【頭痛】 緊張型頭痛の鍼灸治療
今回の記事ではわたしが行っている緊張型頭痛の鍼灸治療についてまとめていきます。以前こんな記事を書いていました。私自身も忘れていました笑
このときは鍼灸治療の部位は頸部や肩、背部をまとめていました。
これも過去に作成していたものになります。
たしかに3年前は頸、肩、背部を中心に鍼治療を行っていました。
しかし、ここ数年で考え方が変化し、効果も高い(個人的見解)ので頭部中心に切り替えています。
緊張型頭痛の概要に関してはまずは過去の記事を読んでみてください。近い内にアップデートしたものを書いていきます。
緊張型頭痛の鍼治療
(緊張型頭痛の診断済みだとします)
神庭 (督脈)
眉衝 (膀胱経)
曲差 (膀胱経)
頭維 (胆経)
この頭部の前髪際から0.5寸のラインの経穴をよく使用します。また
五処 (膀胱経)
承光 (膀胱経)
目窓 (胆経)
正営 (胆経)
前頭部の膀胱経、胆経ラインの経穴も使用します。きちんとした経穴ではなくとも、頭を触っていると反応点があります。そのあたりに鍼をすることが多くなりました。また顔面部、顔面部では
頷厭 (胆経)
懸顱 (胆経)
懸釐 (胆経)
攅竹 (膀胱経)
このあたりの経穴または周辺の圧痛部位そして天柱、風池、完骨などに対して鍼治療を行っています。頻度としては頭、維、五処、承光あたりが一番使用していると思います。
緊張型頭痛と肩こり
頭痛が起こるときにどんな症状もひどくなるか確認しましょう。緊張型頭痛の方の大半は肩こりに悩んでいます。また首が痛いとかだるくなるなんてこともよく主訴としてあげられます。
その肩こりなどを取るためにも鍼や灸をすることもあります。
大事なのは頭痛だけの症状ではなく随伴して出ている症状にも目を向けましょう。
では続いて鍼通電についてお話していきます。
緊張型頭痛の鍼通電
こんな感じでしょうか。僕は【五処ー承光】間を2Hzで通電することが多いです。また【目窓ー正営】間で行うこともあります。もしくはその周辺の圧痛部位を繋いで通電をしています。そしてボリュームを上げていき、強さは電気を感じて気持ちいいくらいにしてもらいます。電気が強いと症状の悪化の可能性もあります。そのため通電しない人も結構います。
まとめ
今の僕の治療としては頭部や側頭部を中心に鍼治療を行っています。また、頭痛だけではなく随伴する症状も合わせて鍼灸治療を行いましょう。
もちろん治療する前には問診、レッドフッラッグ、二次性頭痛との鑑別も行わなければなりません。先日書いた記事を参考にしてください。
いろんな考え方などありますので、よければコメント欄にて治療方法について教えていただけると幸いです。
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