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香りの歴史上の天然な人といえば

よく「天然」という言葉を人に対して使いますが、私が思う天然は唐代の傾国の美女とも言われる楊貴妃です。ピントがずれてたり、チューニングされてなかったりすることを「天然」ということが多いけれど、楊貴妃は混じりけがなく真にそのまま、という意味で天然なのだと思っています。

「ライチが食べたい」
ある日楊貴妃は玄宗にそんなことを呟きます。
早馬のリレーで数日のうちに一枝のライチが楊貴妃のもとに届けられます。
つくづく、
本当に食べてみたかったんだろうな、と思うのです。
混じりけのない正直なリクエスト、それができたところが天然と思える所以です。自分の愛され度を確かめるためでもなく、機嫌が悪くてあえて無理難題を言ったわけでもなく、ただ食べて見たかったんだろうなと、思えるのです。

これは才能なので、凡人がどんなに努力しても何かしらがそこに混入してしまうもの、たとえわずかでも。

楊貴妃のようにナチュラルにリクエストをしてみたい
ありますか?あっけらかんと何の雑味も混入させずに、
「願いは何?」ときかれて、
他愛もない、そして実現性の低い望みを、実現性など勘案することもなく
素で言えたことが。

叶えてほしいという欲が混じっていないお願い。
聞かれたら、貴方はどんな望みをどんな風につたえますか?

#note100日
#コルクラボ
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