ポロをホメずにいられない。

 前回はフォルクスワーゲン・ポロの「硬くて渋くて重くていかにもドイツ車なポイント」をあげましたが、今回は反対の、チャームポイントをあげていきます。

 ポロのいいところ。それは「走るとわかる」ところ。前の愛車のフィット、あるいはその前のbB、初代フィット、ガイア、ランサー・セディアワゴンなど国産車、それらは「止まっているといい車」でした。広くて、操作が軽くて、イージードライブで。そういう「長所」は、今のポロにはありません。しかし、そんな「国産車と違って優しくない」ポロ、走ると印象は一変します、いやマジで。

 とにかくボディの剛性がハンパない。そして「ドイツ車は高速が得意だから高速を走らないとわからない」なんていう「場所が限られる」ものじゃなく、近所を流しててもわかる。

 うちの近所の道、幹線道路に出るまでけっこう荒れてて、凸凹やマンホールがあちこちにあるんですが、これまでの車だと、それらのギャップを越えるのにボディがガンガンとなったり、ユサユサとゆすられたりしたんですね。それがポロ、びくともしない。代わりに、ギャップを越える度、タイヤの辺りからスッ、スッという音がする。何かと思ったら、「サスペンションのショックアブソーバーが縮んで、ショックを吸収している音」! そんな音、初めて聞いた! いや、サスペンションはショックを吸収するためにあるから、これまでの車も全て「スッ、スッ」という音はしたはず。けど、ボディのガンガンという音にかき消されて、聞こえなかった。じゃポロはなんでそんな音がするか。要は、ボディが丈夫で、サスペンションが設計通りに動いてくれているから。路面のショックをタイヤとサスペンションで吸収して、ボディに伝えない。

 さらに、ハンドル、シート、ペダルなど、体に触れる部分の合成も鬼。これまで国産車のナンバーワンはランサー・セディアでしたが、それを上回る(三菱車は国産車の中じゃ剛性強い方です)。いや、ポロって、フォルクスワーゲンではゴルフの下、国産車ではフィット、ヴィッツクラスの、いわゆるコンパクトカーなのに、こんなボディを与えますか。それがフォルクスワーゲンの、あるいはドイツ車のスタンダードなのかと。

 本日、納車より数えて、走行距離1000キロを越えました。

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 ちなみに納車日(6/21)。

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