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「Build the perfect football player」を万年筆で考えてみた

色んなジャンルにいわゆる「定番ネタテンプレ」みたいなものがありますがサッカー界隈だといろんなところで使われるのが選手やファンに各パーツ(右足、左足、で一番の選手を挙げてもらって「理想のサッカー選手を作る」みたいなテンプレがあります。ショート動画形式にしやすいこともあってよく見る企画なのですが挙がる選手の範囲もそんなにバラエティがあるわけでもないので新鮮さはもはやなくなっているようにも思えたり。

ただこれ、例えば万年筆でも似たようなことができるのではないか、と思い立ってちょっと改めて考えてみることにしました。とりあえず個人の好みによるところが多いのでもっと答えにバラエティが出るはず。

キャップ:セーラープロギアスリム

上が丸くなってるキャップか平たいキャップかと言われると断然平たい派です。その理由の一部は次の項目ですがそれだけでもなくなんとなく平たい方が落ち着くという方が大きい様子。

天冠:Bungubox Zodiacシリーズ

特にセーラーの限定軸では天冠にも特別なデザインを施しているものが多いですがBunguboxのZodiacシリーズでは十二星座をはっきり表すデザインがここだけなのでスペシャル感があっていいですね。シンボルそのものでわかりやすいけど天冠なのでさりげなくもある。

小さい面積でしっかり主張

クリップ:ペリカン

私はとにかく鳥が好きなのもありますがさりげない遊び心のデザインとしてもペリカンのくちばしを模したクリップは得点が高いです。知らないで見るとなんでもないクリップですがじっくり見るとペリカンのくちばし以外の何物でもない、というのはよく出来てる。

でも本物のペリカンは間近でみるとちょっと怖い

ニブ:ペリカンのバイカラーニブ

ほんとバイカラーニブに弱いんですよ。ただバイカラーニブはだいたいゴールド系の軸とセットなのでシルバー派としては悩ましい(セーラーの海外仕様lucky charmは例外だったりしますが)。
中でもペリカンのバイカラーはやっぱり憧れますね。良いなあ。M800系でいつか欲しい。

ネック:セーラープロギアスリム

ここはかなりディテールの域に入ってきますが見た目よりも持ち心地・使い心地に絡んでくる大事な要素。持ちやすい形になっているような万年筆なんかもありますが私はシンプル・イズ・ベスト(&小さい手向き)のプロギアスリムを。

ハート穴:プラチナセンチュリー

ハート穴という名称だけど必ずしもハートでなくてもいいですし、ハートを使ったデザインが常に好きというわけではないのですがここぞという時に素敵なハートの使い方を見ると嬉しくなります。プラチナセンチュリーはその代表例。シンプルにかわいい。

ハートである必要はないけどハートだとかわいい

軸:セーラープロギアスリム

好きな軸は色々あるけどやっぱりプロギアスリムが一番落ち着く。落ち着く要素は太さ、長さ、重さあたりかな。きっと家で落ち着いて長い時間使うならまた違う答えになりそうだけどいつでもどこでもならプロギアスリム一択。
軸の色に関しては思いつくものでなくて見て「これ!」となるものだと思っているので別に何か書きたいのですが手持ちのうちだと海外仕様のwinter skyのほんのり紫がかったソフトなグレーが(青系じゃないのに!)とても落ち着きます。万年筆意外と手で持つ辺り以外はインク汚れしないことが多いので薄い色の軸も安心・・・と言っていいかな。

尾栓:パイロット プレラ色彩逢い

軸が透明だとプラスチック感が増してちょっと・・・という見方もありますし私もそう思うことがしばしばありますがそれでもこういう色付き透明プラスチックには子供の頃からずっと弱い。いつか実際にパーツを選んで万年筆組み立てとかやるんだったら尾栓は色付き透明でアクセントみたいにしたいです。

尻尾部分を結構長くしてるのも興味深い

元ネタのサッカー選手のバージョンでもそうなんですが答えを全部組み合わせてみると「そんなやつはおらんやろ!」となるのもお約束ということで。ただやっぱり「シルバー系でバイカラーニブの組み合わせ」を筆頭にもっと好きな要素が複数揃った軸に出会えるといいなーと再確認の意味でも挙げてみてよかった…かも?
いずれいつか新しい万年筆をお迎えする時に色々悩むのが楽しみです。