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お題でプレイリストその3「深呼吸用の音楽」

どうも今頃の季節(メルボルンの秋)は色々体調が崩れたり崩れかけたりする傾向にあって、こないだも1年ぶりくらいにお医者さんに行ったのですが。
去年と今年とルーチンで血圧を測った時にどうも値が高めに出ることがあって、リラックスする指示に従ってやっと普通の結果が出て。診察室で緊張したりとかで一時的に血圧が高くなるのは珍しいことじゃないのですが自分の場合久しぶりだから忘れずにあれもこれも言わなくちゃいけないとかで変なテンションの上がり方をしている自覚があってお手数をおかけして申し訳ない以前になんか自分まぬけだなあという感想しかなく。

それによくよく考えてみると日常の趣味(主にサッカー)で色々変なテンションになっている心当たりは多々あるのでそういう状態のときにいちいち血圧が上がってるといしたら日頃気をつけた方がいいのでは?と思い当たり。それを今回のプレイリストのお題にしてみました。

血圧を測り直す時のお医者さんの指示が「深呼吸する」「どこかリラックスするような景色を思い浮かべる」だったのでそこを重点的に考えて選んでみました。
改めて深呼吸に焦点を当ててみると普段ゆっくりなテンポと思っている音楽も実は深呼吸よりもだいぶ速い曲が多いんですね。ゆっくりだけじゃなくてフリーテンポみたいな曲でやっとちょうどいい感覚。だからメシアンのまなざし第1番(Regard du Pere)もいくつか録音があってテンポの差がかなり開いている中ゆっくり弾いているオグドンの演奏を選びました。

思い浮かべる景色でいうと「揚げひばり(Lark Ascending)」やエルガーの「Sospiri」みたいなイギリスの田園風景だったり(実際に診察室で真っ先に思い浮かべたのはそういう景色でした)、アルバム「Bluetongue」から選んだ2曲みたいに海のイメージだったり。
あと景色とは別にオーストラリアの音楽に(連想・曲調両方の意味で)アットホーム感を感じるので結構オーストラリア関連の音楽多めにしてみました。

ラヴェルの「クープランの墓」からのフーガは色々と心を整頓したいときに弾くという形で数年使ってるのでこのリストにも入れてみました。そしてこんなテーマでもショスタコが食い込んでくるあたり私が作ったリストですね。24の前奏曲とフーガからショスタコっぽくないかもしれない、でも心地良さを感じるくらいにショスタコフレーバーがあるフーガ2曲。

あとクラムはアメリカ歌曲集第2巻から歌無しの打楽器(ピアノ含む)だけが演奏する楽章なのですが、こういう最小限の音でテンポが速過ぎずたくさんスペースがあって特定の周期を繰り返すような構成の打楽器だけが弾いてる曲がもっとあるといいなあと思っています。何かあったら教えていただけると嬉しいです。

色々集めてみましたが実際にリラックスできるかどうか血圧に影響があるかは全くわかりません。とりあえず「ちょっとテンション変に上がってないかい?」と自分に問いかけて意識的に深呼吸するきっかけにしていく、くらいに使っていければ。