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プロギアorプロギアスリム?(ヒント:必ずしもどちらかではない)

注:この文章を書いている人間は平均よりも手が小さい人のため写真でのサイズ感、感覚でのサイズ感などは小さい手仕様になっています。

万年筆を買うとき、どんなメーカーのどんな万年筆でどんな字幅で、と毎回じっくり考えて買ってるはず・・・だと思うのですが。
つい最近まで自分の手元にセーラーのプロギア・プロギアスリム・プロギアスリムミニが3種類揃ってることに気づきませんでした。
なので気づいてしまったついでにちょっと写真を撮って軽く使い心地を比べたりなんだりしてみました。

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上からセーラーのプロギア(カクテルシリーズのアプレスキー・中細)、プロギアスリム(中細)、プロギアスリムミニ(Bunguboxゾディアックシリーズの蟹座・ミュージック)。
長さはプロギア=プロギアスリム>スリムミニ、太さはプロギア>プロギアスリム=スリムミニです。つまりは名前の通りですね。

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ニブを比べるとこんな感じ。左がプロギアスリム、右がプロギア。ニブの大きさに関連する違いはまた後ほど。万年筆に限らずなんでもシルバーが好きですが万年筆ではバイカラーのニブがあって良いですねー。

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ちなみにプロギアスリムミニは後ろにキャップをつけるとプロギアスリムよりちょっと長くなります。基本的にはキャップつけて使うのがデフォルトですかね。そのままだとこうなります。

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ちっさ!スリムミニもそうですが私の手も!
でもこのサイズだとペンスリーブ(私が所有しているのは万年筆と同じくBunguboxで購入しました)に入れてペンケースや何かに入れて持ち運びに便利です。じっくり真面目に書く用でなくささっと取り出してささっと遊びで書く用なのでミュージックニブを選びました。

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セーラーのミュージックニブはこんな感じ。しっかり太い字幅なのでもっと大きい字で書けるようにしたいです。

他の2本はどちらも中細。英語でも日本語でも書きやすく、ほどよい硬さと柔らかさがあるため自分にとっては一番使いやすい字幅です。

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(写真中のインクはロバートオスターのVelvet StormとCherry Blossomです)

プロギアスリムとプロギアを比べると書きやすいと感じるのはプロギアスリム。細くてしっかり握れる、手持ちの他の万年筆とだいたい同じくらいの握り感。プロギアだと少し太めなのがはっきり感じられますね。太い軸+大きいニブの組み合わせだと万年筆のグリップがちょっとゆるめでより寝かせて書く形になります。結果姿勢も前のめりにならないような感覚があり、ちょっとリラックス?した姿勢で書ける気が。デシモじゃないキャップレスとちょっと近い感覚かな。

ということでセーラーのプロギアシリーズ各種は手の大きさに合わせてどれか選ぶ、というよりは万年筆の持ち方や書き心地に合わせてあわよくば両方買うのも全然有り得ますよ、という考え方がいいんじゃないかなと思います。書き心地や使い道で入れるインクも変わってきますし、楽しい悩み事が多くなりますが。

ちなみに手持ちのプロギアスリムもアプレスキー(プロギア)を買ったときにうっかりついでに買ってしまったものです(笑)だたやっぱりデフォルトというか普段手書きでよく使うのはプロギアスリムですし、ちょっと特別なここぞというときに限定軸を使えるので両方買って良かったと思っています。そしてきっとまだ増える。

見た目も使い心地も書き心地も楽しい万年筆手書きライフをこれからも。

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