「国交省辞めて、コーチになります！」　第7話　ゴルファー向けセミナーのオファー

　当時中学生の甥っ子が競技ゴルフをやっていたことは書いたと思います。コーチングを学ぶ動機のひとつが彼をメンタル面で支えたいからでした。

　もちろん、甥っ子だけではなく将来はプロゴルファーのサポートもやりたいと思っていましたし、機会があるたびにスクールでも宣言していました。

　甥っ子が師事している先生は当時九州内の女子プロゴルファーの卵やプロを目指しているゴルファーの面倒を見ている方でした。名前を言えば、我々より上の世代のゴルフ好きな方は誰でも知っている方です。

　コーチングを学んで少し自信が付いたら、その先生にお願いして体験セッションを受けてくれるゴルファーを紹介してもらおうなんて事を考えていました。

　スクールのDAY５だったと思います。まだ学び始めて１ヶ月です。その日の昼休みに姉（甥っ子の母親）から電話がありました。

「先生がプロ＆研修生３０人に対してセミナーやってって！」
そう、姉が甥っ子の師匠の先生と雑談している中で東京までメンタルを学びに行っていると話したらしく、それなら是非にとなったらしいです。

ビックリです！いやいや、まだ早いでしょう！心の準備が！なんて言っている暇はなく、１２月某日という日程も決まってしまいました。

　焦ります。何をやっていいかもわかりません。そもそもそんなに知識や経験も積んでません。やりたいけど怖い。まずは大樹さんに相談を。

　「アスリートのことはYOさんに相談したら？」と言うことになり、YOさんと当時アシスタントの中でアスリートサポートをやっていたしんちゃんに相談というか、ほぼ教えを請うかたちでセミナーの準備を行いました。本当に親身になって教えてくれました。

　いざとなった時に頼れる人がいること、そして、頼っていいんだと言うこと、今では企業研修でよく伝えていることです。

　そして、もう一つ大切なことは、「やりたい」気持ちを大切にすること。今持っている知識や経験で何とかなるんです。「やってみて」は「あなたなら出来る」のサインなんです。

　12月に向けて、準備を進め、セミナーを実施しました。その結果はまた後日。

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