Adobe Auditionの公式チュートリアルをやってみた

こんにちは、Oです。
映像編集を生業としています。
Adobe Creative Cloudってたくさんのアプリケーションがありますよね。
僕は業務上で基本的にPremiereとAfterEffectsしか使わないのですが、
たま〜に「この素材ノイズすごいなぁ…」とか「この音消したいなぁ」という時がやってきます。
一応Premiereにもノイズ除去エフェクトはあるものの、映像編集がメインのアプリケーションなので、ある程度のところまでというのが現状です。

そこで、いつかくる(気がする)音声のノイズをきれいに消す依頼に備えるために、思い立ってAdobe Creative CloudにあるAuditionを少し勉強してみようと思いました。AuditionとはAdobeのアプリケーションの中で唯一の、音声の編集に特化したアプリケーションです。

ってことでAdobe公式がアップしているAuditionのチュートリアルの中から、ノイズ除去を取り扱っているものに絞ってやってきました。今回はその備忘録って感じです。

ほぼ自分のためなので、画像もないし、書き方もそんなわかりやすいものではないと思います。笑

ノイズリダクション

こちらはバックグラウンドノイズに有効的です。
静かな会議室とかで録音をしても後ろで「サーッ」て音がしたりしますよね、空間の音というかなんというか。そんな感じで音声の長い期間に渡って聞こえるノイズがバックグラウンドノイズです。
道路で撮影した時の車の通る音などもこれにあたります。

使い方
①四角選択ツールでノイズ部分をサンプルとして1箇所だけ選択
 (ノイズが少ない周波数までも選択してしまうと変な処理になることがあるので、ノイズがあるところだけ正確に選択するのが大事)
②右クリックしメニューから「ノイズプリントをキャプチャ」をクリック
③一度、選択した部分を解除し、時間選択ツールなどで
 ノイズを除去したい全体を選択し直す
③エフェクトから「ノイズリダクション(プロセス)」を適用
④音声を聴きながら各パラメータをいじり、ちょうどいい塩梅を探る
⑤最後に適用を押す

メリット:うまくやればかなりキレイにノイズを除去できる
デメリット:バックグラウンドノイズ音が若干途中で変わる場合は
一気にノイズ除去できないので、手間がかかる

適応ノイズリダクション

こちらもバックグラウンドノイズに有効です。先ほどのノイズリダクションと名前もほぼ一緒だし、ややこしいですが、別物です。

使い方
①エフェクトから適応ノイズリダクションを選択
②音声を再生すると、自動で分析され、ノイズ除去処理を勝手にしてくれる③最後に適用を押す

メリット:自動でやってくれる
     バックグラウンドノイズが多少変わっても適応可能
デメリット:ノイズリダクションで手動でやるよりはキレイにできない

サウンド除去

こちらの方法は短いノイズ(例:物を落とした音、咳払い、通知音など)に有効です。

使い方
①ブラシツールや四角選択ツールでノイズの一部を選択
②右クリックでメニューから「サウンドモデル分析」をクリック
③一度選択を解除し、時間選択ツールなどでノイズがあるところ全体を選択
④エフェクトから「サウンド除去(プロセス)」を適用
⑤音声を聴きながら各パラメータをいじり、ちょうどいい塩梅を探る
⑤最後に適用を押す

自動修復

こちらも短いノイズに有効な方法です。

使い方
①ブラシツールでノイズ部分を選択
②メニューバーの「テンプレート」から「自動修復」を何度か適用
さらに、選択したノイズ部分のレベル(音量)を下げるのも併用すると
きれいに馴染む

サウンド除去と自動修復に関しては、メリットデメリットそんなに差がないかな?って気がしました(初心者なのでわかってないだけ)。


実際にやってみた

チュートリアルを一通りみてやり方は理解できました。
じゃあ実際にやってみようってことで適当に持ってた素材とかでやってみました。
するとなんかうまくできない。
チュートリアルだと、ノイズがほんとに完璧になくなる、元からそこにそんな音は存在してなかったみたいな感じになるのだが、
ワテクシがやるとどうもきれいに消えない。少し音が残ってしまう。
音を消し切ろうとパラメータなどをあげると、音全体がこもった感じになったり、違和感がある感じになってしまう。

うーん、結構技術がいるのか、素材が元々除去しづらいものだったのか。
なんか釈然としなかったので、いい感じにノイズ入ってる素材と廻りあえたらまたチャレンジしようと思います。

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