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Inky troubles:インク汚れとの戦い

万年筆とインクにはまってから身の回りがカラフルになりました、というとだいたい楽しいことを指しますが必ずしもそうでないカラフルさもあります。
今でさえだいぶ減りましたが、インクをこぼすとかそういう大きなアクシデントがなくてもとにかく身の回りのものにインクが付く。諸々取扱いに慣れた今でも、どんなに気をつけていても後から気づくこともあります。

これまでインクで汚れた箇所でいうと手や机、服、紙などはもちろん、万年筆を洗う時の洗面台周り、インクで汚れた手で触った財布やマグやパンやピアノの鍵盤、そして万年筆を洗う時に使った布を置いた洗濯機なども。先日もふと鏡を見たら顔にfire and iceとおぼしきインクが付いてましたし、ほんと油断ならない。

万年筆を洗う時に手が汚れるのはもう仕方がないということに自分の中ではなりましたが(一応手袋着けて洗うのも試しましたがどうもうまくいかず)、万年筆にインクを入れる時の手の汚れはだいぶ減りました。多分。特別なことをしているわけでもなくインクを入れる際に手で持つ場所に気をつけたり都度拭きながら作業する、くらいの些細なこと。それだけでもある程度慣れてくるとスムーズにいくようになってきました。

一度やっちゃったなーと思ったのが万年筆を洗ったりインク入れ替えしたときに使った布(木綿のハンカチやフリースっぽいタオルなど)を服と洗濯してしまって白いパジャマにインクの色が移ったこと。パジャマでよかったですが思ってみればインクで汚れた布はある意味色物より色物なわけで。お洗濯の際には注意が必要です。

あとメルボルンの気候が関係しているのか特に秋あたりに万年筆のキャップ内で結露が起きて、何も考えずにキャップを外して持つと手が汚れることがあります(通気性の良いキャップの万年筆では少ない)。これも特定の万年筆でそういうことがあることを覚えておくだけでだいぶ回避できるんですが、知ってるはずなのにたまに忘れるのも人の性。

とはいえほとんどのインク汚れは落とすのにそんなに骨は折れません。基本身の回りを掃除するもので事足りるか、それでだめなら仕方がないということにしています。材質でいえば紙は諦めるとして、あと布は洗濯するとして頑固なのは机の汚れあたりかな。インクの色でいうと経験上青・緑系よりも赤・紫系のほうが落とすのに厄介。ただどんなインクでも、どんな場所でもとにかくこぼれたら(まずはボトルやペンのキャップを閉めてから)なるべく早くきれいにするのが大切です。

ただインク汚れで一番頻繁に起こり、かつ落とすのが意外と難しいのが手など肌についたインク。特にインクを入れる時の汚れはかなり多く濃く付着して手が一部ゾンビ化したように見えることも。
こういうときはお風呂に入ってしっかり頭を洗うとほとんど(全部ではないことも)きれいになるのでだいたいそうしているのですが、逆に言えばお風呂に入るまで手が汚れたままということでもあるので何か同じくらい効果がある方法があれば是非知りたいです。(とりあえずは万年筆は夕食後お風呂前にインク入れることにしています)

ところで具体的にどうやってきれいに使うか、どうやって万年筆を洗ってるか、ちょっとしたコツとかについて結局書かなかったですがいつかそういう話もするべきですかね?文章にすることよりも写真撮るのが大変でやってないんですが。そのうち気が向いたら書くかもしれません(あんまり期待しないでいいですよー)。