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オンライン多拠点スナック 第16夜レポート!

オンライン多拠点スナックは、新型コロナウイルス感染拡大により移動が制限される中で、家守や会員同士の交流を深めるために2020年4月からはじめたオンラインイベントです。
開催1夜目からあっという間に1年が過ぎ、先が見えない社会の中それぞれの思いで多拠点生活をするみなさんと、こうして継続的につながってこれたことをとてもありがたく思っています。
先日開催した16夜目の様子を紹介しつつ多拠点スナックの魅力について、ADDressちぃままこと、旅するフリーランス女将のさくらいちさとがお伝えします。

オンライン多拠点スナックとは

ADDressオンライン多拠点スナック_16

オンライン多拠点スナックは毎月最終月曜日の夜20時〜21時半まで、「マスター」でADDress代表の佐別当さん(以下さべさん)と、わたくし「ちぃまま」が毎回異なるゲストや参加者のみなさんとお酒をおともにゆるくお話をするイベントです。
イベントの前半はゲストである家守さんや会員さんに、ご自身の取り組みやADDressとの出会い、拠点の魅力などを紹介してもらっています。
後半はフリートークとして、参加者のみなさんと近況報告や拠点の耳寄り情報などを、時にはディープに語り合っています。

来店方法

会員同士のコミュニケーションとして開催しているオンラインスナックは、説明会とは異なり、みなさんが心地よく対話ができる場になればと思っていますので、ご飯を食べながらの参加や複数人での参加、聞くだけの参加、途中退出も大歓迎です。また、お酒を飲みながらの参加ももちろんOKです。マスターとちぃままも呑兵衛なのでいつもおいしく飲みながらホストをしています。(笑)

第16夜は20時開店!まずはzoom乾杯と自己紹介!

20210329_オンライン多拠点スナック

開店時間になるとみなさん続々とスナックにご入店されます。早速、ごひいきにしてくれている会員のタナカさんが直近で利用していた吉野A邸での滞在の様子を教えてくれました。
恒例のzoom乾杯(多拠点スナックおなじみの乾杯方法。グラスを自分の横に持ってきて、ニッコリ笑う乾杯のこと。)のあと、まずはさべさん、ちぃまま、ゲストの自己紹介。
今回16夜目のテーマは「京都西陣特集!」ゲストとしてお招きしたのは、西陣A邸家守で、生まれも育ちも西陣の小森さんと、西陣B邸家守で、昨年からゲストハウスのマネージャーをされている中島さんです。

■ゲスト:小森さん|京都西陣A邸家守

小森さん 3

在学時に就職活動に失敗して会社の就職を諦め、2004年自衛隊に入隊。2年の任期満了後、2007年から京都の西陣で国際シェアハウスを始める。2015年からホステル、一軒家コテージを立ち上げ宿泊事業を始める。シェアハウスでは数多くの台湾人が入居したことから台湾が好きになり、台湾で短期の語学学校に行ったり、10回以上旅行したことがある。

■ゲスト:中島さん|京都西陣B邸家守

中島さん 2

神戸の大学を卒業後、地元姫路で臨床検査技師として1年働くも、学生時代から考えていた、ゲストハウスで働く為、現在の会社に転職。東京で不動産について1年学び、京都にてKéFU の立ち上げから関わる。より多くの方に、日常の中の非日常をもっと身近に感じて貰うべく奮闘中。

ゲストトークスタート!お二人にとって西陣とは

■小森さんにとっての西陣
「一言で西陣と言ってもここからここまでという境界線がない地域です。ざっくり立命館大学と同志社大学の間のエリアで、学生や古くから住んでいる文化的な場所です。」と小森さんは話します。
「銭湯が多いのも特徴ですね。自宅から徒歩5分圏内に3つもあります。西陣に銭湯が多い理由は西陣織りと関係しているといいます。西陣織りを営むお宅にはシャガードという大きな工作機械が置いてあるのですが、建物自体がうなぎの寝床のように細長いので、お風呂を設置できるスペースがなく銭湯業が発展したんですよ」と教えてくれました。元々西陣があまりお好きではなかったそうですが、シェアハウスのルームメイトに西陣の良さを教えてもらっていく内にその面白さや奥深さに気がついたそうです。

■中島さんにとっての西陣
「西陣はおいしいお店“しかない”地域で、QOLが上がりますね!」と中島さんは笑顔で話してくれました。お店を切り盛りする方々に職人としての気合を感じるそうです。
中島さんがいま注目しているのは、「デカイ穴」という看板を掲げているお店。行かれた方はぜひレポートをお願いします。その他にも、ワンコインの定食屋さんや「いとう」さん、「キッチンパパ」さんなどおすすめの飲食店を教えてくれました。

お二人とADDressの出会い

お二人にはゲストハウス連携の取り組みで家守を勤めてもらっています。

■小森さんとADDressの出会い

「ご近所にあるADDress東九条の家守さんに紹介されて出会いました。もともとADDressのことを知っていたので話を聞いた後はすぐに拠点として登録しました。」と小森さんは話します。ポートランドに留学していたときの経験が、小森さんのおもてなし精神をかきたて、現在はシェアハウスを13棟、宿泊施設を6棟運営しており、まちのお父さん的な存在です。最初はホームステイの受け入れからはじめて、14年前にシェアハウスを開業し、そこでつながった旅人がいつでも帰ってこれるよう、4年前に宿泊施設もはじめたそうです。

■中島さんとADDressの出会い

中島さんは、京都移住計画の方々とのつながりでADDressの拠点登録を決めたそうです。
「ゲストハウスのマネージャーになった理由は、岡山西粟倉村の宿泊施設での経験が大きいですね。人の手が届く範囲で安心できる空間をつくりたいと漠然と思っていた中、西粟倉村の宿に遊びに行って。そこのコンセプトが『子供の笑顔が中心にある宿』だったのですが、まさに子供が安心して楽しめる空間づくりが徹底されているのを見た時に、ああ!これ自分もやりたい!って思ったんです。」と中島さんは語ってくれました。

人との出会いを大切にされるお二人だからこそ、多くの方に愛される空間づくりができるんだろうなぁと改めて感じました。

ゆるやかにフリートークへ

実際に西陣A邸をご利用になられたノマさんが感想を教えてくれました。金箔を張り直した金閣寺を見ようと京都行きを決めたそうですが、おばんざいを買ったり、飲食店や銭湯にも入り西陣の暮らしを満喫されたそうです。また早朝、西陣A邸で案内されている小高い山に登り、地元の方との素敵な出会いもあったと語ってくれました。

白馬A邸からは、家守のタナカさんと会員のイワサキさんが来店してくれました。タナカさんはADDressの拠点となる前から西陣B邸の施設のことをおしゃれな物件として注目されていたそう。イワサキさんはスノーボーダーで白馬邸をよく訪れており、エクストリームワーケション部に所属されています。先日スノーボードをしながらパソコンでお仕事をする写真を撮影されたとのことです。

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小田原A邸家守のヒライさんは先日主催された軒先市の様子を教えてくれました。軒先市は平井さんが日本中に拠点があるADDressの強みを活かし、それぞれの土地の産物を少しずつ小田原で紹介しながら会員さんにも楽しんでもらえたらという思いではじめられたイベントです。

軒先市2 2

2020年11月に1回目を開催し、今回は桜の季節に合わせて2回目を開催されました。今回は前回に比べてADDress会員の方がたくさんお越しになって、前夜祭のような交流会の場も用意したそうです。

その他にも様々な会員さんが近況を報告してくれました。

みなさんもぜひスナックでお会いしましょう!

みなさんのお顔を見ながら「〇〇さんお久しぶりですね〜!」「〇〇さんいつもご来店ありがとうございます〜!」とお話していると、オンラインの場でありながらもゆるやかな関係性を築けていることに幸せを感じます。
オンライン多拠点スナックをはじめて、オンラインで何度も何度も会えているのに一度も直接お会いしたことがない方も多くて。そのような方と拠点でリアルに再会できたときは喜びもひとしおです。元々相手との面識があると、直接会った時になんだか不思議とすぐに打ち解けられるのです。まだ出会ったことのない会員さんや家守さんとオンラインの多拠点スナックで出会い、オフラインでの再会につながってもらえたらとてもうれしく思います。

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次回はADDress会員でありながら、過疎地域と料理人をつなぐプロジェクト「サーカスキッチン」を運営している古市さんに来店してもらいます。

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