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アクチュアリーに必要なコミュニケーションスキルについて
いまさら感のあるテーマなので、他の方が語ってきたことと多分に重複しているとは思いますが、自分のこれまでの経験(数々の失敗体験を含む)から思ってきたことを自分の言葉で述べます。
なぜこの文章を書こうと思ったかというと、先日、コンピテンシー(外資系生保アクチュアリーのコンピテンシー)について書きましたが、その中でもとりわけコミュニケーション能力が重要だと思う一方、これまでの経験から、意外に重視していない人が多いのではないかと思われるためです。
以下、コミュニケーションは業務上の会話を意図していますが、資料やメールなど言語的なコミュニケーション(バーバルコミュニケーション)全般にも当てはまると思います。
なお、自分のキャリア的に、どうしても、国内or外資生保に偏った内容なのはご容赦ください。
ちなみに、IAA(*)のシラバスか何かでもアクチュアリーに求められるコミュニケーション能力について書いてあった記憶があります。今はアクチュアリー会の委員会活動からは遠ざかりましたが、以前は教育コンテンツを作っていた経験があるもので。一部似たようなことが書いてあるかもしれませんが、本当に自分の思っていることを書きたいので、特に参照しません。
(*) 当初SOAと書いていましたが、IAAだったと思い出しましたので訂正します。SOAにも記載があるかは確認しておりません。
1. コミュニケーション能力の定義
コミュニケーション能力が高いとはどういうことでしょうか?数学科卒らしく、まずはその定義からはじめたいと思います。
もちろんのこと、単に会話が長く続く、話題が豊富、おしゃべりであるといったことではありません。
ビジネスの世界においてはすべてのコミュニケーションに目的があります。その目的を達成するのに適切なコミュニケーションが取れることをコミュニケーション能力が高いと呼ぶことにします。したがって、話題が豊富なことで目的が果たせるのであれば、それはコミュニケーション能力が高いと言って差し支えないです。
2. 職種や部署によって能力の必要性・求められる質は大きく異なる
(申し訳ありません。諸事情につき、この先有料記事としました。)
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