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美術館に行ってきました

12/10に乃木坂にある国立新美術館に行ってきました。DOMANI・明日展ということで、国の支援で外国に派遣して学んできた日本の画家達が戻ってきて作品を紹介する展覧会でした。
中は思っていたより長く、気になる作品がいくつかあったので紹介したいと思います。

まず一つ目は、曽谷朝絵さんの「The Light4」

とても綺麗でした。これは1枚の絵に書かれたものなんですが、まるでrightがあたった部屋の片隅のように見えてその光の優しさや綺麗な雰囲気に惹かれました。この方の作品が展示されてる部屋には、曽谷さんのデザインした壁にポップな紙をいくつか貼って、まるで絵の具をこぼした箱の中にいるようなアートがありました。部屋全体のなかが一つの雰囲気で纏まっといてとても楽しい部屋でした。

次に松井えり菜さんの「私の小宇宙」

これはびっくりしました。松井えり菜さんは自画像中心で書いている人で、この方の部屋に入った時のインパクトはものすごいものでした。

これは「顔の惑星」という作品なのですが、これが5mぐらいの大きさで迫ってくるので、もう圧巻なのはわかってもらえると思います。

本当に宇宙の表現が上手くて、綺麗な黒と星のコントラストに目を惹かれます。しかしながら顔の細かい毛や、鼻の穴など細部に渡り細かく細かくかかれていて、正直少し引きました。しかし絵自体が面白く、見ていて飽きがこないのでずっと見ていました。

最後に金子富之さんの「レッドバナスパティラージャ」

もう、ただただひたすらに迫力があって圧倒されました。本当にかっこよくて魅入っていました。まるで異国の神社にいるような感覚に陥るほど、精巧に描かれた神々に感動しました。やっぱりトリを飾っているだけあって、1番心が動いた絵でした。他にも

人10人分ぐらいの大きさのシヴァの絵や

病気を司る神の絵など、本当に細かく細かく書かれておりどこまでも近寄って見たくなる、ものすごく気持ち悪いかっこよさでした。

この方のドローイングノートが飾られており

ものすごく膨大な練習や想いが綴られてあったり、予定がびっしりと書き込まれていました。どれを見ても面白くて、ずっと見ていたかったです。その中でも一番印象に残ったのは

この1枚のこの言葉でした。

これだけ努力を重ねて、膨大時間をかけ、絵にすべてをつぎ込み、素晴らしい絵をかき、人を感動させることのできる絵をかける人でさえまだ上を見ているという事に素直に感嘆させられました。同時に自分のちいささを実感しました。これほどまでに自分をつぎ込むことが出来るような人間になりたいなと思わせる、そんな言葉でした。

美術館に行くのは本当に久しぶりだったのですが、色々な刺激と興奮があり、いいものだなと思いました。