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京都大学と東京大学の院試受験(数学)後記0

長かった院試勉強がようやく終わり、受けたところ(京大と東大、RIMSはチキって出願せず)はすべて合格をいただくことができました。世間では院試は結構ナメられがちで受かって当然のような雰囲気が蔓延していますが、めちゃくちゃビビりだったのと周りに一緒に受験するような友人もほぼいなかったのでここ数か月は泣きそうになりながら勉強してました。いやー受かってよかった~。

受験を終えて思うことですが、院試は結構情報戦なところがあり、私のような非数学系の学部からチャレンジする人にとってはどこかしらから情報を仕入れないと、それだけでかなりのディスアドバンテージになってしまいます。そこでこれから院試を受ける人のためにもここに私の院試体験記を書いてみようと思います。

時計を持っていこう!!


まず、どこの大学を受けるにしても必ず時計を持って行ってください(もし会場に時計があっていらなかったらバッグにそのまましまっといたらいいので)。実際、東京大学では、受験教室に時計を用意していないにも関わらず、持ってくるもののチェックリストに時計を明記していません(どこかには書いてたけど少なくともチェックリストにはなかったはず)。私は偶然東大数理に通っている友人から時計を持って行ったほうがよいという情報を聞いていたので助かりましたが、そういう情報を持っていない人はその時点でかなりの不利となります。鬼のような選抜方法ですね。

口頭試問について

京都大学の口頭試問は人によってかなり差が激しく(5分で終わった人もいるらしい)、おそらくフォーマット化して点数を厳密につけるというようなことはしてないと思われます。教授が個別に聞きたいことを聞いているような印象を受けました。それと自分の専門に近い問題は絶対に解き直しをして臨んだほうがいいです。試問で聞かれます。私は知りませんでしたが、これは受験生の間では常識らしく、口頭試問を受ける前の待合室で一緒になった人(初対面)と話していた時、確率論専攻のくせにルベーグ積分の問題を選択で解いてもないし解き直してもないというと、(こいつやばい…)と思われたのか親切にもその問題の解答の概略を教えてくれました。情弱だったので、ふーんそうなんだ〜くらいにしか話を聞いておらず(アホ)、試問室で教授から今ルベーグ積分の問題を解いてみてと言われ、彼の真意の全てを理解した時にはもう時すでに遅し。教授20人くらいから見つめられる中、黒板の前で一人ちいかわ状態。この時ばかりはさすがに終わった。。。と思いましたが、結果的に受かっていたので本当に良かったです。

東京大学の口頭試問については内容をネットに上げたらだめといわれたので詳しいことは書けませんが、京大と比べてかっちり点数をつけてくるなという印象を受けました。まあちゃんと勉強している人なら緊張せずに望めばなんとかなりそうです。

飽きたのでこの辺で終わります。駄文を長々読んでくれてありがとうございました。気が向いたら1も書きます。


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