【有料版/考察パート】村上ファンドの西松建設に与えた影響って?
昨日は旧友と久々語らいあったActivist Timesです。
いやー友人との会話はばか楽しいですね!
思わず話の花が咲きまくってしまいました‼︎
友人はこれからも大事にしようとそう思えた1日でした。
さてさて、先般から西松建設編をご覧いただきありがとうございます‼︎
思ったよりも多くの方にご覧いただいており、作成した当方としても嬉しい限りです😊
まだご覧になられていない方は下記にリンク貼っておくので是非ご覧ください‼︎
この2回のnoteを踏まえて、今回の西松建設がどのように変化していったのかをまとめていきたいと思います。この変化をみることで村上さんの視点の一端を垣間見ることができるのではないかと思っております。
ではスタートです!
⭐️西松建設の変化と考察
●株主構成の変化
【2019年9月末】
【2020年9月末】
【2021年9月末】
こう見ると所有者区分の金融機関と外国法人等減少し、その他法人が増えてますね。
金融機関による政策保有株式の縮減の動きや、海外勢の日本株投資縮小の影響による減少分を、村上グループが買い越したことが窺えます。
西松建設は2021年2月に大幅に政策保有株式を売却したので、その点から西松建設を持っている上場企業も株を売りやすかったのかもしれません。
・考察
村上グループのようにクリーピングテイクオーバーを主戦略とするアクティビストは、安定株主比率の高い会社ですと、中々その株を買い上げることができない為、手を出さないケースが多いです。
そういった中で西松建設は株主構成が変化し、安定株主も少なくなってきていたので狙い目だったのだと思います。
●財務状況の変化
以下が財務状況の変化。
ROEは向上していませんがコロナの影響で利益が減少した影響かと思います。
一方配当の額は大幅に増加しており、自己資本比率も低下しております。
自己資本を上手く株主還元に活用したようですね。
村上さんの成果ですね。
・考察
村上さんに株付されてから比較的早いタイミングで、株主還元を強化しており、村上さん的には言うことを聞きやすい会社と捕まえられた可能性が高いのではと個人的には思います。
●株価の変化
2019年11月より投資を開始しており、当時の株価は2375円(11月中旬と仮定し、11月15日の終値を想定)。
2021年12月15日に完全に保有が無くなっており、その時の株価が3475円。
約1.5倍となっています。
大量保有が初めて提出された日である2020年4月17日の終値の1890円と比較すると約1.8倍となっています。
●出来高の比較
出来高はあまり大きく変化はしてないようです。
●政策保有株式の変化
【2019年3月末】
【2022年3月末】
2019年3月末と2022年3月末の政策保有株式の保有状況を比較すると、、、、
銘柄数が77銘柄から25銘柄に。
代謝対照表計上額は667億円から271億円に。
大幅に縮減されてますね。
・考察
先程申し上げた通り、安定株主が減ったのも村上さんとしては攻勢をかけやすかったのだと思います。
●財務目標の変化
ROEは8%から12%に。
配当性向は33.5%から70%以上に。
自己株取得を200億円以上実施する旨を開示
成長投資額を620億円から710億円へ増強。
大幅な強化ですね。
⭐️まとめと最後に
本日は番外編として村上ファンドによる保有開始から売却までの期間で西松建設がどのように変化していったのかを、様々な観点からまとめてみました。
こう見ると村上さんの効果はすごいですね。
本件に関しては株価も上昇して、配当も増加するという投資家にとってはばんばんざいですね!
今後も引き続き情報収集しつつまとめていきたいと思います。
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それではまたお会いしましょう!
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