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【台詞集】ボイスサンプル用 男女不問編 1

はじめに

このページは、であぱ、そふぃあ、ましゅもんの台本から、セリフを抜き出したものです。
利用規約に同意いただいた上、「ボイスサンプル用台詞集」としてお使いください。

であぱ作

「さぁっお立ち会いっ!!
明治、大正、昭和、平成と参りまして、令和も数年の時が流れましたこのある日。
配信アプリにて盛り上がりたるは、ひとつのLIVEがございました。
『誰もコールに上がらねぇ〜から、声劇でも一つ読んでみようか?』
これは、書き手が立ち寄りました配信LIVEから頂戴致しましたネタを、またそれとは別の配信LIVE、つまりはわたくしのLIVEですなぁ〜。ここに送り届けられた、珍妙奇天烈ちんみょうきてれつの前口上の台本でございます。
さぁさぁ配信にお集りの配信ユーザー、声真似ユーザー、声劇ユーザー、歌ユーザーの皆々様、今日は聞き手となりまして、しばしの間お耳を拝借!!
これから始まりますは、わたくし【自分の名前】がお送り致します、完全オリジナルの、へそで茶を沸かす語りの大盤振る舞い!!
歌を煽るも良し!
台詞を演じるも良し!
コールに上がり、共に語るも良しの笑わにゃ損の小一時間。延長合わせて小二時間程度の、永くも短いこのLIVE!!
是非とも幕が閉まるまで、お時間の許します限りのお付き合いの程──なにとぞっよろしくお頼み、申し上げますぅ!!」(前口上)

「下らない下らない下らない下らないっ!!! 実に下らないぃ〜!!!!
ありきたりのデスゲームに単純で幼稚な器具っ!! 悲鳴から絶望っ、脱出への思考からの機転っ、そしてハッピーエンドォォオ!!!
何という怠惰たいだなのでしょうっ!!」
今話題だというから、楽しみにしていたというのに……とんだ期待外れっ!! 裏切りの何者でもないっ!! 切り刻む価値も無しっ!!」(狂おしい程のラブストーリー)

「絶望、渇望、失望から訪れる、騙し、裏切り、道連れ──
はいつくばり、血反吐ちへど糞尿ふんにょうにまみれながら祈りをい、力尽きていく参加者達の……目……
生きながらにして腐っていく人間の深い深〜い深層心理……その死の一瞬に見せる、ドス黒い憎しみの炎……フフフ」(狂おしい程のラブストーリー)

そふぃあ作

「私たちの住むフランスは、戦争に負けたドイツに多額の賠償金を払わせようとしている。その上、生産設備をことごとく破壊し、領土を奪い…。そういえば、ある国ではこのように発言した幹部がいるらしい。「レモンのようにドイツから搾り取ろう、レモンの種がキーキーきしるのが聞こえるまでな」…と」(レーヴ)


「速報です。本日午後5時ごろ、P社本部近くにて「人が地面に倒れている」と通報がありました男性は既に死亡しており、警察は身元の確認を急いでいます…先生、遅いな…」(プラグマ)


「欧米の方には、体と心は別物だって言う考えがあるそうだ。…体は救えずとも、心を救うことはできるかもしれない。生きていくことは大事だ。でも、それが叶わないこともある。そんな人を前にして、私たちには何ができるだろう…」(ココロミ)

ましゅもん作

「授業終わりに一服しないと、この世の不条理を浄化出来ない。そんな体になってしまった。友人からは『煙草にハマるなよ』と忠告を受けていたのに。体に染み付いたこの煙の匂いは、ボクを掴んで離さない。今日は、一服せずに帰る予定だった。でも、ボクみたいな弱虫は、欲に負けてその罪悪感を煙に巻く。そんな生活しか送れない。(煙草を吸い、煙を吐く)大人になったけど、酒も煙草もつまらない。昔憧れた輝きも、もうここにはいない。……この吸いさしの煙草で、この小さな火で、世界が終わってくれたら、どんなにいいだろうか。そんなことを考えながら、ボクは今日も煙草をみこんだ」(記憶屋紫苑)

「しーっ。記憶の解像度は、記憶を信じる心に比例します。神の力が信仰の減少によって衰えるように、信じなければ、望んだ記憶を手に入れることは出来ない。少しでいいので、私に心を委ねてください。私は記憶の守人もりびと。私を信じることは、記憶を信じることと通じますから。記憶という概念より、実体のある私の方が信じやすいでしょう?」(記憶屋紫苑)

「記憶の戸、守人もりびといざない。依代よりしろに宿る記憶の欠片、術者のめいにて、今、その門を開けよ。記憶の中で、心ゆくまでごゆるりと……。記憶の隘路あいろに。いざ、開門」(記憶屋紫苑)

「そうすることで、ボクがボクを好きになれるのだったら!ボクが何者になりたいか、ハッキリ答えることが出来ます。ボクがなりたいのは廃人なんかじゃない。昔、ボクが捨ててしまった“普通の人間”になりたいんです。ボクを苦しめる記憶の囲いから出て、ボクは普通の人間になりたい」(記憶屋紫苑)

「(煙草を吸って吐く)ああ言っていたのに、全然戻ってこないじゃないか。ボクを騙して仮眠でもしてるのか、本当に記憶を見ているのか。どっちにしろ、煙草を吸い終わったら暇になっちゃうな。(煙草を消す)……そうだ、こっそり探検しちゃお。触ったり動かしたりしなければ、別にいいよね?(立ち上がる)よいしょっと。さて、確かあっちからカードを取ってきてたよな?どれどれ?……わ、丁寧にファイリングされてる!出しっぱなしのもあるけど、どれも色ごとにファイルを分けてるんだなぁ。……ん?この真っ黒のカードは何だろう。黒いファイルなんて見当たらないし……どうしてこれだけ黒いのかな。裏に色がついてるのかな……。……えぇい、起きないつむぎさんが悪い!裏返しちゃえ!」(記憶屋紫苑)

「貴方は、普通の意味を履き違えている!普通とは、時に理想を意味します。理想を追うために必要なこと、それは、失うことではなく、学ぶことです。先に忠告した通り、このまま私が貴方の記憶を買い取ってしまえば、貴方はきっと廃人になってしまうでしょう。いつの時代も、人は普通を理想としているものです。恋人もいないのに『結婚したい』学歴も無いのに『いい企業に就きたい』努力もしていないのに『綺麗になりたい』そんな格差が見えないのに『男性になりたい』あァ、『普通の人間になりたい』!!!……ゆかりさん、貴方が記憶の囲いから外に出られないのは、貴方が色々な事象から逃げているからだと、先ほどご自分でおっしゃったではありませんか。なら、何故努力をしない?理想から逃げるだなんて、逆走もはなはだしい!!!!!」(記憶屋紫苑)

「彼女の中の妖が肥大化すれば、きっと彼女の家の祓い屋が対処してくれる。私がわざわざ動かなくても、そのうち勝手に消えてくれるんですよ。敵を助けるほどの余裕はありません。それに、彼女が私から奪ったものはただの記憶ではありません。あれは、私のけがれを封印してあるもの。あれを悪用されたら、私は私ではいられなくなってしまう。私は正直言って、彼女と関わりたくない」(記憶屋紫苑)

「あぁ、可哀そうに。さあ、こちらへおいでなさい。私は貴方の心の底に住む者。貴方の人生を見つめ、貴方を救うために生まれてきた者。貴方は、身を置いた場所が悪かった。さぁ、こちらへおいでなさい。もう逃げても大丈夫、闇の中は安泰あんたいです。後は全て私に任せて、貴方は深く深く、お眠りなさい。さぁ、手を出して。裏切り者は囲いの中へ帰る時間です」(記憶屋紫苑)

「つむぎさんの姿でボクを惑わそうとしたって無駄だ。ボクは、闇になんか堕ちない。ボクは、決意したんだ。もう、逃げない。もう、繰り返さない。この決意で、ボクは囲いすら消し炭にする。この決意で、ボクは君を越えてつむぎさんの元へ戻る!」(記憶屋紫苑)

「そのカードは、草薙くさなぎタチの優しい感情。彼女が憑りつかれる前の人間の記憶です。貴方が扉から出たら、私は記憶屋の戸を永遠に閉ざします。せめて、人間だった草薙くさなぎタチの記憶くらいは、元の世界に戻して差し上げたい。……化け物の慈悲じひですよ。もうじきそれも鬼に飲まれてしまう。ゆかりさん。そのカードを持って、普通の人生を歩んでください。そのカードを持って、草薙くさなぎタチと……私、つむぎ しおんを、忘れないで」(記憶屋紫苑)

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