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Best of Ink 2022

2022年も色んなインクに出会って使って色んなところをインクで汚した1年でした。万年筆でいえばプレラのCMニブを購入してインクの使い方などもちょっと広がったり。ということで去年のテンプレートをベースにまとめていきます。

Best of 煮詰まると表情が変わるインク

前から「容量が大きいピストン式の万年筆に入れたいインク」みたいな特集をやりたかったのですがうちのピストン式の万年筆はどれも入れるインク固定で他を試す余裕がなくて断念して、今回別の形で活用してみました。
そのピストン式固定のインクの中でもインクを入れたときから量が減って煮詰まる間の変化がすごくて特別な思い入れがあるのが三光堂の鶴舞ブルー。
すこしくすみがある柔らかい水色が煮詰まるにつれて優しさは同じまま水色は濃く、そしてくすみも濃くなるのが美しい。数ヶ月かけて楽しめるインクです。

鶴舞ブルーBefore
鶴舞ブルーAfter

Best of アルケミーゴシックとのコンビインク

アルケミーゴシックのアクセサリーとは特に青方面のセレクションが限られているのでアルケミを選ぶ時、インクを選ぶ時でお互い意識して選ぶようなことはほぼないのですが(アブサン周りは例外)、買った物同士相性が良いことは珍しくありません。
今年組み合わせた中で特にこれいいなと思ったのがMoulin Rouge Vampire Necklaceとロバートオスターのmorning mist。

明るい色同士は写真が下手でどうしても暗く写ってしまうのすみません

Morning mistはほんとなんでも出来るインクなのでもしかしたら今後もちょこちょこ一年のまとめに顔を出すかも。

Best of CMニブで使いたいインク

パイロットのプレラをCMニブで買ってからいくつか(全部青系ですが)インクを入れて試しましたが多分今の時点で一番よかったと思ったのがパイロット色彩雫の深海。ぱりっとするラインがまるでブルーのスーツのぱりっとしたかっこよさ、それでいてインクの出もほどよくて濃淡も美しい。結構幅広く色んなインクで良さが出てインクを固定するにはちょっと難しいのでこのままもっと色々試してみたいです。もしかしたら来年以降更新版とかやるかも。

綺麗、上品、エレガントと中細で使う時以上に褒め言葉を並べたくなるブルー。

Best of オーストラリア代表応援インク

サッカーでオーストラリア男子代表Socceroosがワールドカップに行ったらロバートオスターのAussie Goldをサンプルで試す!と決めていましたがこれだけ明るい黄色だとそれだけじゃ心許ないしそもそもオーストラリア代表のカラーは「グリーン&ゴールド」なので緑インクも選ばなきゃ、ということになり悩んで選んだのがセーラーインク工房767番でした。
よくイメージ通りの色を選ぶのは緑が一番難しいと言ってるのですが今回もそうでした。ただそういうときにセーラーのインク工房で系統的に色が並ぶシステムはとてもありがたい。おかげでオーストラリアぽい、そしてAussie Goldにもぴったりのグリーンを選ぶことができました。

余計なブルー(ロバートオスターのcarbon fire)を挟んでふと思い出しましたがアウェーユニフォームに使われてた突然のダークブルーはインクだとどうなるんだろう

Best of 三姉妹インク

ローテーションとかしてる関係もあって普段そんなに意識しないのですが紫系統結構持っていて、しかも青赤バランスが結構似たような紫が揃ってるんですよね。
なのでたまにこういうコンビネーションができることもあります。

どれも細すぎない字幅で色の表情を楽しみたくなるインクです

インクは上からモンブランのラベンダーパープル、キングダムノートのムラサキクラゲ、そして神戸インク物語の多聞パープルグレー(32番)。
先ほど書いたように青と赤のバランスとしては似てるんだけど明るさだったりくすみだったりがそれぞれ違う、違うメーカーの3色だけど同じ家族の性格が違う姉妹みたいな3つのインクです。
こんなにあれば十分かと思いきややっぱり薄紫も欲しくて模索中。

まだこないだサンプルで買ったけど試してないインクもありますし色々考え中のインクもありますが来年も精力的に新しい色を試したいですね。軸・・・はなにか出会えば。セーラーのつけペンとか気になってたり。
あとは写真撮る時に一緒に撮るアイテムも増やしたいところ。手ぬぐいは一時帰国まで待つとしてアルケミーゴシックや毛糸なども買っちゃおうかな。楽しみです。