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お題でプレイリストその10「円の音楽」

いつだったかふと音楽周りで気になったこと。
「丸」や「円」というモチーフはミニマルミュージックと相性がいいのではないか?
・・・と思って手元にあるiTunesライブラリの音楽を「round」「circle」などそちら方面のキーワードで検索して該当する曲を集めてみたら面白かったのでこれもまたプレイリストにまとめてみました。

リンク貼る前に結論から。
「円」とミニマルミュージックはそこまで接点ありませんでした。

こうやってみるとガチなミニマルミュージックよりはソフトなミニマルに該当する作品の方が多いような。(アデスやGreenbaumなど)
ミニマルミュージックも純粋になると絵的な要素もそぎ落とされるのかなあ・・・

これは盲点だと思ったのがプレイリストの後半に出てくる「ヨーロッパ諸国で伝統的にある円になって踊る民族文化」の存在。ストラヴィンスキーの「春の祭典」「火の鳥」やオルフの「カルミナ・ブラーナ」みたいに昔の風習が反映されているものもありますがドビュッシーのは作曲家にとっての現在の風習なのか気になります。

そしてジョージ・クラムの「マクロコスモス」の楽譜そのものが円を描いている楽章もそうですが宇宙モチーフの楽曲は円モチーフでもあることが多いようですね。
宇宙モチーフの音楽のプレイリストにしてもよかったかも?とも思いますがこうやって「円」つながりにしてみると人間が円になって踊っているのと星が円を描いて公転して踊っているのに何かつながりがあるように思えてきたり、そんな視点も面白い。

そもそもこのプレイリストにある曲をタイトルや背景を知らずに聴いてどれだけ「円」を感じ取れるのかも気になるところ。やはり丸いことを表現するには繰り返しのモチーフが一番わかりやすく、そうなるとやっぱりミニマルミュージック的な表現方法が伝わりやすいところもあるのかも。

さてなんだかんだで毎月更新してきたシリーズですが自分でもどこまで続くか見当もつきません。まだいくつかプレイリストのストックもありますしテーマの候補もありますし。とりあえず無理にならない程度にとは思っています。
来月はなんだか12月らしいので一年の音楽周り振り返り(これの代わりに)とかインク振り返りとかをやる予定です(サッカーは振り返ろうにもシーズンが始まったばかり)。