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2023 年間ベストソング (+α)

2023年も終わりということで、今年聴いた曲の中から、個人的に刺さったベストソング100曲をセレクトしました。この100曲をまとめたプレイリストが、「2023 ANNUAL HOT 100」です。

ここでは、100曲の中から、上位10曲に選出した楽曲を紹介するとともに、プラスアルファの情報を記しました。


2023 年間ベスト10

  1. Fred again.. & Obongjayar「adore u」

  2. The Japanese House「Sad to Breathe」

  3. Lastlings「Noise」

  4. SZA「Snooze」

  5. Fred again.. & Jozzy「ten」

  6. 羊文学「more than words」

  7. Galileo Galilei「ピーターへ愛を込めて」

  8. Lastlings「Let You In」

  9. Spangle call Lilli line「suddenly」

  10. cero「Solon ソロン」

Fred again..:ベストソング

当初はFred again..の「ten」を年間ベストにする予定だったものの、12月の後半になって、「adore u」がばっちりハマりはじめ、以前からラジオにリクエストさせていただいたことを加味して、順位を入れ替える形で「adore u」を年間ベストに変更。

イントロのふわふわしたサウンド感や、キレのある煌びやかなサビの音色、ラストの盛り上げ方…どのパートを細かく聴いても好きな1曲。プロデュースで参加している Four Tet・Marco Parisi 両氏の尽力による成果でしょうか。2024年以降になっても聴き続ける、自分の中でタイムレスな1曲になるでしょう。

Aragon Ballroomでのライブアクトも、イントロの組み立て方、会場のボルテージ、ラストの展開など、これまた最高の要素しかないアクト。

adore u」「ten」と続く、青空の写真が特徴的な一連のプロジェクトは、2024年のアルバムリリースに続くという噂があり、早くも年間ベスト候補になりそうな予感。


The Japanese House:ベストアルバム

2023年の音楽シーンで、Fred again..とともにハマったのが、The Japanese Houseでした。

6月末にリリースした2ndアルバム『In the End It Always Does』で描かれた世界観にすっかりハマってしまい、結果的に2023年で一番聴いたアルバムに。当然今年の個人的ベストアルバムです。

プロデューサーとして参加したChloe Kraemerの手腕もあるのでしょうが、個人的にはGeorge Daniel (The 1975) の要素を感じたのがさらなるプラスポイント。「George Danielプロデュース曲」と言われるだけで、すぐに反応してしまう身体に。それほどGeorge Danielのプロデュースへの信頼が増した1年でもありました。
中でも、イントロからの展開と疾走感のある音使いが特徴的な「Sad to Breathe」が最も好きであり、年間ベストソングの第2位に選出。それ以外では、Charli XCX風味が全面的に発揮された「Friends」が個人的な推し曲。


その他 年間ベスト10 紹介

年間ベストソングの第3位としてセレクトしたのが、Lastlingsの「Noise」。

6月にリリースした2ndアルバム『Perfect World』が、個人的にすごく好きな1枚だったものの、界隈での話題はそこまででもなかった印象。興味を持たれた皆さんには、ぜひとも聴いてほしい1枚です。


4位に選出したのは、SZASnooze」。

2022年12月リリースではあるものの、アルバム『SOS』が、Pitchforkをはじめ、様々なメディアで年間ベストアルバムに選出されていたので、乗っかる形でこちらも2023年間ベストに選出。
ちなみに、100曲のプレイリストの中には、これ以外にも2022年リリース曲をいくつかセレクトしました。


邦楽勢としては、羊文学Galileo GalileiSpangle call Lilli lineceroを年間トップ10に選出。どのアーティストも、アルバムが印象的だったが、個人的に推したいのは、Spangle call Lilli lineの『Ampersand』。

吉田仁さんが15年ぶりに参加されただけあって、バンド初期のムードを感じる、原点回帰的な1枚。そんな吉田さんといえば、羊文学のプロデュースでもおなじみですが、最新作『12 hugs (like butterflies)』には参加されていないとのこと。

ceroに関しては、ライブに足を運ぶほどの友人と意気投合し、その影響でこちらもすっかり好きに。素晴らしいセンスをしていて羨ましい限り。


雑記

残りの90曲をすべて紹介する代わりに、いくつかオススメの曲についてピックアップすると、

  1. もともと「Mosquito」 (PinkPantheress) として書かれていたパートの一部が入っている、SkrillexWay Back

  2. 2023年のベストハウストラック:Jamie JonesLose My Mind

  3. MJ Coleとpiri & tommyの新旧ガラージアーティストによるコラボ「Feel It

  4. ブルーノートからデビューしたCautious Clayの新作

  5. やっぱり外せないNewJeans

など、全100曲のプレイリストにまとめました。よろしければ、こちらからぜひ。


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