『僕の明日を照らして』
瀬尾まいこさんの作品。
継父に虐待されている男子中学生が主人公である。
継父に虐待されてもいつもそれを許す主人公。
継父が虐待をしないように、虐待をする前の行動を日記に書いておくなどの対策をとっている。
虐待をされているときの描写がとても印象に残っている。
主人公が同級生の靴を捨ててしまう場面は心苦しかった。
「一応、二人で来たし、ファミリーマートにしようか」「ファミリーってこと?」「まあ、そう、そんな感じ」
出た。お母さんの十八番。勉強はしなくても運動はしろってやつ。そう言うことで、理解がある親をアピールしてる。
「優しいんじゃなくて、単にささっと動いたり、人に言葉をかけるのが得意なだけだよ。面倒くさがりじゃないし、気安く動けるから、優しく見えるだけ」
↑ 継父のゆうちゃんのセリフである。
「んなことない。俺だって、エブリタイム、ウケを狙ってた五分前の自分のあざとさに寒気がするよ。」
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