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蚤の市雑記(ザグレブその2)

ザグレブ旅行中、暇になり時間潰しに最適な蚤の市に行くことにした私。

お目当ての蚤の市(Hrelić Jakuševec)に行くまでに、街の人が近くの河原で(おそらく勝手に)開いている蚤の市も見応えがあり、しばらく足を止めてしまった。

蚤の市会場に着くと、まずそこにはただ車、車、車。駐車場か、流石に私のように歩いてくる人などほとんどいないだろうなと思っていたのだが、たくさん並んでいたのは中古車だった模様(あまり興味がなかったので素通りしてしまった)。つまり車も売っているレベルの巨大な蚤の市のようだ。車と軽食処を通り過ぎるとやっと蚤の市らしい場所にたどり着く。

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広大な敷地にずらっと並んだモノ、モノ、モノ。新品から中古品、野菜、よくわからない専門器具、そしてもはやゴミ同然のモノも売っている。

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元々この蚤の市では二時間ぐらい時間を潰そうと思っていた。実際に訪れて気づいたがまともに散策しようと思ったら二時間では足りない。敷地が広いのはもちろんだが、言語ができないとコミュニケーションに時間がかかるのもある(私が交渉しようとしたとあるおじさんは、英語が全く喋れなかったので、もし本格的にここを漁ろうという人はせめて「いくらですか」と1から10ぐらいまでの数字はクロアチア語で覚えて行ったほうがよさそうである。あと電卓やメモ帳なども役に立つ)。

色んなものが売っているので何を探しにきても何かしら見つかりそうな気はするが、個人的には家庭用品(食器や缶箱など)は色々思いを馳せると楽しいので、つい漁りたくなる。

ちなみに蚤の市の楽しみといえばモノの売買だけでなく、食べ物にもある。だいたいどの蚤の市に行っても軽食を食べれるところがあり、朝早く始まる蚤の市なのでそこで朝ごはんを食べたり、歩き疲れたら休憩場所としてビールやコーヒーなどが飲める。

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ざっと見渡したところ、バルカン地方の名物のチェバブチチ、ブレク、ケバブなどはもちろん、ピザみたいな揚げパン(ハンガリー語ではランゴシュというのだが…写真左の積んであるもの)、色んな種類のソーセージなど。菜食主義の人にはあまり優しくないラインナップだが、朝から元気がでそうな食事である。

私はこの日お昼にウィーンへ帰るバスに乗らなければならなかったので、買い物は程々に、写真の大きなソーセージを挟んでもらったホットドッグを食べて帰った。蚤の市はその土地の雰囲気とか空気が直に感じれるので、もし異国を訪れた際に機会があれば是非(購入したいのであれば現金は忘れずに)。