北海道のヒクマの被害、統計史上最多。

 こんばんは、人間と「ヒグマ」の共存を考えるblogとYouTubeチャンネルを運営している酒井隆行です。

 連日のようにヒグマ関連のニュースが報道されています。今年に入ってからも、厚岸での人身事故や福島町と滝上町での人身事故等で発生しています。このヒグマによる死傷者数は.1962年以降最多になるとの事。

今一度問いたいのは、この状況は「北海道ヒグマ管理計画」の想定内の出来事なのか、それとも想定外の出来事なのか。

今年のこの被害件数の状況は、「北海道ヒグマ管理計画」の目的に記載されている、人間とヒグマとのあつれきを低減するため、ヒグマとの緊張感ある共存関係を構築し、科学的かつ計画的な保護管理により、「ヒグマによる人身被害の防止、人里への出没の抑制及び農業被害の軽減」並びに「ヒグマ地域個体群の存続」を図る。

と、ありますが、本当に疑問が残る文書であります。

・人間とヒグマとのあつれきを低減→計画が出来て、被害は軽減できたのか?

・ヒグマとの緊張感ある共存関係を構築

→緊張感ある共存とはどういう状況を想定していて、現在の状況はその目的を果たしているのか?

・科学的かつ計画的な保護管理により、「ヒグマによる人身被害の防止、人里への出没の抑制及び農業被害の軽減」

 →科学的かつ計画的とはどのようなことをなのか。また予算と人員はどのように配分、配置されたのか。人身被害の防止については、目的が達成されたといえるのか。さらには、人里への出没の抑制や農業被害の軽減についても、予算の配分とその成果についてどのように検証されているのか。

このままの状態では、まだまだ被害が拡大します。

一刻も早く対応しなければなりません。

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