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左利きと多様性

保育参観に参加した。
画用紙とストローで飛行機を作る。こどもたちは先生に教えられた通りハサミで器用に画用紙を切っていく。教室の隅の子がふと目に止まった。なかなか画用紙を切らない… …。進行もあるのか、先生が代わりに切ってあげていた。よく見ると、その子は左利きだ。

…子供の頃を思い出した。私も左利きだ。右手用のハサミは左手ではなかなかどうして切りにくい。あの子のハサミも右手用かな?最近はユニバーサルデザインのものも多いと聞くけれど…。

ボーリングの球、スープ用のおたま、自動改札…ちょっとしたストレス感じたことあったな。ゴルフの打ちっぱなしやバッティングセンターの打席も少なかったし…。

正直、左利きの不便さは大したことはないかもしれない。ひるがえって自分は、多様な方の不便さに寄りかかったまま世のスタンダード、多数派としての恩恵を無意識に享受し続けてきたのではないか。少し考えさせられた。

多様な方が共存できる世界。皆が生きやすい環境。最近よく聞くキーワードだが、そんな意識に社会の在り方は追いついているのか。仕組みや仕掛けが必要だ。そんなことを感じた。自分ひとりでは何もできないかもしれないけれど。

最近、法律本を読むのが好きで趣味としている。今ある現実と多様な誰もが生きやすい世界。そのギャップを社会のルール、仕組みで埋める。一歩先の世界へ。法律でそんなことできないのかな…。

ちょっと話が飛躍しすぎか。

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