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中小企業が商品を売る前にやるべきこと①マーケット選び

我々は、商品を売る際に、最も重要なポイントが、どんな市場(マーケット)に商品を販売していくかだと考えています。
大きすぎず小さすぎない市場がベストです。
市場は大きすぎれば大きいほどよいように思いますが、中小企業の場合、多くの宣伝・広告費があるわけでもなく、多くのプレーヤーと戦う体力(人とカネ)も少ないでしょう。

また、情報が増えニーズも多様化している中で、大きい市場の中で、「あ、これは、私のためのサービスだ」って感じさせることは予算がある企業でも難しいと思います。
商品を作る前に、たった一人でいいので確実に購入してくれる相手を見つけ、そこから独自の市場を作っていくというステップを踏んでみましょう。

そして、その一人のお客様が十分に満足するサービスを作りましょう。お客様を満足させつつも、あなたの個性や志向を反映させた商品を作ることができたら、同じようなお客様を見つけられるような活動をしていきましょう。
ひょっとしたら、、それは、既存の概念では存在しない市場かもしれません。

今、私のお客様でマーケット選びがうまくいっている企業があります。
BtoBのSaaSサービスを提供しているのですが、競合が全業界に対応しているのに、そのお客様は、一つの業界に特化しています。そして、その業界の中でも売上や特定の運営をしている企業に特化しています。
売上を上げるには、他業界にも対応するべきだと思うのですが、他業界に展開した時の顧客満足度の低下を懸念されており、とても慎重。
業界内では、そこそこの知名度があり、ユーザ同志の交流会も非常に盛り上がります。ですから、紹介で少しずつ新規顧客を増やしています。

経済成長期は常に右肩上がりの目標が当たり前だったかもしれませんが、その前に、顧客の満足度をMAXにすることを優先することが大事ですよね。そのためにも、マーケットを絞ることが重要です。マーケットが広ければ、より幅広い知見が必要になってくるし、全ての方の満足度を満たすことは難しいですよね。

マーケットが狭ければ、より深い課題に向き合うこともでき、そこを解決することができれば、顧客の満足度をあげることができるでしょう。

そんなサービスを作ってマーケティングしていきたいものですね。

上記の事例をもう少し詳しく聞きたい、マーケット選びの相談にのって欲しいとう方は、こちらのページから、ご連絡ください。


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