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4周年イベント振り返り⑤~寄付コイングランプリ~

今回は4周年記念イベント「Social actor night」の話題です。
このイベントでは、2022年度に最も社会貢献活動に取り組み、コインを獲得したユーザー「ソーシャルアクター」を表彰いたしました。

今回も前回に引き続き、表彰式を振り返りたいと思います!今回は、寄付アクションでグランプリを受賞された井上誠也さんにインタビューをおこない、ソーシャルアクションへの想いをたっぷり語っていただきました。

寄付グランプリ受賞者・井上さんのご紹介

今回お話を伺ったのは・・・

井上 誠也さん
一般社団法人子育てデザイナーズ協会代表。
7歳と4歳の2人の子どもの子育てに日々奮闘中。本業は金融機関で働くサラリーマンですが、保育士のキャリアもあり、「金融×子どもを取りまく社会課題」といったテーマでソーシャルアクションにも取り組んでいる。

受賞の感想

ー このたびは寄付グランプリの受賞、おめでとうございます!ご感想を聞かせてください。

受賞を通して、actcoinのスタッフの方やソーシャルアクターの人と繋がれたことがとても嬉しく思います。
自分の取り組んでいる活動をいろんな方に知っていただく機会となったことも嬉しく思います。
また、大人になってから賞状を貰ったりすることはなかったので、少し照れくさい気持ちにもなりましたね。
actcoinを通じて、分野は違えど社会課題解決に関心がある人や団体と繋がることができることに充実感を感じます!

受賞者との記念写真

ー 私たちも、社会貢献をしたいと思う人たちのプラットフォームでありたいと考えていますので、そう言っていただけて光栄です。当日はどんなお話を交流の時間にされていたのですか?

表彰式では、ソーシャルビジネスに取り組む方とお話をすることができ、その方の新規事業の構想についてお話を聴くことができました。私が学生のころに行った国でビジネスのフィールドを広めるという話より、その国に関する話でも盛り上がりました。また、子どもの居場所づくりの活動をしている大学生ともお話しすることができました!

まずは自分にできるアクションからスタート!

ー 井上さんは、子育てをサポートする団体の運営、そして本業の金融知識を活かして子どもを取り巻く社会課題の解決といったソーシャルアクションを行われているそうですね。

はい!自分の経験をもとに、自分のできる範囲で活動しています。
今は寄付リテラシーを高めたく、日本ファンドレイジング協会が展開している「ファンドレイジングスクール」を受講しています。

ー すごい!アクションの中でも寄付に力を入れている印象なのですが、なにか理由はありますか?

保育園や福祉業界にお金をより回したいなと思い始めたことがきっかけです。
様々なセクターの方と積極的に交流することを意識しているのですが、その中でも福祉の分野で活動する人は温かい方ばかり。
その人たちがより良い環境で、持続的に気持ちよく働けるような自分にできるサポートを行っていきたいなと考えています。

actcoinが持つ可能性

「ソーシャルアクションの可視化=信頼の可視化」に大きな可能性があると思います。特に、日本においては、社会全体に大きなインパクトを与えるような可能性を秘めていると思います。

個人的な見解ですが、日本には親切な人や誰かを助けたりサポートしたりしてくれる人はたくさんいると思います。
一方で、控えめな人が多く、失敗を嫌う傾向が強いので、サポートが必要な人とサポートをする意思がある人のマッチングにおいてとても大きな課題があると思っています。

ー 確かに。イギリスのNPOが毎年調査している「世界寄付指数」も、日本は先進国の中でとりわけ低水準ですが、日本人の控えめな国民性もひとつの要因なのでは、という論文を読んだことがあります。

そうですね。また、良いことを行なっている人や団体がいても、アピール不足によってなかなか認知されないという課題や、過度なアピールによって怪しまれてしまうというような課題があります。結果、お金や人的リソースなどがなかなか集まらず、活動が縮小していってしまったり、社会的なインパクトにつながりにくいという状況にあると思います。

actcoinが広がることで、ソーシャルアクションの見える化が信頼の可視化に繋がり、素晴らしい活動をしている人や団体にリソースが集まっていくことで社会課題の解消が急速に進んでいく、そんな未来が待っているのではないかと期待しています。

ー ありがとうございます!社会的意義のある活動がより持続的になることに貢献できるサービスに1日でも早くなれるよう、より一層頑張ります!

おすすめの社会貢献団体とアピールポイント

ー ソーシャルアクションの中でも「寄付」を特に行われているとのことですが、応援している団体があれば教えてください!

認定NPO法人very50

「自立した優しい挑戦者」を育てるというミッションを掲げるプロジェクト型教育プログラムを提供しているNPO団体です。
代表の菅谷亮介さんは、実は大学の先輩で、非常に優秀かつ熱い思いを持った人です。
やっている活動が意義深く社会的インパクトも非常に大きな団体だと思いますが、何よりも信頼できる人物が運営している団体ですので、自信を持っておすすめできます。

認定NPO法人PIECES

子どもたちの孤立という課題に社会の中に市民性を醸成するというアプローチで取り組んでいる団体です。
piecesさんもとても精力的に活動されていてインパクトを生み出している団体ですが、代表の小澤いぶきさん含めスタッフの方々みなさんとても優しくて強い想いを持たれていて、気持ちの良い方ばかりです。

一般社団法人子育てデザイナーズ協会

こちらは井上さんが代表を務める団体です!ご自身の育児経験を通じて、困っている・悩んでいるパパママを少しでも支えられたら・・という想いで始められました。

子どもを育てるのがとてもしんどい社会になってしまった日本の子育てにおいて、主に共働き世帯を中心に子育てのプランニングを提供している団体です。
子育てプランニングを通し、児童虐待をなくし、子どもが未来に希望を持てる社会の実現を目指しています。

3団体の共通項は、「人」に焦点を置いてサポートや育成をしていることだなと、井上さんのお話より感じました。

編集後記

井上さん、今回はインタビューにご協力いただきありがとうございました!
井上さんの育児経験や金融知識を社会のために活かすという姿勢から、「自分にできることから少しずつ社会に働きかけていく」ことの大切さを改めて感じました。

今後も井上さんのご活躍を応援しています!

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