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独りの夜に聴く邦楽MV10選

定期的に見ておきたい名作MVの自分用メモをシェアします
プチ解説も添えて

藤井風 「帰ろう」

2020年バラード史上最高到達点と言って間違いない。現在23歳。そしてこのディレクションを担当したのはカンヌ広告祭を制し現状日本を代表する児玉裕一(椎名林檎でおなじみ)。曲、映像、全てが完璧。いや完璧以上の120点。このMVは語りきれないので、のちに、またまとめます。

山下達郎「FOREVER MINE」

達郎はサブスクをやっていないし、MVも公式はない。なんとか入手してください。嶋田久作の芝居が圧倒的。確実に泣いてしまう短編映画。ディレクションは色味だけでこの人だとわかる丹下紘希。

ちなみに・・・丹下作品と言えばこれも外せない。窪塚洋介の輝きも相まって。

MONDO GROSSO / ラビリンス

満島ひかり超堪能MV。振付は「ラ・ラ・ランド」の振付などのダンサー、ジリアン・メイヤーズ。ディレクターは丸山健志。ファーストカットから香港の超有名スポット益昌大廈(イェック・チェウォン・ビルディング)をパンダウンという演出。ワンカット風で緊張感がずっと保たれている作品。ずっと聴ける大沢伸一節が随所に。

KIRINJI - killer tune kills me feat. YonYon

色との付き合い方が神。カラリストは誰なんだろう。ディレクターは鈴木健太。彼はMaison book girlのMVなどでも活躍しているがこのMVは一つの集大成に見える。唐田えりか本人の私生活が歌詞にマッチしすぎていてこれは流石に神様の悪戯がすぎる。(MV公開は2019/07/12)新生KIRINJIの中でも一際輝く一曲。

ゲスの極み乙女。「ドグマン」

小川紗良の圧倒的存在感。緑の色合いが素晴らしい。今作のディレクターで映画監督の酒井麻衣は小川紗良を撮るのが大好きなんだと思う。川谷絵音との相性も抜群でジェニー・ハイでもそのコラボは堪能できる。1回見ると仕掛けに注目が行きがちだがメイクとスタイリング、照明と小道具とロケーションが異常にいい。

DAOKO × 岡村靖幸『ステップアップLOVE』

スタッフが最強すぎて説明できない。現状のMV日本代表を作るならこのメンバーである。日本一のヒットメーカー川村元気・児玉裕一・PerfumeのMIKIKO先生と率いるELEVENPLAY。そして最強のA&Rで元YMOマネージャー、現岡村ちゃんの事務所社長である近藤雅信。この曲を収録した『操』のジャケットは会田誠。なんだよこのメンバーは!

DAOKOのプロジェクトは豪華コラボを繰り返し、大手代理店が関わっているからこそできる圧倒的なクリエイティビティが発揮されていて楽しい。孤高の天才・岡村靖幸への敬意が感じられるバスケとダンスのコラボ。MIKIKO先生の振り付けを踊る部分があること自体が新鮮。

植田真梨恵「ダイニング」

ディレクター不明。でもディレクターのセンスで飽きさせない。固定された無表情の植田真梨恵と無機質な雰囲気と淡々と進む楽曲。通常の楽曲だと濃いめな彼女のヴォーカルが、この淡々とした世界においていい中和を起こしており、歴代楽曲の中で一番活きていると個人的には思う。

赤い公園「Highway Cabriolet」

2代目ヴォーカル石野理子を迎えた赤い公園新体制2本目のMV。初代よりヴォーカルが滑らかで甘めになった分、きっちりした演奏に対してこれもまたいい中和が起きている。全体的に世界観がガーリーで可愛い赤い公園の歴史を踏まえつつ、元アイドルのスキルを生かした踊りが良すぎる。監督&コレオグラファー志村知晴の力に違いない。“Cabriolet(カブリオレ)”はヨーロッパ車におけるオープンカーの名称とのこと。不思議と別世界に疾走しながら連れて行ってくれる楽曲。

天才バンド / 君が誰かの彼女になりくさっても

奇妙礼太郎という、圧倒的なヴォーカル。じゃあハナレグミもリストアップしろよと言われそうだけど、MVという観点だとこっちかなと。ディレクター・スミスの作品はいつも好き。この頃からセンスが爆発している。

LITO - Dreamin'

というわけでここまで観た人は私と趣味が同じまたは近いのは確実なので私の楽曲でおやすみなさい。撮影・編集・作詞・作曲・歌唱は伊藤陽佑です。チャンネル登録・高評価よろしくお願いします。

いかがでしたでしょうか。なんだか11選だった気がしますが、色々まだオススメしたいものが・・・ ひとまず次回は藤井風について語ります。