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喫茶店のある町。名古屋にて。

Kissaten town In Nagoya

※文中の英語表記について
現在、筆者は英会話勉強中につき、フィリピンの友人に向けて名古屋の喫茶店を紹介した一文が含まれています。ご容赦ください。

出張先の名古屋。土曜日の朝7:30
ホテルの朝食を取らず外へ出た。
今回の出張、楽しみの1つだったのは......

”喫茶店”

Nagoya on a business trip. 
At 7:30 in the Saturday morning, 
I went out of the hotel without breakfast.
 One of the things I was looking forward to on this business trip was ....

"Kissaten"


日本には、30年ほど前まで、
【喫茶店】といわれる
コーヒーショップが全国にたくさんあった。
そこでは、全てのテーブルでタバコが吸えた。

Until about 30 years ago, there were many coffee shops called "Kissaten"in Japan. 
In these places, 
you could smoke at every table.

禁煙の時代の流れで、
喫煙者はマイノリティとなり、
喫茶店は年々減っていた。

しかし、名古屋には、喫茶店がたくさんある。

喫煙者が多いからではない。
喫茶店を日常的に利用する。

ご存じのように名古屋の喫茶店は、
モーニングメニューが魅力だ。

モーニングには、
わずか約3ドル(380円)で、
コーヒーとバタートースト(小倉トーストなど)
そして、ゆで卵が付いている。

For only about $3, a morning meal 
includes coffee,
 buttered toast , and a hard-boiled egg.

もちろん言うまでもなく、美味しい。

名古屋市民は、喫茶店で朝を迎える。
新聞とコーヒーで目を覚ましてから、
卵とトーストを頬張る。

ひととおり空腹を満たしたら、
タバコ1本ゆっくり吸って、
至福の時間を堪能する。

隣の席には、初老の紳士が

『いつもの。』

と告げて、タバコをくゆらせていた。

コーヒーをすすりながら、新聞を広げる。
しばらくして、おばさまが対面に座った。
どうやら近所の馴染み客同士らしい。

何気ない二人の空間が、
たまらなくカッコよかった。


それは、想像以上にワクワクして懐かしく、
昭和キッズだった子どもの頃を思い出した。

土曜日ということもあって、
幼い姉妹を連れた若いファミリーが座っていた。
子どもたちは、クリームソーダを
楽しそうに飲んでいた。

若いお母さんは、
喫茶店の不思議な空間をスマホで撮影していた。

彼らにとっては、
懐かしいものではなく、新しいもの。

喫茶店は、また日本全国で増えてきているらしい。
うれしい気分に浸れた、名古屋の朝だった。

名古屋、好きだな。住みたいかも。

 It was a happy morning in Nagoya.
 I like Nagoya. Maybe I want to live here.

2022.5.29
Hacasse

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