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私のEDC(Everyday Carry)万年筆
万年筆が増えればインクも増え、ついでに万年筆を入れるペンケースも増えるしノートや紙も増えるし・・・という流れが絵に描いたように展開されているここ数年。はまりたての頃と比べてある程度落ち着いたとはいえ様々な用途や状況に応じて使いやすいものを使えるように、と思うと自然と物も増えるものです。
それはもちろん家で万年筆を使う上でのことに限らず、万年筆を外で持ち歩く場合にも言えること。毎日出かける生活ではありませんがいわゆるEDC(Everyday Carry)=日常的に持ち歩くものについてどうやったら使いやすくスマートに管理できるか試行錯誤の日々。
出かける目的や場所によって本数などは変わるものの、とりあえず数本万年筆を携帯する際にだいたいこんなところを見て決めています。
・インクが乾きやすい(ぱっと書いてじっくり待たなくともノートを閉じたりページめくったり出来るように)
・手が汚れにくい(いくつかキャップにインクが溜まったり溝に付着したインクが指に移る万年筆があるので・・・といっても結局不注意でインク付けたりするのですが)
・白くない(汚れたら嫌ですし特にオーストラリアの夏の日差しにはあまりさらさない方がいいかなと)
・値段がものすごく高くはない(説明不要ですね)
・クリップが有る(置いたとき転がらない、ペンケースに入れても動いたりしないとやっぱり安心)
・手に馴染む・使いやすい(家の机みたいに広くゆったり使えるスペースだけではないので)
・それなりの容量(ちょっとしたお出かけなら気にしませんが旅行などだとかなり大事な要素)
・テンションが上がる(機能性のみならず楽しさ・愛着も)
・・・という事などを色々吟味した結果、自分がEDCに選びがちな万年筆はだいたいこんな感じになりました。
(1)パイロット キャップレス(細字)
やっぱりキャップレスは総合的に文句なしに使いやすいです。キャップの取り外しが無いワンタッチ式なのはもちろん、書き心地やフローもちょうどいい。使いやすいブルーブラック(色彩雫の月夜)入れたらもう手放せなくなったので手帳番の万年筆に。一本しか持ち歩かないならこれだけで十分。
(2)セーラー プロギアスリムミニ(ミュージック)
外出先で景色の写真に一言添えたりしたくなったとき、何かツッコミ入れたくなったとき、叫びたくなったときにさっと取り出して使える太い字幅はいざというとき(?)に便利。ミュージックなら多少雑に書いても字幅の特徴のおかげで様になる。ミニサイズの万年筆はスリーブに入れても持ち運べるのが良いですね。
(3)ラミー サファリ(極細)
お手頃な価格でしっかりしていて、インクが出過ぎなくさらっと乾きやすいのも使いやすいポイント(もちろん入れるインクによりますが)。ブルーブラック系統以外の楽しい色のインクを入れることが多いのでポイントカラー的な用途でも重宝しています。
(4)プラチナ センチュリー(細軟)
これは万年筆がというより水に強いセーラーの顔料インク「青墨」を入れてるのがこの軸なので持ち運ぶことが多いです。何か書類とか書かなきゃいけなくても自分の万年筆が使えたり、単純に耐水インクを持っておくと安心な心持ち。あとこの軸は初めて買った一本なので手に馴染んでいるのももちろんあります。
(5)セーラー プロギアスリム(中細)
自分にとって全般的に使いやすく手に馴染みやすく書きやすい万年筆ならやっぱりプロギアスリムの中細。ただ上記1と4を既に選んでいる状況で濃い色のインクを入れてる軸は他に必要ないんじゃ?と思ってEDCから外れることもあって申し訳ない。これは楽しい色インク入れるようにもう一本プロギアスリムを購入してしまう未来が見える・・・?
使いたいインクにもある程度左右されますが持ち運ぶのはだいたいこんな感jじ。あとは持ち運ぶ本数や場所に応じてペンケースやノートなども色々使い分けていますがそちらについてはまた別の機会に。
あと先ほど使いやすくスマートにと言いましたが「スマートさ」には全く自信がないのでそこをもっとなんとかしていけるといいなあ・・・(そしてきっと物が増える)
実際に出先で万年筆を使わないことも珍しくないですがどうしても一本は携帯しておきたいですし、出かけた先でゆったり時間を過ごすのを若干苦手としているのでしばらくどこかに座ってゆっくりするきっかけとしても使えればいいな、とも思っています。
EDC、便利なだけでなく好きだからこそ選んで手元に持ちたい。