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ガラ・ときめく会話 4月12日〜365日の香水

ガラ
特別な祭典、最高の集い、楽しさと喜びに溢れたイベント、「gala」に含まれるのはそのような概念。
古語では楽しいや喜びを意味していた言葉が、特別な華やかな集まりや、祭りを表すようになった。
言葉の変遷は、当たり前のようだけれど真理の再発見になる。
楽しいこと、喜びのあることは、特別なことであり祭りや集いはその体現なのだ。

ときめく会話
「ときめく会話」とは私がサロンの中で大切にしていることの一つ。
サロンでは「ときめく会話」があること、「穏やかな風」が吹くこと、「目から鱗の刺激」があること、そして互いへの「エレガントな尊重」を大切にしている。
この中の、「ときめく会話」はガラの概念に重なった。
特別なことは特別な人々の集いの中で楽しむ会話、
それが起こる集いはときめく祭典、
そのようなつながりだ。
何を持っているかいないか、どんな順番に自分はいるか、そんなどうでもいいことよりも、ときめく会話の担い手になれているかどうか、信頼できる人との会話にときめきを起こせているかどうか、それを大事にしたい。それを誇りにしたい。


ときめきを起こすために

ふと考えた。
ときめきというのは“発生する”心の動きだけれど、さっき「ときめきを起こす」と書いたように“発生させる”こともできるはず、と。
唐突だけれど落語を聞くのに似ているなと思った。落語は派手な仕掛けもないし、古典だと筋もオチもわかってるケースもある。それでも、徐々にその世界に引き込まれて、噺を楽しむのと一緒に噺家そのものが笑いの対象になり笑っている自分そのものも対象になっている。そのことで笑いが加速していく。
私の落語体験遠振り返ると、そうなる。
会話にワクワクして楽しんでいる自分を積極的に見つける、この場にいることそのものに積極的にワクワクする、相手の言葉を自分の中でどんどん煌めかせる、そうやって、ときめきを発生させられたら・・・。

Gala/Loewe/1991
重厚で高級感のあるスパイシーオリエンタルの香り。
トップノートはグリーンやシトラスが拡散する、ミドルのフローラルもジャスミンやイランイランなどが艶っぽく香り、全体はムスクやアンバーなどのアニマルノートで濃く深く、官能的なイメージを出している。そうでありながら、品格がある香りで、ラストノートは落ち着いたウッディが持続する。
シックなボトルデザインとともに、ときめく祭典に寄り添う淑やかな香水。

香り、思い、呼吸。

4月12日がお誕生日の方、記念日の方、おめでとうございます。

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