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人生を切り開く言葉18「井の中の蛙大海を知らず。されど・・・」

こんにちは、くらです。

井の中の蛙大海を知らず

「井の中の蛙大海を知らず」という言葉は有名ですね。

自分の力量の範囲でうまくいって有頂天になってはいけない。
世の中には自分の想像をはるかに超えるすぐれた世界がある。

先日のWBCで大谷選手を間近で見ていた日本のプロ野球選手たちが言ってました。

「レベルが違う」

自分との違いをありのままに認めた時点で、彼らは大海に船出したのだ、と感じました。

ただ、世の中には大海を知るすべがないこともある。
新しい世界を創造する場合などはそうでしょう。

能の世阿弥が佐渡島という逃げ場のない場所で何年も極限の暮らしを余儀なくされた。

「勝手な想像ですが、
世阿弥にとってあの佐渡島での流刑生活があったからこそ、
能楽を世界的な文化に高めるほどの思想的な深みを得たのではないかと思うのです。

我々は目標を設定しても、
必ずしも思い通りにいくとは限りません。

そうなるとエクスキューズ(言い訳)が出てしまいがちですが、
それを自分に許してはいけない。

世阿弥が逃げ場のない佐渡島の流刑生活を経て能楽を大成したように、
心の中で絶対に後には引かない決意をしなければなりません。

それによって自分を高められ、
厳しい目標も達成できるのです。

そのためにも、
「井の中の蛙大海を知らず」という言葉がありますが、
これに「されど天の深さを知る」と付け加えなければなりません。

大海を知らなくてもいい。

自分の持ち場を一所懸命掘り込んでいくことで、
すべてに通ずる真理に達することができるのです。

西郷南洲や大久保利通が、
情報のない時代に天下国家のみならず、
世界情勢までも知り得たのは、
やはり自分のいる場所をとことん深掘りしていったからだと思います。

一芸を極めた芸術家が語る言葉に万鈞(ばんきん)の重みがあるように、
我われも自分の仕事に打ち込むことで天の深さを知るのです。」
(『心の中に佐渡島をつくれ』伊藤謙介(京セラ元会長)
(「一日一語読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書(到知出版社)より引用 P69)

眼の前の仕事、やるべきことに誠心誠意集中し、成し遂げていくことで、
自分の新たな道が開けてくる。

過去の偉人・大家、
そして現在のヒーローたちがそれを示してくれています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日の「みんなのフォトギャラリー」

いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、みずたまさんの画像です。ありがとうございます。


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