シェイムレス:サウスサイドのおとぎ話3
眠そうに顔を上げるミッキ-「んだよ・・?」イアンは間髪入れず「銃を返せよ。ミッキ-。」
「・・ギャラガ-?」本当に来やがったと信じられない様子のミッキ-に
「銃だ。」
「・・・わかったよ。」とミッキ-は起き上がり銃を探すフリをする。不信感いっぱいのイアンは目を凝らして彼の手の行く先を見つめる。イヤな予感は的中しいきなり殴りかかるミッキ-に必死で抵抗、応戦するイアン。
しかし実戦馴れしているミッキ-には敵わない。必死の抵抗も虚しく馬乗りになられバ-ルを奪われてしまう。息を切らしてイアンを見つめるミッキ-と観念して目を閉じて抵抗を諦めるイアン。バールを振り上げるがしかしミッキ-は彼をじっと見つめたまま動かない。
*何かを感じて目を開けるイアン。視線が絡みミッキ-はバ-ルを床に落とす
*何かとは・・・初見では【わかる時はわかる。】といったロマンティックな感情のスパ-クを感じたのだが知り合いの外国人は私にこう言い放った。「あれはね、ミッキ-のエレクトをイアンが感じたからよ❤」
【-えええええ!そうだったの???爆笑】
そして突然炎のごとく彼らはセックスをしてしまう。この予期せぬ展開にひっくり返った方も多かったのではないだろうか。(私はそうだった)
そこに居間で寝ていた父親が用を足しにミッキ-の部屋にいきなり入ってきたからさぁ、大変。(彼の部屋の奥にバスル-ムがある)
ベッドで素っ裸のまま固まる彼らに気付かずトイレに直行する父親テリ-。息を殺すミッキ-とイアン。互いの顔を見合わせようとするも目が合わせられない*ミッキ-。
⏏*イアンは彼を見つめているのにミッキ-はかすかに視線を逸らしている
⏏静止画ではミッキ-が拳を作っているのが確認できる。テリ-は筋金入りのホモフォビック。バレたら殺されるその恐怖が彼がこの拳を作っている理由。
トイレから出たテリ-は2人に話しかけるが立ち止まり怪訝そうに「・・・お前ら服を着ろよ。オカマのカップルみたいに見えるぞ。」と言い残し出ていく。
⏏恐怖のあまりテリ-の顔をまともに見れないミッキ-。壁を見つめる姿が笑いを誘うがどこか哀しい。
ようやくまともに息ができるように見える2人。イアンが身支度をしようとするとベッドに無造作に銃が投げつけられる。返してくれるのか!と驚き半分親しみ半分で彼に近づこうすると
「・・キスなんかしてみろ、その舌を切り取ってやる。」とミッキ-は半ば脅すようにぎこちなく言い、部屋を出て行ってしまう。
イアンは自分のセクシャリティーに自覚と自信があるがミッキ-にはセクシャリティーのセの字の意味にさえ考えが及ばない。この時点で彼はクロ-ゼットゲイですらない。
イアン手袋はめたまま。・・・脱ぎなさい(笑)
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