったNiziプロジェクトの動画を観ていくうちに、そのオーディションの課題曲でTWICEの曲が多く使われていた。
「こんな曲があるのか」と、それがきっかけでTWICEを聴き出した。
そこから毎度恒例、YouTubeへという流れ。今ではもう、乃木坂もSCANDALも凌ぐ勢いで、TWICEにのめり込んでいる。
TWICEはすごいぞ(超絶な今さら感)
今、TWICEを語り出したら僕は止まらない。彼女達の魅力だけを語るコラム、今度書きたいです。すぐ書いちゃいそう。
OKAMOTO’S
これはカバーではないけれど、僕の青春であるBOØWYの『季節が君だけを変える』の有名なMVを、OKAMOTO’SがオマージュしてMVをつくったと聴いた。OKAMOTO’S、それまでは「浜ちゃんの息子がベースやってる」くらいの認識しかなかった。
あの『季節が〜』をOKAMOTO’Sがオマージュしただと?どれどれ⋯と興味本位で覗いてみたら、その曲『Dancing boy』のカッコよさにぶっ飛んだ。
そして今では、OKAMOTO’S も聴き漁っている。早くLIVE行きたいな。
Official髭男dism
TWICEの最年長メンバー、僕が一番推しているナヨンが、昨年の自身の誕生日に Official髭男dismの『I LOVE…』を日本語でカバーした動画を、TWICEの公式チャンネルで見つけた。
この曲をつくったヒゲダンの藤原聡が原曲の歌詞に込めた想いをナヨンはしっかり感じて、こちらに伝わってくるように歌いかけてくる。ナヨンは日本語を話せないのに。それなのに、こんなに感情的に歌えるなんて。さすがTWICEのリードボーカル。能力とてつもない。
これを聴いた時、本当に衝撃的で鳥肌モノだった。ナヨンすごい⋯そしてこの曲、こんなにも良い曲なんだなって、改めて感じることができた。
もちろんこの曲の存在は知っていたけれど、ダウンロードするほどではなかった。でも今は、このナヨンのカバーのおかげで遅ればせながら、ヒゲダンにハマっている自分がいる。『Pretender』も最高やな。藤原聡は天才だ。
いい曲は必ずカバーされる。そして、カバーした側の魅力を引き出す。
そしてカバーされることで、その曲の良さがますます広がっていき、新たなファンもつくる。
今日は曲の話だったけれど、決して曲だけでなく
ジャンル問わず、業界問わず、良いものはどんどんカバーされるべきだし、していくべき。そこからまた新たなものがつくられたり、新たなファンが増えたり、新たな魅力が生まれるんですよね。
最後に。毎日あったかい
僕は最近、先ほど紹介したナヨンが歌うこの『I LOVE…』を毎日聴いて、その度、とてもあったかい気持ちにさせてもらっている。心も落ち着く。泣いていいよと言われれば、いつでも涙を流せる。
良い曲の力ってすごい。それを伝えるアーティストって、本当にすごい。
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