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【MTG】モダホラ3発売後の赤緑ベルチャー【モダン】

革命の6月14日

採用検討カードが20枚来た件について

・モダンホライゾン3は2より劣っているからカス
・統率者マスターズみたいなラインナップしやがって
等と呼ばれているモダホラ3
しかし、ある二種のデッキにとって、革命的な強化が入りました
それが【ベルチャー】【The Spy】です。

まぁコレ読んでる人なんて暇人くらいなもんだと思っているので、詳細は省きますが
生物/非生物×5色のボルトランドと10種の2色裏面土地カードが出たことにより、マナ基盤やデッキの構造自体を再度考える必要性が出てきました。

2色10種のタップイン裏面土地 表面の性能は控え目
生物/非生物のボルトイン裏面土地 青と黒がかなり強い

ココに書いた時は各色1枚のみの新規だと思っていたので、生ぬるいこと書いていますが、2枚来るとなると話は別です。
とりあえずモダホラ3が来たら試す構築をここにつらつらと書き留めていこうと思います。言語化大事。

あ、私はオーソドックスな赤緑ベルチャーしか触ってないので、今回は青系選り抜きの記憶採用型の青単・青白・青黒ベルチャーと【The Spy】に関してはノータッチです。
あくまで赤緑ベルチャー目線での個人的な感想と思ってください。

正直一番MH3で強化されたのが青単ベルチャーだと思う

採用する?しない?

まず今回の裏面土地がもたらすメリットとデメリットを
改めて書き連ねていこう。
メリット
・2ターン目の動きがし易くなった
・2色土地が来たことによる色事故がしにくくなった
 (活性の力のコストが増えた)
・タップイン土地の減少による平均速度の上昇
デメリット
ライフ消費の激しさが増した
・ボルトランドをフル採用すると昇天ループが不採用になる
・表面でほぼ唱えることが無い新旧ボルトランド達

メリットは私が一々言わなくても感じれると思うので、デメリットのことに触れていこう

新規裏面土地採用のデメリット

ライフ消費について

1ターン目 3点払って一攫千金
2ターン目 3点払って小道の再交差 デッキを全操作
3ターン目 魂の再鍛による7ドロー後
      3点払ってボルトランド立てた後コンボ始動→フィニッシュ

再交差で魂の再誕の後に仕込む7枚 マナ0からキめることができるぞ

と、このように順当にいけば大体3ターンでフィニッシュすることができるベルチャーだが、それまでの過程で9点のライフが必要となる
先手の3ターンならまだいいが、後手になったら最悪だ。
ボルトインの為の3点が払えず負けたゲームが、私には覚えがありすぎる。

モダホラ3で親和・エルドラージのようなビートダウンにメスが入ったことにより、早期でライフを詰めるデッキが増えることが予想される。
ベルチャーは基本的に自分が動くまでマグロなデッキなので、早い相手には何か蓋をする必要がある。

昇天ループは不採用?

今一度昇天ループについて、簡単なことをおさらいしておこう。

だいたい4カーンを置かれた時とか、石の脳されたときのサブプラン

昇天ループとは、紅蓮術士の昇天を使った半ループコンボだ。
有毒の蘇生を使えば完璧なループコンボになる 詳しくはこちら
ざっくり話すと、昇天により全カードがコピーされるようになるため、バーラ・ゲドの復活で墓地のカードをぐるぐる使いまわし、大量に出たマナとドローでエメリアの呼び声を連打し、大量の天使トークンで相手を圧殺させるコンボのことだ。

このコンボはベルチャーを機能不全にされたときのプランBである。メインかサイドに昇天を1枚刺しておけばいいコンボであったのでルートを覚えてしまえばメインボードをいじらず別のコンボができるのが利点であった。

しかし、ボルトランドを採用することで、タップイン裏面土地の採用理由が薄れるため、昇天ループを入れるには、バーラゲドの復活を入れる必要性が出てくるのである。速度を上げたいデッキなのに、コンボの為に遅い動きを入れるのはどうしてもチグハグ感が出てしまう。
つまりは、別の勝ち手段を、メインボードを圧迫することなく入れることができればいいのだ。

使い勝手の良かったタップイン裏面土地カード

使えばわかる 縁の下の力持ち

コンボパーツ探し&再交差コンボ用の引いてしまった時の戻し札として使っていた貴重なドロー枠のヴァラクートの覚醒
サリアやラガバンをメインから倒せる除去枠の棘平原の危険
なんでも回収が地味に役に立ち、ループのコンボパーツであるバーラゲドの復活
使用していたタップイン裏面土地カードは、実は素で撃つ機会もそれなりに多かった。が、今回のボルトランドの特に緑は、生物主体のカードになっているため、撃つ場面が限られるどころか、ほぼ撃つことが無いカードになっている。
個人的に土地として割り切る分には全然問題は無いが、コンボデッキであることを考えると少し寂しさを感じる。

デメリットの解決案

血染めの月のメイン採用

2ターン目に撃てる蓋ができるカードとして、ベルチャーで採用できる一番パッと思いつカードと言えば血染めの月だろう。

マナ加速しているって前提で2ターン目設置

先手3ターン目に撃ってもモダンのかなりの数のデッキの速度を遅らせるのは、ベルチャーというデッキにとってはメリットだ。
「じゃあなんでそんなカードがメインに入っていなかったのか?」
答えは簡単。モダンは基本的にカードをケアして動くことが前提の人が多いから。
そりゃあ自分のデッキが機能不全になるカードの対策を取らないわけがない。フェッチを構え、よくばらず、基本土地を出してケアをする。
また、月を貼っても別に動けるデッキがかなり増えてきているのも負い目であった。

しかし今回ベルチャーは、引き離しの噴火というカードを手に入れた。
コイツはよくある幽霊街効果のカードではあるが、基本土地にも撃てる土地破壊であり、なおかつ出てくる土地がタップインであることが重要だ。
相手の基本土地を割って枯らす戦術は悪いことではない。

懸念点があるとすれば、モダホラ3で海の先駆けが収録されるということ。
露骨な特殊土地メタが増えてしまったことで、警戒度はグっと上がっているので、盤面とデッキを見て判断しよう。

巣穴からの総出の採用

昇天ループを入れないデッキで新たな勝ち筋というと、コイツを使うしかないだろう。そう、巣穴からの総出だ。

蛮族感あって一番好きな絵柄

元々総出は初期のベルチャーの勝ち筋に入っていたが、単発で弱い集団恐慌や、地上生物が並んでいた際の打点不足、飛行破壊不能天使軍団の安定感により、採用がだんだんなくなっていった。
さて、先ほど月の時に説明した引き離しの噴火の効果をもう一度見てほしい。土地破壊の方ではなく、その後ろのインクの染みだ。

”このターン、飛行を持たないクリーチャーではブロックできない。”

なんて都合がいいテキストが書いてあるのだろうか。
盤面に散りばめておけば、噴火を撃って全軍突撃すればリーサルが狙えるようになってしまった。そのターンに決めきれる必要性はなくとも、全除去を入れているのがコントロールくらいな今の環境では、かなり選択肢としてはアリである。
……ん?記憶への放逐
まぁその…撃たれたら諦めるしかないね!!!

検討:無謀なる歓喜の行進

これはボルトランドが増えたことによる考えではあるが、デッキの中の裏面土地を赤と緑に統一できるようになったことで、無謀なる歓喜の行進を採用する価値が上がってきた。

ポテンシャルは前からあったので ピン採用とかはされていた

前までのデッキはタップイン土地が多く、1ターン目のエンドに撃ったとしてもアンタップできずに燻っていたことが多かったが、ボルトランドが増えたなら話は別だ。捲れる裏面土地がアンタップインだと、そこから取れるアクションの幅も多くなる。
また、血染めの月を採用する場合はダブついた月をコストにしたり、月で撃てなくなった自分の再交差を撃てるためのカードを探す手段として使ったり、大味ながら器用なことができたりする。
ただ結局は2枚しか撃てないということには変わりないので、入れてもピンか、2枚採用くらいで試しては見たい。

検討:ルビーの大メダル

モダホラ3で再録されたカードの中で一番気になるのがルビーの大メダルの存在だ。マナ加速カードが暗黒の儀式となり、魔力変が1マナ+1ドローとなるのは魅力的である。

この辺が素直に強くなるのは嬉しい でもそれって赤単ストームでよくね?

とはいえ2ターン目に置いたとして、キルターンが変わるのかと言われるとそうでもない。青赤ストームのようにカードをかき集めるようなことはしないし、結局のところ7マナに辿り着けばいいということであるなら、速度的には同じようなもの、というより連続して呪文を撃つことが無い限りはあまり恩恵を受けれないのは事実だ。

現状明確なメリットとしては下記の2点である。
・マナに余裕が生まれるため夏の帳を撃ってからスタートできる
・ストームの為の呪文コスト軽減

こうしてみると、メリットがかなり薄いが、ベルチャーに組み込める新たなコンボが見つかった場合は無謀な始末で一応サーチもできるので、頭の片隅に置いておくのも悪くない。

再交差からコンボできそうで考えてる枠 なんかできそう

叩き台のリスト
(モダホラ3発売前_頭の中の構築)

赤緑t青構築

速さの方を意識しているため赤行進を採用していますが、巣穴からの総出とは少し相性が悪いのでその辺は実戦しながら調整していきたいなと思う今日この頃。

赤行進活用のために再交差からのルートはタイタンの契約業火への突入の方で作成してもいいかも。
もし使っててタップインランド増やしていいかもなぁ~ってなったら棘平原やヴァラクートを入れたい。

昇天ループ採用

バーラゲド×2、エメリアの呼び声×1、昇天の4枚をメイン採用すれば、他のカードで昇天ループは可能なので、そのほかをボルトランドで固めた形。
前より多少良くなったかなぁってくらいなので、もう少し冒険してみたさはある。というか前のリストとほとんど変わってない。

正直昇天ループ採用して土地基盤弱くするよりかは、ループ非採用でメインまともに戦ったほうがいい気がするんだよなぁ~わっかんねぇなぁ~

おまけ:赤青ベルチャー

たたき台として適当に作ってみた赤青ベルチャー
赤いマナ軽減であるモンスーンの魔道士、ラルがいるんなら青赤ストームみたいにできるんじゃね?って考えた赤青ベルチャー
勝ち筋はベルチャーor選り抜きオラクル 月を貼っても魔力変があるからワンチャンいけそう え?ほんまにいける???
なんならラルがいるから軽減もできるしね。いやこれちょっと真面目に調整してもいいか…?ほんまか???



終わりに


「ベルチャーは運に極振りした交通事故デッキ」

世の中にはこういう意見を言う人が一定数いることを知っている。
しかしこの”運”に辿り着くまでには、切り詰めと試行錯誤を繰り返し新たな可能性を模索する必要があるデッキであることも確かなのだ。
そしてその行動こそ、このデッキを遊ぶ上で一番面白いところである。

私は1からデッキを作るタイプではなく、出来たデッキを弄っていくタイプなので正直なところ的外れな意見になっているとは思う。ただ、このモダホラ3で多くの裏面土地カードが出てきて選択肢が増えたことは書き換えようのない事実だ。

今からベルチャーを始める人は運がいい。
デッキを遊ぶ楽しみが、切り詰めが、可能性の模索ができるのが、
このモダンホライゾン3が発売される今なのだから。

より多くの人がベルチャーに興味を持ち、使用者が増え、新たな可能性が産まれてくれることを、私は祈っている。


ところで 追加でめっちゃ描く必要が出てきたんだけど

代用カードアート部も入部部員募集してます

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