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危機をチャンスと捉える発想の転換

仕事において、予期せぬパニックが訪れることがある(「よく」という表現には多少の語弊があるが、それなりの頻度で起こるものだ)。そんな時に私たちが取る行動は、大きく2つに分かれる。ぶつかるか、よけるか。
しかし、どちらを選んでも結果的に「ぶつかる」ことに変わりはない。
危機を危機として捉えなければ、いずれ足元をすくわれるからだ。

振り返ってみると、「まさに今がその時だった」と気づくことが多い。
つまり、私たちが気づかない間に、すでに足元が揺らいでいたのだ。

どれだけ美しい言葉を並べようと、
結果が伴わなければそれはただの理想論に過ぎない。
危機管理や危機意識というものは、その瞬間を迎えない限り、
実感することが難しい。
プロスポーツ選手が「常に本番と思って練習に臨む」と言うが、
本番と練習はやはり異なる。
危機も同じで、その瞬間まで本当の危機感は得られない。

だからこそ、危機に直面した時にそれをチャンスと捉えられるかどうかが重要だ。危機は起きない方が良いが、実際には避けられないものである。
そしてその危機にどう対応するかで、その人の本当の力量が試される。

長い視点で振り返ると、「あの時があったから今がある」と思える瞬間がある。今日の失敗は未来の成功の種とも言える。
だからこそいつ危機にぶつかっても良いように、
日頃からしっかりと力量を備えておくことが大切だ。

とある偉人の言葉に、こうある。

「無駄を削ぎ落とし、必要なものだけを見つめよ。手が回らないというのは、何か余分なものにとらわれている証だ。いま、あなたの手に残るものが本当に必要なものかどうか、それを問い続け、残すべきものだけを手にすることで、真に大切なものが見えてくる。これが、危機を乗り越える道だ。」

この言葉はまさに真理である。
進むべき道に何かしらの障害があっても、
冷静に深呼吸をし余分なものを見極め、本当に必要なことだけに集中すること。それが、危機をチャンスに変える鍵だと感じた一日だった。
今日の気づきが明日への大きな力になるよう前向きに取り組んでいきたい。


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