数値・指標について
こんにちは。adcues agencyのN.Mです。
各業種によって様々ですが、施策の効果を図るために数字はとても大切です。
我々がメインで取り扱っているオフラインメディアにおいても、例えばテレビではGRPやPRPなどの指標を用いて、どの時間帯にどれくらいCMを放映したいかなどを局とのやり取りで決定していきます。
WEB広告等でもIMPやCPC、CVRなど書ききれないほどの評価指標が存在しています。
そんな中で私が好きな野球においても様々な指標が用いられています。
現代では「セイバーメトリクス」と呼ばれる様々なデータを用いた分析手法により選手の価値が測られるようになりました。
打率や防御率といった指標は、計算も容易であり、日本のプロ野球の試合でもよく用いられていますが、それ以外の指標に関して一つ紹介します。
WAR(Wins Above Replacement)とは
野球選手の総合的な貢献度を示す指標です。
打撃、走塁、守備、投球をすべて評価して、チームの勝利数にどれだけ貢献したかを計算します。簡単に言うと、控え選手、代替可能な選手(リプレイスメント・レベルの選手)に比べて、どれだけ勝利数を増やせるかを示します。
WARの最大の特徴は、打撃や守備などの個別の評価を統合し、ひとつの数字で選手の貢献度を表せることです。例えば、打撃が得意な選手と守備が得意な選手、出場機会が少ない高能力の選手と出場機会が多い平均的な選手を比較できます。また、異なる守備位置の選手同士も比較可能で、セイバーメトリクスの評価指標として究極的なものとされています。
数字が示すのは、代替選手との対比です。例えば、ある選手のWARが4.0なら、その選手を失って代替水準の選手を使うと、チームは4つ勝利を失う価値があるという意味です。目安として、平均的な選手の1年間のWARは約2.0です。
WARの算出方法はいくつかありますが、一般的な枠組みは「打撃評価+走塁評価+守備評価+守備位置補正+代替水準対比価値+投手評価」です。米国では、FanGraphs社のfWARとBaseball-Reference社のrWARが有名です。
※One Point Zero Two
(https://1point02.jp/op/gnav/glossary/gls_explanation.aspx?eid=20031)より
ただ脳死でぼーっと眺めているだけでも面白いものですが、各選手や球場の指標などを知っておくと、この場面ではどういう展開になるか、という予測を立てることもできるのでとても面白いので注目してみてはいかがでしょうか。