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英検各級の特徴まとめ

英検の正式名称は実用英語技能検定で、5級から1級までの7つの級に分かれています。

「英語の試験と言えば英検」のように日本国内で最も知名度の高い英語の試験です!

今回の記事ではそれぞれの級の特徴や難易度についてご紹介していきます。

英検の受験級に迷っている方や、受験時期を知りたい方、どのような力が身につくのかを知りたい方に役立つと幸いです。


① 英検5級

英検5級は中学校1年生レベルの内容が出題されます。
多くの方にとって初めて受験する級が5級になります。

5級に合格するためには、約400語の単語を自力で読め、聞きとって正しく理解する力が必要です。

またリスニングの比重が高いため、聞くことが得意な子が少し有利な傾向があります。

一方、文法事項は疑問文や否定文の形を理解しておくことが重要です。
特に主語の理解が高得点のポイントになります。


② 英検4級

英検4級は中学2年生レベルで、助動詞、過去形、未来系など動詞の使い分けが出題されます。

また比較などの形が変わる表現を学ぶ必要があり、目安の単語数は約1300語程度です。

指導をしていて感じることは、意外に覚えることが多い級だということです。
5級に合格後、しっかり準備期間を設けてから挑戦することがおすすめです。


③ 英検3級

英検3級は中学卒業レベルの内容で、ライティングやスピーキングなどの自己表現が始まります。

自分の意見を作る問題が出題されますが、3級では内容の中身より、きちんと文を作れたらとりあえずOKの傾向があります。

また試験の時間も長くなり、高校入試に近い難易度の問題が出題されます。

目安の単語数は約2000語で、入試の評価基準とする私立中学校も多いです。


④ 英検準2級

準2級は高校1年生レベルです。
単語数は約3600語で、3級からの単語数の壁があります。

文法事項は仮定法などの複文がよく出題されるため、文の形の構造を理解できるかがポイントです。

またライティングやスピーキングの問題では、内容が評価され始める級です。

文字数や語数を守っていても、内容がテーマ外だと採点されないので、日本語力や思考力が問われます。


⑤ 英検2級

英検2級は高校卒業レベルで、ここから社会的に評価され始めます。

高校卒業程度の単語数(約5000語)の学習が必要で、ライティングなどのテーマでは、客観的な意見を作ることが大事になります。

総合的に、準2級に比べてかなり高めの壁があります。


⑥ 英検準1級

準1級は大学中級レベルの試験内容です。
新たに出題される文法事項などはありませんが、代わりに2級までの文法事項を確実に理解していることが重要です。

また試験時間に比べ問題数が多いので、速読などのスキルが必要になります。

単語数は約9000語で、海外のニュースなどで使われる難しい単語が登場します。


⑦ 英検1級

1級は英検の最高級で、日本国内の試験の最高峰の一つです。

1級では単なる英語力を測る問題だけでなく、専門性や社会性の高い内容が出題されます。

例えばライティングでは、国際問題や人権問題、最先端の科学技術などについて200 ~ 240語の作文を行います。

2次試験の内容も、専門的な質問が5つ出題され、その場で1つを選び2分間スピーチを行います。

単語数は15000語程で、スキル毎の特訓が必要になってきます。
1級に関しては、総じて完全に別物の試験です。

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ここまで読んでくださりありがとうございました!

英検の各級はそれぞれ特徴があります。
おすすめは5級から順に受けて成功体験を積んでいくことです。

急いでの連続受験ではなく、理解度をみながら計画的に取り組みましょう!

文面だけでは掴み切れない特徴もありますので、英検協会のHPで過去問も確認してみてください(^ ^)

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