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ワークワークジョブジョブ

あなたは稼ぐことへの意識が足りてない
かつて在籍していた一般社団法人の代表から
再三にわたり指摘されていた
意識の欠如
一般社団法人は社員としては
雇えないためパートかアルバイトか
もしくフリーランスとして
業務委託というかたちをとるか
選択肢は2つあって
私はフリーランスとしての契約を選んだ
それに伴い屋号を考えて
税務署へ開業届を提出しにいったのだ
給与は時給制でパートと変わらない
けれど業務委託なので雇用関係ではない
あくまで仕事の上では対等な関係だったわけだけれど私自身の経験不足もあり距離感が曖昧にぼやけてしまった
私は私でよくて私ならではの視点と考えを求められていたはずなのに周りに合わせようとしすぎてしまって属人性がなくなっていた

はじめはボランティアとして
関わっていて
別にそのままでもよかったのだ
賃金がもらえるから
ジョインしたわけではない
サードプレイスをつくること
その手段として
コーヒーを淹れること
イベントを企画すること
心に着火して走り出した

はじめから1年の契約で
契約更新するかしないか
何度となく話し合いをして
契約更新はしないことに決める
助成金が切れるタイミングで
自分の身の振り方自分の稼ぎは自分でなんとかしなくてはいけない
フェーズに変わったのだ
当時コーヒー業務は人員過多
イベント運営はすでに後任がいる
では
マルシェの運営で生計を立てるのか
出店料に経費を
差し引いた分を収入としていく 
いやしかし
毎週10店舗規模のマルシェを企画し運営していくことは現実的に考えて大変な労力を伴う
イベント運営のサポートも提案されたが
必然性を感じなかったのでピンとこない
自分の属人性を何かしらの形にして賃金を得られるところまで成長できずに志しは半ばで終わってしまった

働く行為に賃金が伴えば仕事になるし
伴わなければボランティアになるのだろうか
例え賃金が発生しなくても
むしろ身銭を切ってでもやりたいことをやるってことのほうが多いような気がする
表現
表現なのか
アートともまた違う
やるしかないからやっている
やりたいからやっている
初期衝動

とはいえ霞を食べて
生きていける身体ではない
週5で事務作業のworkは
20年近く続けている
慣性に近い
特に天職だとも
性に合っているとも思わない
心を平静に決まった
手順で時間通りに粛々と時間が流れて
時間と引き換えに賃金を得られる
この時間を違ったことに使えたらと
思わなくもないけれど
言葉が適切かどうかは定かではないけれど
ベーシックインカムのようなものだ
とも思っている

土台があってだからこそ
そこでジャンプしたり
踊ったり
走り出したり
できるのかも知れない











雨ニモマケズ 風ニモマケズ