【脳卒中後片麻痺】悩んでいる方必見!リハビリを続ける人、続けない人

どうも、休みの日はパン屋さんに行くTrayR酒井です😋
(ちなみに1回行くと4~5個くらい食べちゃうんですけど、
皆さんは何個くらいですか?)

今回はタイトルにある通り、
キーワードは片麻痺 リハビリです!
読むことで、

・リハビリを継続することの大切さが理解できる
・現在リハビリを継続中だけど、心が折れてしまいそうな人の背中を押す
・自主リハビリや通院先でのリハビリの質の向上(より一層!)

に繋がるよう、記事を書いていきます!

まずは、脳卒中後の回復の過程についてです!
私が脳卒中のお客様と関わるときには必ず意識する内容の1つです。
「運動麻痺回復のステージ理論」です!

できるだけわかりやすく、かみ砕いて説明します
大前提として、3つのステージに大別されます。


麻痺の回復に最も重要!1st stage recovery

それぞれのステージで頭の中で起こることが変わってきます。
まずは、脳出血や脳梗塞を発症してから3ヶ月程度のまでの期間です。
これを専門的には1st stage recoveryといいます!
(逆にややこしいので覚えなくていいですが・・・
外国の研究者が唱えたので横文字なんです)

一言でいえば、3つのステージの中で
”運動麻痺の回復の可能性が最も見込まれる時期”となります。

言葉で説明すると・・・
脳梗塞や脳出血によりダメージを受けずに、
残った運動神経の働きがもっともよくなる時期

ということになります。

下手ながら、絵にしてみると・・・
例えば、3本の運動神経があったとします。
(そんな少ない訳ではありません)

1本がダメージを負い、働きが弱くなると、

神経伝導before

↓自然回復と積極的なリハビリ介入により

神経伝導after

他の2本の運動神経がいつも以上に働こうとしてくれるんです!
この現象はおおよそ3ヶ月程度をピークに働きが弱くなってくるため、
運動神経の回復にはもっとも重要な時期ということになるんです!

強化のとき!2nd stage recovery

続いて、2つめのステージです。
3ヶ月~6ヶ月程度までの期間で、
2nd stage recoveryです。そのまんまですね😆
この時期は、一言で表すと、、、
”脳内で新しいネットワークが構築される時期”となります。
よくわからないと思うので、頑張って説明します!
「脳」と聞くと、様々な部位がそれぞれの役割を担っていることは
多くの方がなんとなく知っているかと思います!その通りです。

脳 部位名

ざっくりとこんな感じですが、これよりもさらに細分化され
現代でもわからないことの方が多いくらい複雑な構成となっています😎
例えば、
(例)目の前のコップに入った水を飲みたい   
とします。
意識はしていないですが、脳内では、

・コップの形を認識する
・コップとの距離を予測する
・入っている水の量から重さを推測する
・コップをどのように掴もうかプログラムする
・どの程度、肩を持ち上げて肘を曲げて、手を開くかプログラムする

などなどが短時間の間に行われ、
スムーズにコップの水を飲むことができるんです😋

会社に置き換えると、様々な部署があり
各々が役割を果たすことで会社として成立しますよね?
(わかりにくいかな・・・?)
もしも突然、どこかの部署が人員不足により
機能しなくなってしまったら?
その他の部署で応援して、会社を回しますよね?

そういうことです!!!(笑)

つまりは、この2nd stageでは、脳のどこかが損傷され
機能しにくくなっても、他の部位で仕事を補おうとしてくれるんです✨

( ´ー`)フゥー...

まとまったかな?

では次!!

さらなる強化!!3rd stage recovery


3つ目はそう、3rd stage recoveryです😛
発症後6ヶ月以降になってくると、
2nd stage recoveryで構成された新しいネットワークが
神経レベルで伝達力が強化されます!

例に置き換えると・・・
協力しあっていた互いの部署が徐々に成熟してくるといったイメージです!

すごくわかりやすいですね!!!!?(笑)

一般的には発症後、
時期の経過とリハビリによって
このように回復してくるということです❕❕❕

大事なことを言います!

脳は良くも悪くも学習をします!!
つまり、早期より麻痺した手を使わずに、
時間が経過していっていまうと・・・
『もうこの手は使わないんだ』と脳が学習してしまいます😱😱
だから使い続けることが重要になるのです❕❕

😮『麻痺の影響で思い通りに動かないときはどうしたらいいの?』

😎「脳はイメージトレーニングをするだけでも、
                 活動すると言われています!」

足が動くように命令をする場所(エリア)、
手が動くように命令する場所(エリア)・・・

それぞれ役割分担が決まっています!
使わない状態が続いてしまうと、それぞれのエリア自体が
小さくなってしまうと言われています。

ですが、
イメージトレーニングがエリアへの刺激となり
小さくなってしまうことを予防していく働きをするんです!

ですので、コツコツと継続することが重要になります!

また、デイサービスや病院での外来リハビリ、
自宅での自主練習時にもただこなすのではなく、
しっかりと理想的な運動のイメージを持って取り組むことで
より一層の効果が期待できると思います(^^)

プラトーなんてない!!??

今まで、リハビリ界では「6ヶ月以降をプラトー」
といい、6ヶ月を過ぎると回復しないと言われてきました。
(養成校時代でもそう習った記憶があります・・・)
でもこれって、当事者の方々は身をもって感じている方が
少なくないかと思いますが、そんなことないですよね😎

百聞は一見に如かず
よければ以下の動画をみてみてください!

総合病院勤務時代では体験できなかった変化です😌
先述したように半年がプラトーと言われる背景には、
医療保険や介護保険の領域で
脳卒中者のリハビリを半年、1年、3年・・・
と継続かつ十分に実施できていないことが
影響しているように思います
だから継続していかなければならないのです!

冒頭に書きましたように、
継続することの意味が理解でき、
今現在、心が折れてしまいそうな人の背中を押せる記事に
なっていればなぁと思います。

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