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note blog #4 じっとしていられない性格なんです。の真相

TSUKIMORI Salonの月森です。
こういうコメントよくよく聞きますよね。
友人でも、家族の間や親せきでも、患者さんでも。このじっとしていられないというのは「体質」が関係しているんですね。

体質によっての違い

東洋医学では体質を重要視します。
その体質にもいくつか見方がありますが、今回は5つに分ける見方から。

体内には五臓(肝心脾肺腎)があり、それぞれ働きが違います。その働きの違いによって、体質が変わってくるわけです。

〈働き〉

肝:血液を巡らせて、外向けに活動的な行動に移す働き
心:血液循環をよくして全身に血液を行きわたらせる働き
脾:飲食物から気血津液を生成して各臓にそれらを巡らせる働き
肺:気(陽気)を巡らせて各臓に気を巡らせる働き
腎:精力根気といったみなぎる力を持ち、水分調整を行う働き

だいたい、このような働きがあります。

〈性格〉

肝タイプ:血液を巡らせるために、何かをやり遂げるまで実行に移したい
心タイプ:血液を正常に循環させるために、何事も穏やかに過ごしたい
脾タイプ:気血津液を生成し各臓に配分するため、あっちにもこっちにもとマイペースに物事を進めたい
肺タイプ:気を巡らせるために、陽気に振る舞い、明るくいたい
腎タイプ:根気があり、どっしり構えて何事も着実に行いたい

とこのような性格に落とし込めます。
そうすると『じっとしていられない。』は、
そう。
肝タイプの体質を持っている方なんですね。

じっとしていられない。は、血液を巡らせて計画的に行動的に物事を遂行したいという現れ。

完璧にこなしたい、自分の思ったように進めていきたい、絶対やしなければならないが口癖。

こういう言葉の裏側に、色々な情報が隠されていて、東洋医学を学んでいくと視野も拡がり、大きな枠組みでみてとれます。

勿論治療や養生にもつながっていくので、面白く学んでいきたい内容ですね。



つきもり

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