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【マスターデュエル|レガシー100+】環境推移レポート(200P→250P)

先日ひさびさにレガシー100+をプレイすることができましたので、
環境推移レポートを更新したいと思います。
メンバー全員揃わないと進められないのよね……

レガシー100+ってなんやねん、という方はまずはこちらを参照ください。


250P環境:デッキリスト

250パック開封時点での私のデッキリストです。
烙印融合とかの世紀末カードをしこたま見た後だと、なんだかホッとしますね!

ランクマを走るようなデッキであれば画像見れば何のカードなのかすぐ分かるんですが、
画像ではもはや名前すら分からないカードが4割くらいを占めていると思うので、
採用している中で強いもの、意図があるものを、一部解説できればと思います。

なお、カード名に下線があるものは、公式データベースへリンクしていますので、
詳細な効果を確認しながら読みたい方は使ってください。


下級壁モンスター

《異次元トレーナー》:DEF 2000
《ジェムナイト・サフィア》:DEF 2100
《骨犬マロン》:DEF 2000
《マイルドターキー》:DEF 2000
《エンペラー・ストゥム》:DEF 2200
が該当します。
いずれも「下級で守備力が高い」という点で採用しています。

役割は言わずもがな、後攻2ターン目でのアドバンス召喚のリリース要員です。
相手の下級アタッカーをしのぎきり、場の主導権を握る布石です。

より守備力が高いモンスターが引け次第、入れ替えていく候補となるほか、
アドバンス召喚による制圧自体が弱くなったタイミングで一斉に抜けていく可能性があります。


下級アタッカー

《セイバーザウルス》ATK 1900
《機界騎士アヴラム》ATK 2000
《エレメントセイバー・モーレフ》:ATK 1900
になります。
モーレフは効果モンスターですが、効果はインクの染みです。

ここまでの環境推移から、下級アタッカーの信頼度は低く、採用枚数を絞っています。
可能であればATK2000打点にそろえたいところですが、そんなカードは持っていないので仕方なしですね。

250パックともなるとDEF1800以下の壁モンスターはまず採用されないため、《火炎木人18》などのATK1850以下アタッカーはほぼ信頼できません。
上記のアタッカーも、特に1900打点の2枚は抜けていく筆頭ですね。

パンプアップカードが充実する、単体除去が横行する、といったことがあれば、
手数を出しやすい【ロービート】寄りにしていくのはありかもしれません。


上級アタッカー

《デーモンの召喚》:ATK2500
《ファイヤ-オパールヘッド》:ATK2500
《セイバービートル》:ATK2400
《ゴーレム》:ATK2500
《ミレニアム・スコーピオン》:ATK2000
が該当します。
先攻2ターン目でアドバンス召喚をおこない、場の主導権を握ることを狙うため、やや多めの採用です。

上級モンスターはATK2400以上あればまあ及第点という感じですが、あまり強力な効果には期待できません。

謎の強烈な光属性メタを持つ《ゴーレム》が頭ひとつ抜けていますが、
現在のところ意図してメタりたい相手は見つかっていません。
しかし打点は2500と上々なので、時々連続攻撃ができるかもしれないだけでも、十分強力な部類です。

他には《ファイヤーオパールヘッド》《マイルドターキー》とあわせてペンデュラム召喚をおこなえる可能性があります。

《ミレニアム・スコーピオン》は効果が通れば手が付けられなくなる強さはありつつ、
下級でも守備力2000以上のものが増えてきており、効果を活かしきれない可能性が高いかもしれません。


最上級モンスター

《雷仙神》はいわずもがな強力なアタッカーです。言うほどいわずもがなか?

《The Blazing Mars》は墓地のモンスター3体を除外して手札・墓地から展開できる2600打点で、特に後半に引けると粘り強く戦うことができます。
いまはたまたま引けたので2枚採用していますが、序盤で引きたいカードでもないため、枚数を減らしたほうがいいかもしれません。

《タイラント・ドラゴン》は、罠の対象になったときにそれを無効にする効果を持ち、いずれだれかが採用するであろう《炸裂装甲》《道連れ》などへのメタを意識しています。
打点も2900あり良好で、2回攻撃での殲滅力も高いです。

《真魔獣ガーゼット》は場のモンスターをすべてリリースして特殊召喚し、その総攻撃力を得る効果と、貫通効果を持ちます。
ゲームエンドへ向かったり、下級2体から高打点モンスターへの回答になり得る可能性がありますが、
場のモンスターが特に耐性を持たないこれ1枚になってしまい、やや扱いづらいので、抜けていくかもしれません。


効果を期待して採用したモンスター

《ギラギランサー》はATK2200ある、いわゆる「サイドラ効果」を持つ2200打点で、1ターン目の返しで非常に強いです。

《黄泉へ渡る船》:戦闘破壊されたら相手を破壊
《雲魔物-ポイズン・クラウド》:戦闘破壊されたら相手を破壊
《ハイパーハンマーヘッド》:戦闘をおこなった相手をバウンス
《スクープ・シューター》:自身ATKより高いDEFのモンスターをダメステに破壊
《弓神レライエ》:起動効果で自身ATK分相手のDEFを下げ、0になったら破壊
《BM-4ボムスパイダー》:自信をリリースし表側なんでも破壊

いずれも除去効果を持ち、
相手の大型モンスターを除去することを狙います。
とくにボムスパイダーは守備力も高く(DEF 2200)、1枚で2つの役割をこなせるかなりのハイスペックカードです。

《番兵ゴーレム》は、反転召喚成功時にバウンスをおこなえるリバースサイクルモンスターで、
先攻時にセットすることで、相手のモンスターセットエンドに対して裏目を作ることができます。

《巨大ネズミ》は地属性リクルーターで、
《ハイパーハンマーヘッド》《番兵ゴーレム》を選ぶことができ、小回りが利きます。
カードプールの充実とともにどんどん強くなるカードです。


魔法カード

《強制転移》は、そこまでモンスターが多くならない今環境下では、ゲームの流れを1枚で変える力を持つパワーカードです。
除去と切り返しが一気にできるのは素晴らしいですね。

《タイムカプセル》は、2ターン後に任意のカードをサーチできます。
《封印の黄金櫃》の下位互換ですが、このゲームスピード下では万能サーチとして十分機能するため、かなり強力です。
ターン1もないので、パックから引ければどんどん投入したい。

あとはバフデバフのカードが大半で、盤面干渉ができる魔法カードはまだ引けていません……
そのなかでも《破邪の魔法壁》は安定して強いです。
《死者への手向け》とか、《サイクロン》とか、欲しいなあ……


罠カード

《スクリーン・オブ・レッド》は、毎ターン1000のライフコストと引き換えに、存在する限り相手の攻撃宣言を封じる永続罠です。
場への干渉力が高く、相手盤面の処理を戦闘破壊に大きく依存する環境の中では、莫大なテンポアドバンテージを獲得できます。
魔法罠を割るカードもほぼ存在せず、実質6~7ターン無敵になるカードとなります。
1000のライフコストがありながら、自壊させることができず、ライフが1000の倍数のタイミングで発動すると緩やかな自殺になってしまうことは注意が必要ですが、
それを差し引いても強いカードです。

《スターゲート》は、戦闘をおこなうごとにカウンターが載り、カウンター分のレベルのモンスターを一度だけ手札から展開できる永続罠です。
戦闘が中心となる環境ということで、序盤で引けていると強いです。

《闇の呪縛》は、相手1体の攻撃を封じつつATKを800下げる永続罠で、小回りが利く優秀なカードです。
ちなみに、攻撃を不可にする効果がありますが、ダメージステップに発動するとそのまま攻撃が通り、コンバットトリックになります。

《不屈の闘志》は、自分のモンスターが1体のみの時、相手の場の一番ATKが低いモンスター分パンプがかかる通常罠で、
一見扱いづらいカードですが、アップ幅が大きいコンバットトリックにもなり、返しにも使っていけるカードで、助けられた場面がいくつもありました。

《レベル・レジストウォール》は、破壊されたモンスターのレベル分のモンスターを効果無効でデッキから展開できる通常罠です。
モンスターとして星1の《異次元トレーナー》を採用しているおかげで、
星4のモンスターでも→星3+《異次元トレーナー》という組み合わせでモンスターを増やすことができます。
無効になるのは場の効果だけなので、ここから《黄泉へ渡る船》《雲魔物-ポイズン・クラウド》をリクルートすれば、しっかり相手を道連れにできます。
星8破壊時などに《チューン・ウォリアー》を絡めれば、そのまま高レベルシンクロへつなげれたりもします。


エクストラ

数合わせが大半ですが、一部使えるモンスターもいます。

チューナーは《チューン・ウォリアー》のみなので、出しやすいシンクロレベルは7で、《セブンソード・ウォリアー》《不退の荒武者》が該当します。
いずれも絶妙な効果を持っていますが……

《不退の荒武者》は、相手からの攻撃限定で、自身のATK以上のモンスターとの戦闘では破壊されず、逆にそのモンスターを破壊できます。
出せれば相手の攻め手を大きく遅らせることができます。
ただし素材に戦士縛りがあり、このデッキでは《エレメントセイバー・モーレフ》との組み合わせでしかシンクロ召喚できないというのがネックです。

《ブラッド・メフィスト》は、相手の魔法罠セットごとに300、相手スタンバイに相手場のカード×300のバーン効果を持ち、出せればなかなかにいやらしい効果を発揮します。
ゲームスピードが遅いこともあり、バーンの蓄積がなかなかの量になり、
解決札を引かれて盤面を返される可能性を低減してくれます。
ただし普通に出そうとすると、出力手段が《ミレニアム・スコーピオン》とのシンクロしかなく、かなり厳しいです。
《シンクロ・ヒーロー》でレベルを上げてやることで、幅広いモンスターとシンクロして出力できます。


環境レビュー

除去カードの充実が進む

特に対モンスターで除去を飛ばせるカードが大きく充実してきました。

大型モンスターであっても簡単に処理されるケースが増えてきており、
大型モンスターを居座らせることでマウントを取り続ける従来の定石の信頼度がやや落ちています。
いまだに有効ではあるのですが、除去カードの流行とともに、【除去ロービート】へ構築を寄せていったほうがいいかもしれません。


カード資産の差が顕著に

デッキとしての質にかなり差が出てきました。
除去力、モンスター展開力、罠の質、どれをとっても明らかなパワーカードを多く擁していると、そうでないプレイヤーへの分離が始まっています。
なお私は持たざる側です。


エクストラの主軸はシンクロ召喚に

強力な効果を持つシンクロモンスターが活躍し始めています。
手軽さに反して、層が薄いか単純にカードを引けていないことが要因で、エクシーズはあまり流行が見られませんが、
逆に言えば、汎用性の高いランク4などが手に入れば、流行し始めそうです。


対戦レビュー

今回から、簡単な対戦レビューも付けていこうと思います。
1サイクルで総当たり3戦おこないます。

今回は1勝2敗でした。


1戦目:vsプレイヤーA 負け(後攻)

初手、こちらはやや手札事故気味も《スクリーン・オブ・レッド》で時間を稼ぎつつ、
《シンクロ・ヒーロー》を装備したATK2900の《セイバー・ビートル》のアドバンス召喚に成功。
対するプレイヤーAは上級モンスターを引けず、攻撃力面では完全にマウントを取った形でした。

しかしながら、手札に上級が溜まって後続のアタッカーないし生贄要員が引けなかったことに加え、
《EM ゴムゴムートン》なる厄介なペンデュラム効果を張られてしまいます。
これにより、ターン1で戦闘破壊耐性を付与され、場の《セイバー・ビートル》だけでは相手のリソースがまったく削げない状況に陥ります。

そしてダメ押しに《振り出し》で、
事故気味の手札の上に《セイバー・ビートル》でドローロックをかけられる最悪の展開に。

その後、《スクリーン・オブ・レッド》で時間を稼ぎつつ《セイバー・ビートル》の再出力に成功し、
マウントを取り続けながら《スターゲート》でモンスターの追加を試みますが、
すでにライフが2000を切ったところに《停戦協定》が直撃し、そのままバーンでゲームエンドとなりました……

下級アタッカーを絞ったこと、ライフを軽視した戦術が完全に裏目となりました……


2戦目:vsプレイヤーS 負け(先攻)

モンスターが《真魔獣 ガーゼット》しか引けていない手札事故でスタート。
《タイムカプセル》《雷仙神》を予約してターンを返します。
返しの召喚は《G戦隊 シャインブラック》でダイレクト、さらに返しも上級を引きドローゴーで、ふたたびシャインブラックのダイレクトをもらい残ライフ4000となります。

ここで予約していた《雷仙神》が手札に加わり、残ライフ的に悩みましたが3000ライフを払って特殊召喚しシャインブラックを撃破。
《黄泉へ渡る船》をセットしてターンを返します。

しかしその返しで、先のターンでセットされていた《聖なる守り手》がリバース。
残ライフ1000で《雷仙神》がデッキトップへバウンスされます。あまりに厳しい……
そして《聖なる守り手》を生贄に《神炎機-紫龍》がアドバンス召喚され、そのまま貫通ダメージでゲームセットとなりました。

事故もまあそうですが、毎回自傷ダメージで首を絞めているのが気になりますね……


3戦目:vsプレイヤーM 勝ち(後攻)

初手、相手はモンスター伏せエンド、
こちらは返しに《ハイパーハンマーヘッド》を引けていたため小突いてバウンスし、罠を3枚伏せてターンを再度返します。

相手のアタッカーでの攻撃を《不屈の闘志》《闇の呪縛》のコンバットトリックで処理し、《地砕き》《亜空間物質転送装置》で躱し、
途中、こちらの不注意で《星遺物-『星鎧』》の特殊召喚を許しますが、それを《ハイパーハンマーヘッド》でバウンスしつつ、
《セブン・ソード・ウォリアー》をシンクロ召喚して攻めていきます。

最後は《黙する死者》で生贄を増やしたうえでのATK3900《真魔獣 ガーゼット》の貫通効果で押し切り、勝利することができました。


活躍カード

モンスター単体除去カード

魔法罠では《死のマジック・ボックス》《地砕き》《ライトニング・ボルテックス》など、
モンスター効果では《ならず者傭兵部隊》《聖なる守り手》《伝説の柔術家》などが活躍しました。

通常魔法や起動効果のような即効性であったり、破壊でなくバウンスというような質の高さが出てきており、
1試合で頻繁に見かけるようになっていることから、モンスターが処理できず詰む、という場面はずいぶん少なくなっているように感じます。


バーンカード

《停戦協定》《不吉な占い》が活躍しました。
ゲームスピードが遅いことから《不吉な占い》の圧は想像より高く、
手札に重いモンスターを抱えることが少なくないことから、的中率はなかなかのものです。
特に《スクリーン・オブ・レッド》《雷仙神》《ギラギランサー》などライフを軽視する戦術を多用する私にこれらのカードが深く刺さりました……


《星遺物-『星鎧』》

以前から活躍はあったものの、やはり改めて強力なカードであることからピックアップです。
召喚条件自体は《雷仙神》のほうが完結しているものの、後半にかけて腐ることが多く、
逆にこちらはモンスターさえ用意できればいつでも特殊召喚が可能、かつ相手の反転召喚もトリガーになり、劣勢からでもゲームの流れを引き寄せることができます。

まだ採用はなさそうですが、適当なリンクモンスターと《星遺物を継ぐもの》が採用できれば、さらにバリューが上がりそうです。


《カードトレーダー》

手札の質を高められる貴重なカードです。
多くのカードがピン挿しで、サーチカードなどほぼ望むべくもないため、
序盤で発動できれば戦況を優位に進められるいぶし銀のカードです。


《無敗将軍 フリード》

やや遅いですが、ドローを《ならず者傭兵部隊》《スクープ・シューター》に変換することができます。
優勢時に、場のセットモンスターを《ならず者傭兵部隊》で破壊することで、《聖なる守り手》などの裏目をケアできるのが強力でした。


《亜空間物質転送装置》

多くの対象を取る除去から、守りたいモンスターを守ることができます。
相手の除去カードと1:1交換をしたうえで思惑を外せるのは殊の外強力でした。
ただし戦闘を介するダメステの除去には無力です。


おわりに

カードパワーの向上にともない、少しずつメタゲームも変動しているようです。
これまでの最強の制圧手段であった「上級モンスターを早期にアドバンス召喚する」という戦法は、
汎用除去の流行とともに、アドバンテージ観点からもあまり有効な策ではなくなっていきそうです。

さて、自分のデッキの方向性については、いくつか反省が必要なことがなんとなくわかってきましたので、
自壊に向けた作り変えを進めたいと思います。
まあカード引けないと作り変えもままならないんですけどね。


9/27:300P環境のnoteをアップしました!


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