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エキストラ参加って意味あるの?

エキストラとして撮影に参加することの意義をお伝えしていこうと思います。

エキストラというのはたぶん知っていると思うけど、「その他大勢」という形で出演する方達のこと。

駆け出しの俳優であったり、一般公募など集まったボランティアであったり、エキストラ事務所に登録している職業エキストラのような方もいます。

私が講師をしているスクールでも時々、「エキストラの現場に行った方がいいですか?」と聞かれることがあるんですが、私の考えとしては

現場経験が全くない、もしくは少ないのであれば、行ったほうがいいと思います。

以下に私が思う、俳優になりたい人がエキストラ参加するメリットを書き出してみます。

🟢撮影現場での瞬発力がつく
どんなシーンを撮るのか、細かいことを知らないで現場に行く(事前に台本を渡されることがないため)ことが多いので、
その場で言われたことをやる瞬発力が付きます。

🟢撮影の流れがわかる
現場経験がないのであれば撮影がどんなふうに進行していくのかもわからないと思います。
経験しておけば、いざ役付きで出演となった時に困らないでしょう。
こういうことを全く知らないと、余計なところで緊張してしまう原因になります。

🟢各部署の役割を理解し、現場でどのような動きをしているか観察する
実はこれが超々大事なこと。作品をつくるのには撮影現場にいない人も含めてとんでもない数の人が関わっています。その人たちの仕事を理解することはとても大事です。

撮影現場での俳優の仕事は、役によってはほんの一瞬かもしれません。けれども「作品づくりに参加している」という意識を持つことが大事です。
作品のために演技以外のことも含めてどんなことでもする。その意識が仕事に繋がっていきます。

🟢俳優部がどのように撮影に臨んでいるかよく観察する
メインキャストがどのように現場で振る舞っているか、どのようにスタッフと接しているか、現場と向き合っているか、
監督の演出にどのように対応しているか。
可能な限りよく観察してみましょう。

🟢長時間の撮影に耐えられる体力が付く
撮影って結構体力勝負なこともあります。だから俳優はある程度の体力作りは必要です。
筋トレしろとかジョギングしろとかまで言いませんが(したほうがいいのはいいんですよ)、
「最低限の体力は現場でつける」という方法もあります。

🟢カメラアングルや画角を学ぶ
現場でどのシーンをどんな風に撮っているのか、レンズの違いまではわからないと思いますが、カメラと俳優の距離感だとか、カメラアングルを記憶しておいて、実際の放送や、上映の際にそれがどんな効果を生んでいるのかを確認するというのは、とても勉強になると思います。

 
そしてそして覚えておいてほしいのは

運が良ければセリフが貰えることも。
もっと運が良ければ役名がつくことも。
そして、ドラマの次のシリーズでキャスティングされたり、そのままレギュラーになることも。

実際にあります。私の仲間にもいます。

エキストラという仕事をなめたらあっかーんーですね。

エキストラ参加する場合、現場での注意点があるので
↓こちらの記事を読んでみてください


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