知らない人のPremiereプロジェクトを毎日修正する僕が思う残念な編集の特徴1選

こんにちは、映像制作会社で働いています、Oです。
主にYouTubeの動画編集を行っています。
それなりに有名なYouTuberの方や、いろいろな業種の企業案件など、
広いジャンルの編集を経験を積んでいるので、それなりに編集に対する知見はあると思います。(ゆうてまだまだペーペーですが)

今の僕の業務の半分くらいは「知らない人が編集したPremiereプロジェクトが送られてきて、それを”いい感じ”に修正する」ということです。これを毎日やっています。
1日で数人のプロジェクトを見ることもあるので、今まででかなりの数の人の編集を見てきているわけです。
そんな僕が日々修正をする中で出会う、残念な編集を紹介します。

動画編集を始めたばかりの人はよければ参考にしていただき(恐れ多いですが)、動画編集をしていない人は、こういうことに気をつけて動画って作られてるんだ、へ〜鼻ホジホジって感じで読んでください。
ちなみに個人的見解なので、なんやねんそれ違うだろって感じだったら
教えてください。

追記:何個かピックアップしようと思ったんですが、1個書いたら疲れたため(疲れるの早すぎるね)、今日は残念ポイントの紹介は1個だけです。

残念ポイント:子音をカットしてしまっている

まずYouTubeの編集は、テレビとは違ってジェットカット(ジャンプカット)といわれるカットをします。
ざっくり簡単に説明すると「え〜っと」「あの〜」などの言葉のフィラーや、言い間違い、言葉と言葉の間をカットする手法です。
こうすることで動画にテンポ感がでますし、話がどんどん進むので
グダグダ感が減り、視聴者がブラウザバックする要因が1つ減ります。
なので喋り初めの1文字目直前でカットすることも多いわけですが、
残念なカットの場合は1文字目の子音までカットしてしまうんです。
例をあげると(以降、「/」はカットしたところ)

「今日は・・・遊園地に行ってきました!」

という場面があったとすると

「今日は/遊園地に行ってきました!」

これが望ましいカットです。しかし、子音をカットしてしまっている場合は

「今日は/う園地に行ってきました!」


となります。「遊園地」の1文字目の「ゆ」の子音である「Y」の部分までカットしてしまってるというわけです。
これだと音声を聞いてて違和感がありますし、聞き取りづらいので
視聴者に負担をかけてしまいます。
「テロップつけてればわかるしいいだろ!こっちは時間なくて急いでカットしてんだよ!」って意見もあるかもしれませんがノンノンです。

テロップがあったとしても、視聴者が音声に違和感を感じた瞬間は
動画の内容から一瞬でも注意が逸れてしまいます。
ちょうどその時に何か面白いアクシデントが起きたとしたら、
ホントなら笑いどころだったはずが、注意が一瞬逸れたことによって
笑いが半減してしまうことあるかもしれません。

例えば、Perfumeのライブでかしゆかを見ていたいのに、のっちがマイクを落としたらそっちに注意がいってしまい、かしゆかから目を話してしまいますよね?それと一緒です。ちなみにのっちがマイクを落とすというのは例として適当にいってるだけなので、のっちファンの方を不快にさせてしまったらすみません、僕はFAKE ITが一番好きです。

今のは極端な例ですが、カット1つにしてもそういう小さな積み重ねで動画のクオリティはだいぶ変わると思ってます。
神は細部に宿るって言うじゃないですか、それです。

この子音カットをやってしまっている人は全体としてはそんなに多くはないですが、これをやってるだけでも”カットが雑な編集者”という印象になり、
「次、別の案件をふるのはやめとこうかな…」ということにも繋がります。

やっちゃってる人はお気をつけください!

ちなみにワイヤレスイヤホンで編集をすると、音が少し遅延して聞こえるので、カットタイミングが少しズレて子音カットを引き起こしてしまう?みたいな説もあるようなので(あくまで説、ちゃんとは調べてない)、編集する際は一応、コードタイプのイヤホンをオススメします。


ほんとはもっと残念な特徴を羅列して説明しようと思っていたのですが、
1個が意外と長かったし、眠たいので今日はここまでにします。
駄文を読んでいただき、ありがとうございました。

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