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【台詞集】ボイスサンプル用 男性編 1

はじめに

このページは、であぱ、そふぃあ、ましゅもんの台本から、セリフを抜き出したものです。
利用規約に同意いただいた上、「ボイスサンプル用台詞集」としてお使いください。

であぱ作

「小賢しい愚かな羊共よ、安息なる我が居城に何用か……
ここまで辿り着いた事は、褒めてやろう……
しかし、我の姿を目にしたこの瞬間、貴様らの命運が尽きた事を心得よ。
平伏せよ……そして眠れ。
永遠に継続せし無で、その身を焼き尽くすが良い」(頑張って睡眠導入 〜魔王編〜)

「なんだその目は……
その身の破滅を前にして、まだ抗うと言うのか?
ふふ……ふはははっ!!
実に面白いっ!!
ならば抗ってみせろ!!
その手で剣を取り、我が魂をもほふるがいい!!」(頑張って睡眠導入 〜魔王編〜)

「静かな夜だ。
魔物の声すら聞こえぬ……静寂。
これ程までに愚かな羊が揃っておるのに、鳴き声一つせんとは、 絶望とは、これ程までに穏やかなものなのか……
聴こえるのは……価値無き者が炎へ消える音と、無への足音。
誰かおらぬのか? この静寂を打ち砕く程の羊は!
立ち上がり、抗う勇者は!!」(頑張って睡眠導入 〜魔王編〜)

「くっ、情けない……
実に愚かなり……嘆かわしい……
まさに愚の骨頂……
これ程までに勇猛果敢に名乗りを挙げた者がおるというのに……なんと脆弱なる事か……
我に傷一つ負わすこと無く、眠りについていく……か弱き羊共よ」(頑張って睡眠導入 〜魔王編〜)

「つまらん……飽きた。
50匹目の羊よ……英雄と成りえなんだ事を、冥府にて神に懺悔せよ。
くっくっくっ……血反吐に塗れ、悔しがる神の崩れた顔が目に浮かびよるわ……ふふふ、ふははは!!!
ふぅ〜……永久とこしえに眠れ
『力に身をやつす哀れな獣どもよ……決意のともしび枯れる時、我が魂は命脈を喰らわん……グラトリ―・アドラメレク』」(頑張って睡眠導入 〜魔王編〜)

「はぁはぁ……くはぁ〜っ!! ……いつまで湧き続けやがんだチクショウ……
はぁはぁ……
まだ……まだ死ねねぇ……俺はよぉ……まだ終われねぇ……こんな所で終われねぇ〜んだよっ!!
まだ「好きだ」って伝えられねぇ〜んだ……
俺の帰りを待ってるアイツに……
へへっ……どうしようもねぇ〜俺だけどよ……
そんな俺を待っててくれるヤツがいる……だから……だからぁぁあ!!!!」(頑張って睡眠導入 〜勇者編〜)

「どこを探してんだ♪?
(大振りの音) ふんっ(弾く音) もうお前の攻撃は俺には届かねぇ〜よっ(ザン)
(巨体が倒れる音)
羊が……50匹
さぁ〜て♪
ちまちま相手をしてる時間が勿体ねぇ♪ 全員まとめて、かかって来やがれっ!!
『剣に宿る聖なる力よ!!
勇者の名の元に、俺の眼前がんぜんの敵をことごとく討ち滅ぼす力となれっ!!』
喰らいやがれぇぇ!!!
ショックウェーブ・ブラストォォ!!!!」(頑張って睡眠導入 〜勇者編〜)

「ったく……遅せぇなぁ (タバコを吸う)
すぅ〜……ふぅ〜!!
──あっ!? 遅ぇ〜よっこのタコッ!! (タバコを消す)
あぁ? 路上喫煙禁止区域だぁ??
んな事ぁ〜知るか馬鹿っ!! (タバコを捨てる)
──あ? お前は馬鹿か? 町にゃ〜掃除屋っつ〜仕事があるんだよ?
だから、オイラがポイっとタバコを捨てる。すると、そいつらに仕事が出来る。オイラはそいつらに仕事を与えてやってんだっ!
逆に良い事してんじゃねぇ〜か♪ 褒めて貰いてぇくれぇ〜だね♪ はっはっはっ!
って、んな事ぁ〜どうでも良いんだ。おらっ行くぞ!!」(必殺規律人)

「本日も、ショッピングセンター『ボイスサンプル』にご来店頂きまして、誠にありがとうございます。迷子のお知らせを致します。
……お母さんっアンタ何やってんの♡!!
スカイブルーのシャツにグリーンのハーフパンツの男の子が迷子よ♡!!
かけがえのない大切な可愛い子供の手、離してんじゃないわよ馬鹿っ♡!!」(ショッピングセンター〜ボデリア〜)

「アンタにとっては、小さなショッピングセンターに夕飯の買い物をちょっとしに来たくらいにしか思ってないでしょうけどね!!
小さな子供にとっては、いつも生活世界とは全く違う別世界、異世界なの♡
子供の不安や恐怖を舐めんじゃないわよ♡!!
そんなどこか分からない様な所で、この子はポツンと1人で戦っていたのよ♡!!
今もアタシの横で戦ってるっ!!
小さな拳をギュッと強く握りしめて、大きな瞳いっぱいに涙をたっくさん溜めて──でも決して泣く事なく、戦ってる♡!!
お母さんを信じているのね……必ず迎えに来てくれるって……
ふふっあなたカッコイイわ……
凄くカッコイイ♡
もぉ〜食べちゃいたいくらい♡
あっあっ──ゴメンっごめんなさいっ嘘よっ嘘よ!!
あぁ〜んもぉ〜!!
アンタなんか食べないわよっ♡!!
もっとアタシ好みの男になってから、出直しなさい♡!!!」(ショッピングセンター〜ボデリア〜)

「子供って良いわよねぇ〜
何をするにしても全力で、何を考えるにしても全力で♡
だからこそ、ひとりぼっちになった時、全力で信じるの♡
『必ず見つけ出してくれる』
『必ず迎えに来てくれる』
──でも一欠片の不安が襲ってくる……
『もしかしたら見付けられないかもしれない』
『もしかしたら捨てられたのかもしれない』
全ては『全力でお母さんを信じているから』♡!!
全ては『全力でお母さんを愛しているから』♡!!!!
その『全力の愛』っ!! お母さんっアンタも『全力で』受け止めてあげなさい♡!!
そして……『全力』で愛してあげなさい♡!!
あぁ〜もぉ〜ビィビィビィビィ泣いてんじゃないわよ♡!!
アンタさっきまで『絶対泣かない』っつって強がってたじゃない♡!!
何があったのっ!?
えっ……恐い? ……おばっ!?
誰が『オバケ』よ!!
ふっざけんじゃないわよっ♡!!
あちしはオバケじゃなくてオ〜カ〜マッ!!
アンタ子供だからってナメてんじゃないわよっ!!」(ショッピングセンター〜ボデリア〜)

「──というのが、当社のカーナビゲーションシステムの新機能『AI彼女』でございます。
彼女としての自然な会話の流れから、渋滞案内、道案内、電池の替え時、ドライバーの休憩を促すなど、適切なタイミングでナビゲーションしてくれる。
1人でも、擬似的に優しいAI彼女と楽しいドライブが出来る。
他に類をみない、最高のカーナビゲーション!!
新しい時代のシステムとなっております。
如何でございましょうか?」(ドライブデート)

「(眉間にシワを入れて必死な雰囲気) ぬぬぬぬぅぅ〜??
ん〜〜? こっちの方に逃げたはずなのだが、ん〜どこかに隠れたかぁ〜?
あっちか? こっちか? それともそっちか……いや、きっとそっちっ!!
──うぉおっ!? ビックリしたぁ〜そんな所で何を……いやっそんな事よりも!! そこの君、こっちに人が走っては参りませんでしたかな??
えっ? あっ私? 『私が何者か』と??
ゴホンッ!! 失敬失敬♪
本官は、見ての通りっ警察官であります!
えっ『み、見えない』??
えぇ〜……左様でありますかぁ? 紺色の制服に帽子、十手を腰にと、どこからどう見ても──えっ? あっ『声だけだから、見えない』。あぁ〜『見る事が出来ない』という意味でありましたかぁ〜はっはっはっ!! こいつは一本取られましたなぁ〜っはっはっは!!」(和歌連歌劇)

「はいは〜い!! このお時間がやってきましたぁ〜!! お〜待たっせっしましたぁ〜!!
時報明けたら私のじ♡か♡ん♡
あらやだ♡ 楽しみにし過ぎてセクシー出ちゃった♡
それじゃ〜お馴染みのタイトルコール行っちゃいますか♪?
行っちゃう? 行かないどく?
やめとく?? やめとこっか♪
よしっやめとこう♪
嘘嘘嘘嘘っ!
スタッフさんからすっごい顔で急かされちゃってるから、いっちゃいますよぉ〜♪
あっ『急かされる』で思い出したんですけど、このスタジオに来る途中に横断歩道があるんですけどね、そこの信号を待ってる時にDJハイジのぉ〜!! 【クラRadio(レィディオ)】」(O.A.)

「はぁ〜い♡ このコーナーは『ミセスハイジ』が、リスナーみんなの疑問や質問に応えて行くっていうコーナーになってるわよっ♡
もぉ〜スッゴイ♡ スッゴイ♡ スゥ〜ッゴイ量のメール♡
なんかねぇ〜、サーバがパンクしたらしいの♡ もぉどんだけ溜まってたの♡
メールだけでそんな事があるのね♡
今回もミセスハイジが、次から次へとみんなのメールから疑問・質問を抜き出して答えちゃうからね♡」(O.A.)

「お前は、あのババァの所にいたガキ……何の用だ?
──おっ? まさか、あのババァは死んだのか? クックックッ……そうかっ! 伝説が完全に消滅した訳だ!! これはこれはご愁傷しゅうしょうさ──いや『おめでとうございますだな♪』はっはっ!! その報告にわざわざここまで足をお運び頂いたのか? あぁ?」
──誰だ!?
喋るポッポ……クックッハッハ!
伝説の喋るポッポが俺の目の前に──そして、伝説の喋るポッポが俺のポケモンになるっ!! 今日はなんて良い日なんだ!!」(POPPO 〜伝説の羽根を継ぐ者〜)

「ポケモンはトレーナーを信頼し、そしてトレーナーはポケモンを信頼する。
そして絆が生まれ、本来の力以上の実力を出せるモノだ──
限られた時間とは故、我と旅をして来た貴様が口にするべき言葉は、本当にそれで良いのか?
──小娘っ!!
……我が主は、諦めなかったぞ?
我に何度も打ちのめされ、それでも何度も何度も……呆れる程に戦いを挑んできた。
貴様の心の中に、我が主がいる事を忘れるな。
そして我の心の中にも……
──さぁ小娘っ! 我への命令を許可する!!
──貴様の願いを叶えてやろう!!
(少し間を空ける)
ふんっ……承知した──」(POPPO 〜伝説の羽根を継ぐ者〜)

そふぃあ作

「10歳…か。早いなぁ、こないだまで、あんなに小さかったのに…仲のいい友達もいるみたいだし、これからはきっと…もっと、手がかからなくなってくるのか。それもそれで、寂しいもんだな…」(My Precious マイ・プレシャス)

「…オレさ、ひとつのことをずっと続けるのって、すごいことだと思う。オレにはできなかった…親が転勤ばかりしてて環境が変わるから。友だちとも長いこと一緒にいられなかった…だから、どうでもいいって思ってた…心を許せる奴なんかいたことないよ。」(それぞれの色)

「あいつ、時間があれば町に出向いて、困っておる人を探すんだ。他人の荷物をもったり、子どもと遊んだり、母親の悩みを聞いてやったり…市民たちはあいつのことを慕っておる。だから平民会でも、圧倒的に票を集めたんだ。…ただし、正直に言って、あいつは政治家には向かぬ。…判断ができんのだ。優しすぎてな。」(デュオ・ディクタ)

「すべては、俺を産んだ母親のせいだ。おそらくあれは心を患っていたんだろう。…気に入らないことがあると、いつも俺を殴り、罵声を浴びせる。…子供っていうのは、親を選べないんだ。与えられた親の元で生きていくしかない…親に望まれないのなら、生きていたって仕方がない…」(タブラ=ラサ)

「俺は、上官にしこたま怒鳴りつけられたあと、軍をやめさせられた。いや、やめてやった…。いつ死ぬか分からない、それでも死んではいけない世界から、逃げてやるんだ。俺は死んではいけないんじゃない。この子のために、生きるって決めたんだ…!何も後悔しない…もう、何も…」(My Precious マイ・プレシャス)

「…くそ、私はなんてことを…!どこからだ、どこから情報が漏れていた?これは警察に…いや、そんなことをすればメディアに嗅ぎつけられて私は失職だ!妻に心置きなく研究をさせてやりたいのに…仕事を失う訳にはいかないんだ…!」(レーヴ)

「ああ…ブレーメンが攻撃されてからは、逃げながら生活していたさ。わしは諜報員だったし、妻も機密を漏らしたから…戦争から終わって、しばらくするまで夜もおちおち眠れなかったよ。…居場所がバレたら引っ越し、その繰り返しで、やっと落ち着いたんだ。そしたら、久しぶりにお前たちに会いたくなってね」(図書館の鍵)

ましゅもん作

「封印せられし隻眼せきがん刀匠とうしょう、我が打ちし刀にて封域ふういきを断ちその禁を解かん。いでよ、天目一箇神あまのまひとつのかみ」(隻眼の紅炎)

「私はもう刀を握れないのだッ!! 守りたい者を自らの手で斬り屠り、その瞬間に悦を感じていた私に……再び刀を握ることは許されない! 召喚の儀の時、貴様の用意した刀を握ろうとした。だが、手が震えて握れなかった」(隻眼の紅炎)

「『近くに鬼がいる』と貴様に斬らせたのは、私が鬼に勝てるだけの力を持ち合わせていなかったからだ。今の私はもう神などではない……。 似ていたのだ、昔の私と。このままではお前は正しい妖刀の作り方も分からずに力に溺れ、私と同じ運命をたどると思った。そして何より、お前を、おみつを、この村を救うことで、過去の贖罪が出来ると思った」 (隻眼の紅炎)

「クク…フハハハハ!俺が憎いか人間!!!いいぞ、その目だァ!怒りをはらめ、俺を憎め!その邪気じゃきを俺に寄越せェ!」(隻眼の紅炎)

冥暗めいあんの底に眠りし隻眼せきがん刀匠とうしょう、救済の剣にて神域しんいきを断ち再び邂逅かいこうせしめん。目覚めよ、天目一箇神あまのまひとつのかみ」(隻眼の紅炎)

「ふぅ……。ついにこの時が来た。まさかあいつがあの紅炎べにほむらを持っているとは思わなかったが……問題ない。その力すらもかてにするだけだ。俺が百年かけて用意した最高傑作さいこうけっさく……。奴さえ消せば全てが上手くいく。覚醒かくせいの時は近いぞ……“紅蓮の夜叉ぐれんのやしゃ”」(紅蓮の夜叉)

「あの時の緋色の目……。その瞳に、妖怪は感情のない化け物という固定概念を壊されてしまった。あれはきっと、人の血が混ざっているから、なんて理由ではないだろう。思えば、今まで退治してきた妖怪も感情があったように思える。こいつも、僕と同じで孤独だった……。こいつもそれが辛かった。僕に認めて欲しくて、あんな無茶を……。すまなかった。僕は妖怪を一概に悪いものだと決めつけて、緋色の気持ちを考えていなかった。むべき相手は変わらないが、もう少し考えを改めようと思う」(紅蓮の夜叉)

「ふざけるなぁあああ!私がこの山に産まれて数百年。今日も人間の来訪はなしか!昔は多くの人間がこの地に訪れ、そうして私の供物となってくれていたというのに。人間とはなんと汚い生き物なのだ!私はそれなりに麓の村に恵みを与えていたはず。それなのに、何故っ…………ん?おやおや噂をすれば、ようやく人間様のお出ましか!ふん、今すぐに食らいついてやりたいところだが、この醜い姿であの人間の前に出てしまえば、私はきっと獲物を逃してしまうだろう。それに、目の前の獲物に飛びつくなど久方ぶりの晩餐も興がないというものだ!……さあ、人間どもの目を欺いてきたあの仮面を取って来よう。そして助けるフリして、私の家に誘い込み、油断したところであの人間をっ……!ククク……フハハハハハ!!!」(紫陽花の人魚)

「あぁ、しさめ。お前の命と共に、紫陽花たちはみんな枯れていったようだよ。しかし……やはり人間とはかくも強欲で汚いものだ。見ろ、この紫陽花たちはその命が枯れてもなお、この世に必死にしがみついている。しさめ……お前が望んだ景色は、本当にこんなものだったのだろうか……。あぁ、それにしても、やけに頬を濡らす雨だな。しさめ……」(紫陽花の人魚)

「……ッ、忘れたの?僕のお母さんは、若い頃人間に助けられた。たったそれだけで処刑されたんだよ?クローバーの人魚に乱暴されて、暗闇で1人、ゆっくり花を枯らして死んだんだ。そんな奴らに、僕の言葉が通じるもんか!」(花と散る)

「暗い……母さんはここで死んだのか。逢花おうか……逢花おうかは僕を許してくれないだろうな。いや、それでもいいんだ。逢花おうかが生きてくれるなら。彼女は本来、僕と交わらない存在だったのだから。僕はせめて、君を想って死ぬよ。秋は枯れ、季節は君へ向け巡る。花が落ちたら逢いも叶わず……」(花と散る)

『“人類ロボット化計画”。数年前に始まったこの計画、僕たちの両親は人類ロボット化計画の火付け役で、数年前に自らロボットになってしまった。恐らく、自分たちがロボットになることによって、人類ロボット化計画の安全性を示したかったのだろう。両親が手術をしている間、人間のままでいたい僕たちは二人に気づかれないように家を出た。途中、ロボットたちに追いかけられたけど、僕たちはとにかく遠くへ逃げた。あれから数年……。マリー、いつか……いつか、きっと家に帰れる日が来るから、それまでは我慢しような」(機械を焦がす雨)

「ほっほっほ、驚いたかの?お前さんらの家にこっそり行ってきたわい。まさか子供部屋がそのままだとは思わんかったが、鍵もかかっとらんかったわ。もう少し色々持ってこられたらよかったんじゃが、あそこはマスクをつけとっても息が苦しかった。どうやらここ最近出入りしとるようじゃのぉ。お前さんらがあの家に帰れるのはもうちっとばかし後になりそうじゃ」(機械を焦がす雨)
「武器なら、この炎があるさ!たぎる炎は母をも奪い、世界を焦がす大火と成った。僕は母を殺したこの炎で、母を救い出すんだ!黄泉に漂う鬼火たちよ、今ここに集いて、その炎火えんかを鼓動にくべよ!流星火りゅうせいか光炎火輪こうえんかりん!…………別れの時だ、黄泉大神。お前の残したこの国を、私が必ず守り抜く。例えお前が、崩壊を望んでもな。……灰神楽に舞い踊れ、黄泉大神。……っ、炎が、消えない!?くそ、まだ、制御が……このままじゃ、黄泉全体に炎が回ってしまう!一体、どうすれば……!」(カグツチの贖罪)

「あァ、俺の名前だったな。教えてやるよ、カグツチ。……苦と死を繋ぐは大蛇の咆哮ほうこう海原うなばらを司りし穢れの神、天を貫き、大蛇を殺し、英雄の果てに穢れへ還る。……果てなき地獄が、俺を招いた。天孫、三貴神が一人、スサノオ」(スサノオの贖罪)

「俺は、何度だって変えようとしてきた。海を治めるため、光を正すため、クシナダを救うため、何度も何度も何度も!俺は、未来を変えようとしてきた!……でも、変わんねぇんだ。どれだけ強い力で捻じ曲げようとしても、俺の未来は、変えられねぇんだよ!……カグツチ、お前を殺したって、未来は変わらねぇ。こんなところに来た時点で、俺の未来はもう終わってんだ。だから……死んでくれ、カグツチ。俺の、過去の弔いのために!」(スサノオの贖罪)
「貴方のせいなんかじゃありません。イワナガヒメ、貴方はこんなに美しいじゃありませんか。ニニギノミコトがなんだというのです。もし、彼の元へ行っていれば、きっと貴方は不幸になっていた。もし、彼の元へ行っていれば、私は貴方と出会えなかった。……大丈夫です、イワナガヒメ。私は、貴方を捨てたりなんかしません。コノハナサクヤヒメが亡くなってしまったのは、山が、炎が、ニニギノミコトに傷つけられたコノハナサクヤヒメを、お救いになられたから。母なる大地の選択です。貴方に非はありません」(この花が散る時)

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