見出し画像

鍼灸の専門学校と大学、どっちへ進学?

進路の選択肢

鍼灸師、正確には「はり師」、「きゅう師」の国家資格を取得するための選択肢としては、【専門学校】へ進学するか【大学】へ進学するかの2つになります。
専門学校の場合は3年間、大学の場合は4年間、単位を取得し、毎年2月末に行われる国家試験に挑み、合格しなければなりません。

「はり師・きゅう師」と同時に「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格も取得したいとなると【本科】という学科のある学校を目指さないといけません。
しかし、本科を有している学校は数が少なく、必然的に倍率が高くなります。また、大学ではり師・きゅう師とあん摩マッサージ指圧師の3資格を取得できる学校はほぼないかと記憶しています。

大学

はり師、きゅう師の国家資格を取得できる学校機関は専門学校だけでしたが、最近では大学でも取得できるようになりました。

鍼灸や柔整の国家資格取得を大学に進学して目指すのがオススメなのは高校卒業したての学生や、将来的に研究や指導の道へ進むことを考えている人です。。
大学では、一般的な大学と同様、一般教養の単位も取得し、卒論制作もあります。サークル活動などにも参加することができます。

専門学校

一方、すでに大学を卒業し、仕事をされていたりする方は、鍼灸や柔整の国家資格を目指す方は専門学校への進学となります。

高卒性と違い、すでに一般教養もあり、社会経験も持っております。そのため、専門の知識・技術を習得するために学校へ通っています。
また専門学校は大学と異なり、午前のみ、午後のみ、夜間のみと1日2~3コマだけなので、他の時間は仕事を続けながら授業を受けて、国家試験を目指します。

学校選びについて

学校選びに関しては、そこまで気にする必要はないかと個人的に考えています。
専科であれば、学校数も多いので、自宅や会社からアクセスしやすいところを選んでいいと思います。
合格率も選考基準になりますが、3年生全員を受けさせている学校か、国家試験の前に卒業試験があり、基準を満たさない生徒に関しては国家試験を受けさせないといったパターンがあるので事前に確認し、調べるようにしましょう。

しかし、実際のところ、本人の努力次第なので、そこまで気にして学校を選ぶ必要はないと思います。もちろん、老舗の学校であれば、有名な先生もおり、授業中にその経験されてきたことを話してくれることもありますが、授業はカリキュラムに沿って行われるため、紹介程度で、実践できるような深い話はしてもらえません。

まとめ

大学へ進学するか、専門学校へ進学するかは、その人の状況や将来的な働き方が1つの基準になります。ご自分の環境と状況にあった選択をして下さい。
そして、まずは国家試験に合格すること最優先です。学生のうちから1つの治療方法に固執する必要はまったくありません。むしろ、いろんな治療院へ見学に行き、気にいったものがあれば治療を受けてみてください。セミナーなどもたくさんあるので、リサーチしてみてください。「こういう治療方法を習得したい」と、治療方法を絞り込むのは、国家試験に合格してからでも十分に間に合います。

AcuDentでは、アスレティックトレーナーとしてトリガーポイント歯科鍼灸という技術を用いて、多くのアスリート、そして来院される方々のパフォーマンス、QOL向上を目指しています。フォロー、サポートは大変励みになります。 よろしくお願いします。