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1シーズンサッカー追っかけノートを手書きしてみた振り返りとこれから

タイトルには「1シーズン」とありますが実は2018年にサッカーを見るようになってから手書きでノートをつけることは真っ先に始めたことでした。
とにかく人がたくさんいるのを覚える自信がなく、少なくともAリーグは小さいリーグなので応援しているチームだけでなく対戦相手も含めリーグ全体をある程度は把握しておきたかったのがその理由。同時に数年前当時はAリーグ界隈に関して公式などが発信する情報がかなり限られていたので初心者としてはかなり手探りだった記憶があります。

オーストラリアのサッカーを知るにつれて試合で起こることに限らない面白さ、人間の魅力、記事などに取り上げられなちょっとした話、そしてそれを語り継ぐ文化があんまり強くないことを実感してそこから改めてノートに何を書くべきか考えるようになり。さらにその数年でAリーグの情報発信が増え、逆に何を覚えておきたいか取捨選択をする必要もでてきました。

といった経緯で今期改めて「ノートをつけよう」と試みました。
ある程度余白をもって見やすく書けるようA5のノートで、どれくらいページを使うかわからないのでほぼ日のDay-freeを選び。内容も書き方も試行錯誤で無理なく続くよう工夫を続けて数ヶ月。そして3月くらいになって日常生活との兼ね合いかちょっと気力ががくっと落ちたタイミングで次のシーズンに向けてどう改善していくかを考えてみることに。

時系列を完全無視してまずなぜがくっと落ちたのか、というと日常生活と書く習慣のバランスが取れなくなったことが原因、つまり「書く量がシーズンを通して(状況が変化した場合も含め)維持可能でなかった」というのが問題だという結論になりました。

サッカーに関してノートを書くことを自分が試みた結果、内容はおおまかに2種類に分けられました。一つは得点や出場選手などの数字・ファクトの部分、そしてもう一つは自分が見たことや感じたことを書く自由記述の部分。Aリーグは比較的小さいリーグですが(とはいえ男子も女子も含めました)前者だけで結構書く量はあります。
後者の自由記述の部分は書く量に関してはそんなにですが気づくこと・覚えておくこと・後から思い出せるようにしておくこと・自分で考えることetc.に多少なりとも思考の労力を使う、という特徴があり。(ファクトの部分は探せばすぐ見つかるし考えないで書き写せるのでそういう面では楽)
さらにAリーグほどの比較的短いシーズンでも自分がここまで書いていた量だと湯水のようにページを使うことも判明しました。

なので今シーズンを振り返ってまず決めたことは「基本の書く量を減らす、少なくとも増やさない」という事。一つのシーズンが一冊のノート(何のノートを使うのかはこれから検討)に収まるのが理想ですし、シーズン終わりまで習慣が続くことが最優先。

ただそれと矛盾するようですが同時に「自由記述の部分を充実させたい」と思ってもいます。
結果的にその部分の負担がちょっと増えるとしても書き残しておきたいことがAリーグは色々あることが判明・・・というか前からずっと知っていましたし、そもそもそういうフリーな記録を大事にすることがこのノートの目的だったので。

個人的に大切にしたいな、と思っている視点は「ファンアートを書くならここを描く」という考え方のメモ。自分で絵を描くことはないですし描けるようになる予定もないのですが(表現方法としては色々いっぱいいっぱい)、でも試合のこの場面が面白かったな、とかこの出来事にこんな反応ややりとりがありそうだな・あったら面白いなという想像まで含めて「絵にしたい」という思いは書き留めておきたいと思ってます。どう書き留めるか、は今後も模索予定ですが。
ちなみに今期ぶっちぎり一番で絵にしたかった場面がこちら:

ここまでは書く量・内容についてフォーカスしましたが今期のノートでじわじわ実感したのは記録を残すフォーマットとレイアウトで便利・不便が分かれること。例えば一つ前の段落で書いた「ファンアートにするなら」的なメモを含め自由記述の部分は試合があろうがなかろうがひらめいた時にささっと書き留める必要があるけど自分がつけていたノートには随時記録するためのスペースが十分にもうけられていなかった、と思うことがたびたびありました。
同時にちょっと気になったことをメモしたいけど正確さを失わないために後から詳細をゆっくり遡って埋めたい、ということも多々あったのでそれを別々に記録するためのフォーマット・レイアウトも考えた方がいいなと反省。

そもそもAリーグに関しては試合を見ている時(現地でも配信でも)より平日に出る記事や記者会見、インタビューやフォローアップや動画コンテンツなどで人間がわかる情報が出てきてそういうネタこそ面白くて大事で流れ去っていって欲しくない事なので自分のツボにはまったもの(色々はまりますが)を逃さないためにも自由記述の部分の内容だけでなくフォーマットをしっかりしたいと思っています。
これとか例えば試合詳細のところに後から足すのもいいけど自由記述として書き残すこともできてなかなか悩むところ:

それからノートに書くことなんでも余白は少なすぎるより多い方がずっと便利、という気づきも得られました。読みやすさもそうですし、あとから情報を足すのもそうですし、あとヘディングとかに太い字幅の万年筆を使う自由さと楽しさも理由の一つ(ズームニブはいいぞ)。
なので書く量を全体的に減らすにしてもやっぱりA5サイズ・方眼ノートは継続予定。手書き方面のオーディエンス向けに書きますが自分の使い方だとページのサイズと内容どちらも考慮してドットより方眼の方が使いやすいです。それから紙は(裏抜けさえしなければ)薄い方がかさばらないですし後から見返す時とかぺらぺらめくりやすいです。そうなるとやっぱり理想はほぼ日のDay-freeを1シーズンで使い切るくらいかな。

見直したり考え直したりしても基盤のところで「Aリーグの記録を楽しんで残すこと」ということは忘れずにいたいです。手書き自体の楽しさというか色んな万年筆を使うのも楽しいですし、それから面白いネタを書き留めたり後から読み返したりするのも楽しいですし、何ならAリーグの性質上試合ファクトの部分を書いているだけで笑えてきたりすることもあります。
それに加えて後から見返して思い出して面白い、「あのときこんなことが」を語る助けになるノートにしたい、という目標ももちろんあります。

今回の見直しだけでベストなノートにできる自信はないですがオフシーズンも含めて色々考え直して来シーズン少しでも使いやすいノートにできたらいいなと思っています。
来年の今頃にはここにサンプルを1ページくらい見せられように・・・・できるかな。内容とかフォーマットだけでなく手書きの字とかも改善しないと。まだ今期のノートの中身を他人に見せる自信はないと思ったのですが、それでも今後との比較になるかもしれないので最後に現在地をちょっとだけ、字がお恥ずかしながらあれなのですがチラ見せ程度に。

新しい万年筆なこともあって字はなかなかひどいけど余白の大切さだったり自由記述のスペースだったり今回振り返ったことがだいぶ現れているセクションでした