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新米レッズサポーター、はじめての声出し 浦和レッズ観戦録#3 JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦 vs名古屋グランパス@埼玉スタジアム2002

 こんにちは。アデ公です。なんかお久しぶりというよりよっ!さっきぶり!って感じがしなくもない投稿頻度ですが……今までの更新頻度がサボり気味な感ありますしそろそろ毎日記事上げてる方から「おめーサボってんじゃねーよ!!!」とかお叱り受けそうな気もしますが……怠け癖と筆の遅さはどうにもなりませんね。
 ちなみにですが私は夏休みの宿題を8月31日にまとめて片付けるタイプなのでまあそういうことでしょうね。まあ御託はこの辺にして本題に入りますか。

1.声出し応援

 思い返せば2020年シーズンのJ1開幕戦、2月21日のアウェー湘南ベルマーレ戦。Jリーグ、ひいては国内の試合での浦和レッズの声出しはこの試合を最後に2年近くありませんでした。さらに言えばホームの埼玉スタジアムでの声出しは湘南戦のおおよそ1週間前の2月16日ルヴァンカップの仙台戦まで遡ります。
 2年半。無観客から始まり、5000人限定で観客を入れ、そこから徐々に制限の人数を増やしつつ手拍子での応援も加わり今に至りますが……やはりチャントの聞こえる埼玉スタジアムに勝るものは何もないのではないでしょうか。
 手拍子での応援も確かに素晴らしいですし、リズムさえ覚えてしまえば簡単に応援に参加できる良さもあります。ただ、14年前にゴール裏のレッズサポーターの歌うチャントなりブーイングなりの声が作り出す埼スタの雰囲気に惚れ込んで以来浦和レッズを追っかけてきた者としては声のある埼スタが1日でも早く帰ってこないかと心待ちにしていました。

2.試合前

2-1 幻(?)のチケット

 さて、埼玉スタジアムに声が帰ってくる声出し応援の検証試合。8月10日のルヴァンカップ準々決勝第2戦の名古屋グランパス戦。この試合はなんとしてでも行きたい……!と思いチケット販売開始日のREX TICKETにアクセス!……するもホーム自由席の隣には灰色の丸に×の印。毎度おなじみの某tさんによれば12時のレギュラー会員向けのチケット発売開始時点で瞬殺だったそうで、ホワイト会員の18時からだとまあ最早チケット無いでしょうねって感じでした。
 それでも諦めきれずにJリーグチケットのリセールのページを更新しまくる日が続きます。その間TwitterのTLにぽつぽつ流れてくる「8/10ゴール裏のチケット取れました!」のツイートを恨めしく眺めつつ。暇あればリセールのページの更新ボタンをぽちぽちする作業を1週間近く続け、(ほんとにリセールに流れてくんのか?)と思った8月5日。リセール欄の「ホーム自由席」の隣に「×1」と青地の(選択する)のボタン。嘘だろ!?と思いつつ一通り支払いの手続きまで済ませます。途中一々(これ実はビジター側の自由席じゃね?)とか思ってましたが。しっかりホーム自由席押さえました。よし。

購入。
多分ゴール裏買えなかったら火曜あたりにメインアッパーの席買ってたんじゃないかなと。


2-2 試合当日、選手入場まで

 話は飛んで試合当日。その間にリーグ戦のアウェー名古屋戦を挟みそこの結果なりTwitter上の場外乱闘(?)なりでかなりモヤっとした気持ち。それらの全てを今日の試合が晴らしてくれる……いやネガティブな気持ちを声に還元して選手を後押しする力に変えるしか無い、そう思ってスタジアムへ。
 まあ平日開催なので例の如く会社に行ってから定時終わりでスタジアムへ。赤い丸の内線と南北線と乗り継いで浦和美園へ。美園からシャトルバスに乗ってスタジアム到着。時間は18時20分少し手前。19時キックオフだとなんとま微妙ですが19時半だと少し余裕あるいい感じの時間と言った感じでしょうか。

埼スタ北側。
この光景見えるとワクワクしますね。

 そそくさと入場して座席へ。そしていつもの如く某tさんと合流。これまたお世話になります。
 アップ開始までにMDPと軽く食べるものを調達。小走りで席に戻ってささっと腹ごしらえ。
 その後、アップを眺めつつ声を出す瞬間を今か今かと待ち構える。アップ中はブーイングはあれどチャントはお預けでした。なんだかワクワクと緊張がすごい。
 アップが終わるとスタメン発表へ。ビジター側への(ブーイングってゴール裏からだとこんな感じなんだ!)と思いつつブーイング。そしてビジター側が終わるとホームのスタメン発表へ。声ありのスタメン発表懐かしいなと思いつつしっかり声出し。さあそろそろキックオフだ!

ちなみにこの日はここから。
北側の座席は19時少し手前でも探せば空席があると言った感じでしょうか……この先どんな感じで埋まるかは分かりませんがこの日はそんな感じでした。


3.試合

3-1 選手入場〜前半終了まで

 選手入場の少し前あたり。ゴール裏の中心から「う らー わ レッ ズ」の野太い声。そして聞き慣れたチームコールのリズムの太鼓の音。チームコールから声出しスタート。何度か声のあった頃のスタジアムに通って何回も聞いてきたチャントですが、生で聞く2年半ぶりのチャントにして初めて自分の喉から出したチャント……感動。やばい。とは言ってもしみじみともしていられず必死に声出し。チームコールの後はサロコンテと続く。それと共にFIRST IMPRESSIONが流れて選手入場。サロコンテを歌い飛び跳ねつつキックオフを迎える。
 さて試合の方ですが、前半の序盤は名古屋が優位に試合を進めてるように見えました。レッズはあまりボールを繋げずシュートに持ち込むことができていませんでした。
 ただ、名古屋の攻撃を凌ぎ迎えた前半30分、左サイドで松尾がクロスを上げると伊藤敦樹がヘディング。これがネットを揺らしてレッズが先制。声出しありの試合でユース組のアシスト&ゴールが見れるのはアツい。そしてこのシュートからレッズが流れを徐々にこちらに手繰り寄せた感があります。そして前半40分、岩尾のコーナーから伊藤敦樹のボレー。これもゴールに吸い込まれて追加点。サポーターとしてレッズを応援してた敦樹の2ゴールはこうなんというか……ヤバい。ヤバすぎて語彙力失う。
 そんなこんなで前半終了。2-0。危険なスコア……というのは無粋ですがリードして折り返し。
 声出しの方のお話をすれば、サロコンテ以降知ってるチャントも有れば新しいチャントもありって感じでなかなかでした。ただ新しいチャントの方は予習はしたものの歌詞全然すっ飛んでてとりあえず跳ねるとこは跳ねて手拍子するとこはしとくか状態(2周目以降歌詞把握できたタイミングで歌いましたが)でした。跳ねる、とは言ってもサロコンテの時点でふくらはぎに微妙な違和感あったので前半終了までに徐々に勢い落ちていく始末。そこに汗でビッタビタになったマスクが隙あらば吸着してくるのでなかなかでした。恐らくフレーム入れた方がいいよ!って前情報無かったら冗談抜きで死んでましたね。そんなこんなで前半終了でした。

3-1.5 ハーフタイム

 さてハーフタイム。チャントが一区切りついた瞬間にすぐマスク変えました。持っててよかった変えマスク。変えたてほやほやのマスクでひとまず某パグの夫妻にお会いしました。そこで美味しいお菓子とADKポーズなるものをいただきました。(ADKでアデ公とのこと。ADKと聞いてADEKAか頭に思い浮かんだ私はなんなんでしょうね……)
 その後席に戻っていただいたお菓子貪りつつ水とのど飴チャージ。準備万端でさあ後半へ!

美味しいお菓子。
スノボールだそうな(Twitterカンニング)
後半に向けてのパワーいただきました。本当にありがとうございました。


3-2 後半

 さて後半。2-0で折り返したのは良いものの、2-0は危険なスコア教教徒の人間としては残りの45分も一瞬たりとも気が抜けません。そもそも声出しありのゴール裏で気抜けるもクソも無い状況ですが。
 試合の方は後半開始早々に名古屋が交代カードを切りまくり追いつきを図る。いくつかヒヤッとしたシーンはありましたがなんとかしのぎ切りました。ただ、こちらもチャンスを作るもモノには出来ず後半の飲水タイムへ。
 ここまでの声出しのお話をするとすれば、後半開始の「U・RAWA ALLEZ」から始まりました。「ウ! ラワ アレー」の部分が大変カッコいい。そっから後半半ばの「仕掛けろ浦和」も個人的に好きなチャントなので歌えてよかったなと。そして後半10分ちょいくらいでふくらはぎが限界迎えました。ガス欠迎えるの早く無いですか。ペース配分もっと考え……ってかそもそも体力と脚力つけろよ。
 後半の後半……飲水タイム開け。開けたしょっぱなあたりで(訳の分からない)ピンチを迎えます。彩艶が味方のバックパスをキャッチしたとのことでPA内で間接FK。得点にはつながらなかったもののよく分からない判定で危機を迎えるのはちょっと……って感じです。しかしその後相手のパスミスから明本がペナルティエリア付近まで持ち上がりパス、そこから江坂のゴールが生まれて勝負有りの3点目。「仕掛けろ浦和」を歌ってるタイミングで交代で入ってきた明本の仕掛け……では無いもののゴールへと繋がるプレー(後途中のユンカーとのワンツーも)には興奮しました。15番のユニ買おうか心ぐらつきますね。
 その後は90分、失点もなく守り切ったわけですが、後半の終盤あたりの「Pride of Urawa」のチャントには心が震えました。前回の川崎戦では手拍子だったものが今回は声ありで……好きなチャントなだけに2試合連続で手拍子なり声なりで参加できたのは嬉しさの極みですね。それにしても周りのサポーターの諸兄諸姉を見回してみると90分経っても試合開始時のクオリティを保ちつつ跳ねて歌ってる方ばかりで本当に脱帽ですしこの姿を目指さねば、と思いました。鍛錬しなきゃ……。
 試合の総括すれば、この名古屋戦はピッチ上の11人+ゴール裏というピッチに立つ1人1人の集合体……言わば12人目の選手の力で3-0の快勝を掴み取ったと言っても過言では無いでしょう。初のチャントのある浦和のゴール裏での勝利……そういえば初めてゴール裏行った時も名古屋戦で3-0勝利なのでこの年のホームの名古屋戦はやたらとメモリアルですね。

✌️
ナイスシャットアウト。
試合中もNice Saveがいつもより多く感じたので、文化シヤッター様が「いつもより多めに閉じております!」と言わんばかりでしたね……まあ彩艶が弾きまくってたのは事実ですが。


4.試合終了後

 試合が終わり、敦樹のヒーロインタビューを聴きつつ選手の挨拶を待ちます。それにしてもサポーターの経験のある選手が声出し検証試合の初戦でヒーローになるあたり背負うものを感じますね。
 そうこうしてるうちにスタジアムを回ってきた選手たちが北ゴール裏に到着。整列してサポーターの声と共にお辞儀。やはり声があるといいですね。頭を上げた後は浦和レッズコール。いい。完全とはいかずとも戻るべきものが戻ってきたのはたまらなくいい……と感傷に浸ってる間に敦樹も挨拶。挨拶後に敦樹コール。そらそうよね。
 敦樹の挨拶が終わったタイミングで選手がピッチ上で一列に肩を組む。おや……これは……?
 するとスタジアム中がタオルマフラーを頭上に掲げ、しばらくしてWe Are Diamondsの歌声が埼スタに響きます。正直歌いながら泣きそうになってました。まさか今日歌うとは思ってなかったので……。
 これに関しては様々な意見ありますが個人的にはよかったと思ってます。選手のみならずサポーターの中にも初めてチャントのある埼スタに来たって人は少なからずいるでしょうし例外はあれど勝った後にこういうことをする、という文化を受け継がせていくこと、さらにはWe Are Diamondsを聴きたいから勝つ/試合を見に行くみたいなのもあっても良いのでは無いでしょうか。無論この素晴らしい雰囲気は浦和にしか作れないはずなので……。

 We Are Diamondsを歌い、その余韻に浸りつつハイライトを見て座席につけてたシートなどを片付けてスタジアムを後にしました。声ありの埼スタ、また行きたいですし次は今日よりもしっかり準備して最高の応援をしたい!と思いつつ若干ふくらはぎに痛み抱えつつ美園まで歩いて自転車で家まで帰りました。うーん、それにしても足が痛い……

次のホームゲームはACL!
いつものことながらレンタサイクル。
ここぞ!という時に力入れてこごうとすると痛みがくるのがなかなかですね。
とは言っても200km自転車漕いだ次の日に膝の痛みと筋肉痛抱えて100km漕いだ時よかまだ全然マシって感じです(痛みマウント)


5.あとがき

 浦和レッズを好きになった2009年5月16日。その日から憧れていたゴール裏に初めて立ったのが14年経った今年の6月のこと。そこから約2ヶ月にしてまさかの声出し。小学生の頃MP3プレーヤーに浦和のチャントを入れて狂ったように聴いてたり、ことあるごとにYoutubeでサポーターのチャント集を見たりしてた少年がまさか自分の喉を震わせチャントを歌う立場になるとは思いもしませんでした。
 「いつかはゴール裏に行けたらいいなぁ」という思いは10年近く持ってはいたものの、どうしても1人で飛び込む勇気は持てずメインのアッパー席を定位置にして今シーズンを迎えてましたが……ひょんなことからTwitter上でできたご縁が自分の背中を押してくれたと思っています。
 これを読んでくださってる方、もしそうでなくともTwitter上で情報をくださったり絡んでくださってる皆様、本当にいつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
 なんとなく脱線気味ですが今回はこの辺で。またどこかでお会いしましょう。ああ、それにしてもふくらはぎが痛い……。
 

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